ずん
「AIに間違えられる美少女アイドルとか、完全に令和の闇じゃないのだ?」
やきう
「ワイもインスタで加工しまくったら『実在するんか』って言われたで。引きこもりニートやのに。」
でぇじょうぶ博士
「むむむ、てのひらえるさんの事例は興味深いでやんす。SNS時代の『実在性の証明』という新たな課題が浮き彫りになってるでやんすね。」
ずん
「でも10年もアイドルやってるのに、今更『実在したんだ!』って言われるのは切なくないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「それがSNSの恐ろしさでやんす。リアルな10年のキャリアより、TikTokの17万フォロワーの方が『実在の証』になる時代でやんすからね。」
かっぱ
「つまり、原宿歩いて『おお、ホンマにおったわ!』って言われるんが最高の褒め言葉になる世界ってことやな。」
ずん
「ボクもAI扱いされたいのだ!モテるってことだよね!」
やきう
「お前の場合は『え、まだ実在してたん?』って言われるタイプやろ。」
でぇじょうぶ博士
「しかもコロナ禍でSNSに力入れて生き残ったって、まさにデジタルネイティブ世代の生存戦略でやんすね。リアルのライブができない時に、バーチャルで存在感を増すという逆転の発想でやんす。」
かっぱ
「ちょい待ち。小学生の頃ダンス流行って本気でプロ目指してたって、めっちゃ真面目やんけ。」
ずん
「でも人見知りだったのに、なんでアイドルになったのだ?矛盾してないかこれ?」
でぇじょうぶ博士
「いや、むしろ人見知りだからこそSNSという『顔が見えない距離感』が合ってたのかもしれないでやんす。リアルは苦手だけど、画面越しなら自分を表現できる。現代的な才能の開花の仕方でやんすよ。」
やきう
「ワイもそのタイプや。画面越しやとイキれるけど、リアルやと目も合わせられへん。」
ずん
「でもさ、『歌って踊るのは好きだった、そこだけは譲れない』って、めっちゃ熱いセリフなのだ!」
でぇじょうぶ博士
「そうでやんす。アイドルって、結局『見せたい自分』と『見られたくない自分』のバランスを取る職業でやんすからね。SNSはそのフィルターとして機能してるでやんす。」
やきう
「つまり、リアルで会ったら『思ってたんと違う』ってなるパターンやな。ワイの得意技や。」
かっぱ
「お前はそもそも会う約束すらしてもらえへんやろ。」
ずん
「でも26歳で10年キャリアって、16歳デビューなのだ?早すぎじゃないかこれ?」
でぇじょうぶ博士
「地下アイドル界隈ではよくある話でやんす。むしろ26歳まで続けてるのがすごいでやんすよ。多くは20代前半で引退するでやんすからね。」
やきう
「アイドルの賞味期限って残酷やな。ワイの人生と一緒や。もう26やし。」
かっぱ
「お前は16の時点で賞味期限切れとったやろ。」
ずん
「それにしても、『AIと思われる』って、ある意味最高の誉め言葉なんじゃないのだ?完璧すぎて人間に見えないってことでしょ?」
でぇじょうぶ博士
「うーん、それは微妙でやんすね。AI扱いって『加工してるだろ』『修正しまくりだろ』という疑いの裏返しでもあるでやんすから。」
やきう
「要するに『お前、盛りすぎやろ』って言われてるようなもんやな。ワイのプロフィール写真と一緒や。」
かっぱ
「お前のは盛る以前に撮影すらしてへんやろ。フリー素材使っとるやんけ。」
ずん
「でもTikTokで17万フォロワーってすごいのだ?ボクなんて17人もいないのだ!」
でぇじょうぶ博士
「17万は確かに多いでやんすが、トップクラスは数百万単位でやんすからね。ニッチな市場で安定した地位を築いたという感じでやんす。」
やきう
「ニッチって言うな。『特定の層に刺さる』って言え。ワイみたいに。」
ずん
「結局、この子は何がすごいのだ?AI扱いされることなのだ?10年続けたことなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「両方でやんす。デジタル時代に『実在性』を武器にできる稀有な存在でやんすね。多くの人が加工やAIに頼る中、『本物である』ことが逆に価値になってるでやんす。」
やきう
「つまり、本物であることを証明するために原宿歩き回らなあかんってことか。大変やな。」
かっぱ
「お前は本物のニートであることを証明するために部屋から出んでええんやから楽やな。」
ずん
「でも正直、『実在してたんだ!』って驚かれるって、それもう存在自体がエンタメになってるってことだよね?ボクもそうなりたいのだ!」
やきう
「お前の場合は『え、まだ生きてたん?』って驚かれるのが関の山やで。」
でぇじょうぶ博士
「まあ結論としては、SNS時代のアイドルは『実在性のエンターテインメント化』という新しいステージに入ってるってことでやんすね。」
ずん
「よし!ボクも明日から原宿歩いて『実在してたんだ!』って言われるのだ!...誰も知らないから無理なのだ...」