**ずん
** 「武豊が一言喋っただけで場をさらうって、どういうことなのだ?ボクも一言で場をさらいたいのだ!」
**でぇじょうぶ博士
** 「ずんが一言喋ったら、場が凍るだけでやんす。武豊は7000勝以上してる騎手でやんすからね。存在感が違うでやんす。」
**かっぱ
** 「お前な、武豊は競馬界のレジェンドやぞ。ずんなんか、せいぜいコンビニでレジ待ちしてる時に『あ、俺財布忘れた』って言うだけで場を凍らせるレベルやろ。」
**ずん
** 「ひ、ひどいのだ…!でも佐藤浩市に黒木瞳に妻夫木聡って、このキャストでごはん3杯いけるって書いてあるのだ!」
**でぇじょうぶ博士
** 「そうでやんす。これは『大型お約束ドラマ』の王道でやんす。最近のドラマは予算をケチって、このクラスの俳優を揃えられないでやんすからね。」
**やきう
** 「ワイ、妻夫木聡が小物感溢れてるって言われてるの見て草生えたわ。あんなイケメンが小物役とか、ワイの人生全否定やんけ。」
**かっぱ
** 「お前の人生は最初から否定されとるやろ。それより、競馬記者が通路でパソコン叩いて記事書いてるって、そんなアホなことあるかい。」
**でぇじょうぶ博士
** 「まさにそこが面白いポイントでやんす。リアリティがないからこそ、ツッコミどころ満載で二重に楽しめるでやんす。力を入れた『安易じゃないお約束ドラマ』でやんすね。」
**ずん
** 「つまり、わざとツッコミどころを作ってるってことなのだ?それって高度な戦略なのだ?」
**やきう
** 「いや、普通にリサーチ不足なだけやろ。でもそれが逆に味になってるんやから、結果オーライや。ワイの人生も結果オーライにならんかな。」
**かっぱ
** 「無理やな。お前の人生は結果もプロセスも全部アウトや。」
**でぇじょうぶ博士
** 「ちなみに、最終回は年末の有馬記念に合わせてクライマックスが来ると予想されてるでやんす。『男のロマン』『血のロマン』『男女のロマン』が全て昇華される展開でやんすよ。」
**ずん
** 「ロマンの大渋滞なのだ!でも、競馬って結局ギャンブルでしょ?そんなにロマンあるのだ?」
**やきう
** 「お前な、競馬をギャンブル扱いとか…まあギャンブルやけど。血統とか調教とか、めちゃくちゃ奥深いんやで。ワイも昔、3連単で10万溶かしたわ。」
**かっぱ
** 「それロマンちゃうやん。ただの散財や。」
**でぇじょうぶ博士
** 「競馬には『血統ロマン』というものがあるでやんす。父馬、母馬の血を受け継いで…まあ、要するに競走馬界の家系図マニアでやんすね。おいらも家系図は立派でやんすよ。」
**ずん
** 「博士の家系図って、どうせ全員モテないオタクの系譜なのだ。」
**やきう
** 「このドラマ、沢村一樹の大馬主が『マンガみたいなカッコつけっぷり』らしいな。ワイもカッコつけたいわ。」
**かっぱ
** 「お前がカッコつけたら、逆に笑われるだけやで。というか、東日スポーツの記者が通路で座り込んでパソコン叩いてたら、即ネット炎上って書いてあるな。そら当然や。」
**でぇじょうぶ博士
** 「そういう『いねーよそんなやつ』的な描写が満載なのが、このドラマの二重の楽しみ方でやんす。真面目に作ってるのに、競馬ファンからはツッコミの嵐でやんす。」
**ずん
** 「じゃあ、競馬知らない人は普通に感動して、競馬知ってる人はツッコんで楽しむってことなのだ?一粒で二度美味しいのだ!」
**やきう
** 「まあそういうことやな。ワイは競馬知ってるからツッコむ側や。お前は…どっちでもないな。ただボーッと見てるだけやろ。」
**ずん
** 「そ、そんなことないのだ!ボクだって武豊くらい知ってるのだ!えーと…馬に乗る人なのだ!」