ずん
「大西洋で米軍とロシア軍が睨み合ってるのだ!これ戦争になっちゃうんじゃないのだ!?」
でぇじょうぶ博士
「やんすねぇ。まあ、タンカー一隻を巡って超大国が本気で殴り合うとは思えないでやんすが、この『マリネラ』号、まるで国際手配犯が整形して逃げ回ってるようなもんでやんす」
やきう
「船の名前変えて国籍ロンダリングしとるだけやん。ワイがバイト先変えて社会保険逃れしてるのと同じレベルやで」
でぇじょうぶ博士
「その例えは的外れでやんす...。でもまあ、『ベラ1』から『マリネラ』に改名してガイアナ船籍からロシア船籍に変更したところで、IMO番号という船の戸籍みたいなもんは変わらないでやんすからね」
やきう
「そらロシアの旗掲げとけば、アメカスも手ぇ出しにくいやろ思ったんちゃうか。でも結局追いかけられとるやんけ」
でぇじょうぶ博士
「そうでやんす。アメリカはこのタンカーが過去にイラン産原油を運んでたとして拿捕令状を出してるでやんす。トランプ大統領はベネズエラ関連の制裁対象タンカーに『全面封鎖』を命じてるでやんすから、これは本気でやんす」
ずん
「でもロシアが護衛してるんでしょ?アメリカは手出しできないんじゃないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「そこが難しいところでやんすねぇ。国際法上、船は旗国の保護下にあるでやんす。でもアメリカは『船の基本情報や制裁履歴に基づいて行動する』と言ってるでやんす。まるで『お前が髪染めても顔で分かるぜ』って言ってるようなもんでやんす」
やきう
「で、実際どうなるんや?米軍がロシア海軍おる前で強行突入すんのか?」
でぇじょうぶ博士
「それはさすがに危険すぎるでやんす。現在タンカーはスコットランドとアイスランドの間におって、距離と天候が作戦を困難にしてるでやんす。米軍はイギリスから作戦を実施する態勢らしいでやんすが...」
ずん
「ねえねえ、そもそもなんでアメリカはそこまでしてタンカー捕まえたいのだ?」
でぇじょうぶ博士
「ベネズエラのマドゥロ政権を締め上げるためでやんす。トランプ氏はベネズエラが船で麻薬を密輸してると非難してるでやんすし、実際に先月もベネズエラから出た別のタンカー『スキッパー』を拿捕してるでやんす」
やきう
「要するにアメリカは『ベネズエラ潰したいからお前らの金づる止めるで』ってことやろ。ロシアは『うちの船に手出したら承知せんぞ』と。チンピラの縄張り争いやんけ」
でぇじょうぶ博士
「まあ、そういう見方もできるでやんすねぇ...。ただ、ロシア外務省は『公海上の航行の自由を守れ』と西側を批判してるでやんす。これは実に興味深い主張でやんす」
でぇじょうぶ博士
「だって、ロシア自身が黒海でウクライナの穀物輸出を妨害してたのに、今度は『航行の自由』を主張してるでやんす。まるで昨日まで万引きしてた奴が今日は店の警備員やってるようなもんでやんす」
やきう
「ブーメランで草。でもアメリカかてイラク戦争の時は国際法無視しとったやん。どっちもどっちやわ」
ずん
「じゃあこれからどうなるのだ?本当に戦争になっちゃうのだ?」
でぇじょうぶ博士
「戦争まではいかないと思うでやんすが、外交的緊張は高まるでやんすねぇ。アメリカがどこまで強硬姿勢を貫くか、ロシアがどこまで護衛を続けるか。まるでチキンレースでやんす」
やきう
「結局タンカーはどこ行くつもりなんや?ヨーロッパか?」
でぇじょうぶ博士
「それがよくわからんでやんす。AISデータは改竄可能でやんすからね。現在は北大西洋におるようでやんすが、最終目的地は不明でやんす」
やきう
「鬼ごっこで核保有国同士が睨み合っとんねんで。シャレにならんわ」
でぇじょうぶ博士
「そうでやんすねぇ。この状況、冷戦時代を思い出させるでやんす。ただ当時と違うのは、今回は『制裁逃れ』という経済的動機が絡んでることでやんす」
ずん
「ボク思ったんだけど、タンカーって今空っぽなんでしょ?なんで空っぽの船でこんな大騒ぎしてるのだ?」
でぇじょうぶ博士
「鋭い指摘でやんす!確かに現在は積荷はないでやんす。でもアメリカからすれば、過去の制裁違反で拿捕令状が出てる『お尋ね者』でやんすから、今捕まえとかないと今後も制裁の抜け穴として使われるでやんす」
やきう
「つまり『見せしめ』ってことか。他の船に対する警告やな」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。先月の『スキッパー』拿捕も同じ狙いでやんす。『制裁破ったら逃げられへんで』というメッセージでやんす」
ずん
「でもロシアが守ってたら捕まえられないじゃん!アメリカの負けなのだ!」
でぇじょうぶ博士
「まだ勝負はついてないでやんす。天候や距離の問題が解決すれば、アメリカが強行する可能性もあるでやんす。その時ロシアが実際に武力で阻止するかどうか...」
やきう
「それやったらマジで戦争やん。プーチンもトランプもそこまでアホやないやろ...多分」
ずん
「『多分』って何なのだ!不安になるじゃないか!」
でぇじょうぶ博士
「まあ冷静に考えれば、タンカー一隻のために核保有国同士が戦争するメリットは皆無でやんす。おそらく外交交渉や妥協点を探る動きが水面下で進んでるはずでやんす」
やきう
「でもトランプってマドゥロ拘束しにカラカス攻撃したばっかやろ?あいつ何するかわからんで」
でぇじょうぶ博士
「そこが今回の状況を予測困難にしてる要因でやんすねぇ。トランプ政権の『予測不可能性』が、ロシアにとっても計算を狂わせてるはずでやんす」
ずん
「結局、ボクたちにできることって何もないのだ?」
やきう
「せいぜいニュース見て『うわぁ...』って言うくらいやな。庶民は高みの見物や」
でぇじょうぶ博士
「まあそうでやんすねぇ。ただし、もしこの対立がエスカレートすれば、原油価格への影響とか、NATO諸国の結束への影響とか、色々波及するでやんすから、無関係とも言えないでやんす」
ずん
「えー、じゃあガソリン代高くなっちゃうのだ?」
ずん
「...た、確かに持ってないのだ。でも将来的に困るかもしれないじゃん!」
でぇじょうぶ博士
「ずん君が車を買える日が来る方が、この対立が解決するより先かもしれないでやんすねぇ」
ずん
「ひどいのだ!でもまあ、世界情勢って複雑なのだ。ボクみたいな天才でも理解するのに時間かかるのだ」
ずん
「ボクは天才なのだ!少なくとも、タンカーに『マリネラ』なんてダサい名前つける奴よりは賢いのだ!」