**ずん
「本より先に音声配信って、これ逆じゃないのだ?本末転倒なのだ?」**
**でぇじょうぶ博士
「やんす!まさにその通りでやんす!でも、それが狙いでやんす。オーディオファーストは、文字を読む前に声優の演技で物語世界に没入させる、いわば『耳からの先制攻撃』でやんすね。」**
**やきう
「ワイ思うんやけど、本読まん奴が声優目当てで聴くだけやろ。結局オタク向けビジネスやんけ。」**
**でぇじょうぶ博士
「むむむ、確かにオタク需要は大きいでやんす。でも、『ながら作業ができる』というのは現代人の時間貧困を解決する画期的な方法でやんす。通勤中、料理中、筋トレ中...まるで耳にもう一つの脳みそを搭載するようなもんでやんす。」**
**ずん
「でも博士、目が疲れないからって、耳が疲れたら意味ないのだ。」**
**でぇじょうぶ博士
「それは違うでやんす。人間の脳は音声情報の処理に特化してるでやんす。文字を読むのは後天的スキルでやんすが、音を聴くのは本能でやんす。むしろ耳の方が疲れにくいでやんす。」**
**やきう
「ほーん。でも早見沙織使うとか、完全に声豚狙い撃ちやん。Amazonもえげつないことしよるわ。」**
**でぇじょうぶ博士
「やんすねぇ。でも声優の演技力は侮れないでやんす。プロの朗読は、活字では表現できない感情の機微を伝えられるでやんす。まるで一人芝居を耳元で披露されてるようなもんでやんす。」**
**ずん
「じゃあボクも声優になれば稼げるのだ!」**
**やきう
「お前の声、AIにすら負けとるやろ。現実見ぃや。」**
**でぇじょうぶ博士
「む、AIの話が出たでやんすね。実はAI音声も進化してるでやんすが、人間の声優には『温もり』があるでやんす。これは数値化できない価値でやんす。」**
**ずん
「温もりって、ボクの布団みたいなものなのだ?」**
**やきう
「お前の布団、半年洗ってないやろ。それ温もりちゃう、雑菌や。」**
**でぇじょうぶ博士
「話を戻すでやんす。オーディオファーストの真の革命性は、『出版不況』への解答でもあるでやんす。紙の本が売れない時代に、音声から入って後で書籍化する逆転の発想でやんす。」**
**ずん
「なるほど!じゃあ本屋さんはもう終わりなのだ?」**
**でぇじょうぶ博士
「それは早計でやんす。むしろ音声で人気が出た作品が書籍化されることで、新たな読者層を開拓できるでやんす。まるで試食コーナーで味見してから商品を買うようなもんでやんす。」**
**やきう
「でも月額1500円とか高すぎやろ。ワイのNetflixより高いやんけ。」**
**でぇじょうぶ博士
「確かに高いでやんす。でも、毎月1冊の新刊を買うと思えば安いでやんす。それに聴き放題プランもあるでやんすからね。コスパは悪くないでやんす。」**
**ずん
「でもボク、audiobook.jpとオーディブル、どっちがいいか分からないのだ。」**
**でぇじょうぶ博士
「両方使えばいいでやんす。オーディブルは独自作品が強く、audiobook.jpは日本のビジネス書が充実してるでやんす。使い分けが重要でやんす。」**
**やきう
「結局、金持ちしか両方使えへんやん。格差社会やで。」**
**ずん
「むむむ...じゃあボクは図書館で本借りて、自分で朗読して録音するのだ!これで無料オーディブックの完成なのだ!」**
**やきう
「それ著作権法違反やぞ。お前、刑務所で『ながら作業』する気か?」**
**でぇじょうぶ博士
「やきう君の言う通りでやんす。私的利用の範囲を超えるでやんす。それに、ずんの朗読なんて拷問でやんす。」**
**ずん
「ひどいのだ!じゃあボクはYouTubeで無料の朗読動画探すのだ!」**
**でぇじょうぶ博士
「それも違法アップロードの可能性があるでやんす。適法なサービスを使うのが一番でやんす。」**
**やきう
「結局、金払えってことやん。資本主義の犬どもめ。」**
**ずん
「じゃあ最終手段なのだ。ボクは本を読まない!音も聴かない!これで完璧なのだ!」**
**でぇじょうぶ博士
「それは...いわゆる『情報の自給自足』でやんすね。でも、それじゃあ世界が狭くなるでやんす。」**
**やきう
「ワイは狭い世界で十分やで。広い世界なんて疲れるだけや。」**
**ずん
「そうなのだ!ボクも自分の部屋だけで生きていくのだ!オーディブルなんていらないのだ!」**
**でぇじょうぶ博士
「やれやれ...こんな会話してる時点で、すでに情報に溺れてるでやんすけどね。」**
**ずん
「...え?あっ、そうなのだ?じゃあボクすでにオーディブル的な何かに支配されてるのだ?」**
**やきう
「お前、今気づいたんか。遅すぎやろ。」**
**ずん
「むむむ...じゃあボクはもう諦めて、早見沙織の朗読でも聴いて寝るのだ。ASMR代わりに使えば一石二鳥なのだ!」**