ずん
「ミニシアターで映画観ないと損するって、マジでそんな感じなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「そうでやんすねぇ。サブスクは便利でやんすが、ミニシアターには配信されない珠玉の作品があるでやんす。まるで限定ガチャみたいなもんでやんすよ。」
やきう
「ガチャて。お前ら映画観るのに課金しとるんか。アホやろ。」
ずん
「でも家で寝転がって観た方が楽なのだ。わざわざ出かける意味あるのだ?」
でぇじょうぶ博士
「それが大間違いでやんす!映画館という空間で観ることで、作品への没入度が段違いでやんす。家だとスマホいじったり、冷蔵庫開けたり、気づいたら寝てたりするでやんすからね。」
やきう
「ワイは寝てもええやろ。金払っとんのワイやし。」
かっぱ
「お前、それ映画館でもやっとるんか。周りの迷惑考えぇや。」
ずん
「それより、この中島さんって人、『感情と感情の間の演技』が勉強になったって言ってるのだ。そんなの普通に生きてたら誰でもやってるのだ。」
でぇじょうぶ博士
「浅はかでやんす、ずん!日常で無意識にやってることを、カメラの前で意識的に再現するのは全く別物でやんす。それも、観客に『この顔はこういう感情』と一義的に読み取らせないよう微調整する技術は、まさに職人芸でやんすよ。」
やきう
「なんや知らんけど、結局アメリカの黒人差別を理解できんかったって正直に言うとるやん。それでええんか?」
かっぱ
「むしろ正直で好感持てるやん。わかったフリして適当なこと言う奴よりマシやわ。」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。異文化の問題を完全に理解することは困難でやんす。でも『理解できないこと』を理解することも、また一つの学びでやんすからね。」
ずん
「なるほどなのだ...。でも『ここで逃したら損する』って思いながら映画観るの、なんか強迫観念みたいで疲れないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「確かに一理あるでやんす。でも、その緊張感こそが映画体験を特別なものにするでやんすよ。いつでも観られると思うと、結局観ないままになることが多いでやんすからね。」
やきう
「ワイの積みゲーがまさにそれやわ...。セールで買うだけ買って放置や。」
かっぱ
「お前、それゲームちゃうやん。コレクションや。」
ずん
「でもさ、結局サブスクで観られない映画なんて、そんなに価値あるのだ?配信されないってことは需要がないってことなのだ。」
でぇじょうぶ博士
「それは暴論でやんす!配信されないのは権利関係が複雑だったり、配給会社の規模が小さかったりするだけでやんす。芸術的価値と商業的価値は必ずしも一致しないでやんす。おいらが配信されないのと同じでやんす。」
かっぱ
「てか、この『ルース・エドガー』って映画、2019年のアメリカ映画やん。もう5年以上前やで。今さら語ることあるんか?」
でぇじょうぶ博士
「むしろ時間が経ったからこそ語る価値があるでやんす。公開当時の熱狂が冷めて、作品の本質的な価値が見えてくるでやんすからね。おいらとずんの関係性みたいなもんでやんす。」
でぇじょうぶ博士
「...話を戻すでやんす。中島さんが語る『最後のランニングシーン』というのは、まさに映画の真髄でやんす。言葉にできない感情を映像で表現する、それこそが映画の力でやんすからね。」
かっぱ
「でも結局、この記事って『ミニシアターで映画観ましょう』っていう宣伝やろ?」
ずん
「そうなのだ!ボク気づいてたのだ!これってステマなのだ!」
でぇじょうぶ博士
「違うでやんす。これは一人の俳優が自分の原体験を語っているだけでやんす。それをステマと呼ぶなら、おいらの存在自体がステマでやんす。」
ずん
「でもさ、結局ミニシアターって潰れまくってるのだ。そんなに大事なら、みんなもっと行けばいいのだ。」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。でも現実は厳しいでやんす。配信サービスの台頭で、わざわざ足を運ぶ人が減っているでやんすからね。まるでおいらのモテ期を待つようなもんでやんす。」
ずん
「じゃあさ、ミニシアターが生き残るにはどうすればいいのだ?」
でぇじょうぶ博士
「難しい問題でやんす。付加価値をつけるしかないでやんすね。監督や俳優のトークショーとか、限定グッズとか、体験としての価値を高めるでやんす。おいらも付加価値をつけたいでやんす。」
やきう
「お前に付加価値なんかないやろ。むしろマイナスや。」
ずん
「それって結局、映画以外のところで勝負してるってことなのだ?映画の価値だけじゃ足りないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「鋭い指摘でやんす。でも考えてみてください。映画館という『場』そのものが体験の一部でやんす。家で一人で観るのと、見知らぬ人たちと同じ空間で観るのは全く別物でやんす。」
かっぱ
「せやな。映画館で隣の奴がポップコーンガサガサやっとると殺意わくけどな。」
ずん
「じゃあボクも今度ミニシアターに行ってみるのだ!どんな映画観ればいいのだ?」
でぇじょうぶ博士
「おすすめは...と言いたいところでやんすが、自分で予告を観て、ピンときた作品を選ぶのが一番でやんす。中島さんもそうやって『ルース・エドガー』に出会ったでやんすからね。」
かっぱ
「まあでも、人から勧められた映画より、自分で選んだ映画の方が思い入れ強くなるもんやで。」
ずん
「そっかぁ...でもボク、予告観てもどれがいいかわからないのだ。全部同じに見えるのだ。」
でぇじょうぶ博士
「それは映画を観る経験が少ないからでやんす。たくさん観れば、自分の好みが見えてくるでやんすよ。おいらも最初はみんな同じに見えたでやんす。」
やきう
「嘘つけ。お前最初から全部把握しとったやろ。」
ずん
「そういえばさ、この中島さんって福岡出身なのだ。福岡にもミニシアターあるのだ?」
でぇじょうぶ博士
「ありますでやんす!KBCシネマとか、福岡にも素晴らしいミニシアターがあるでやんす。地方のミニシアターも頑張ってるでやんすよ。」
かっぱ
「でも結局、東京一極集中やろ。地方は選択肢少ないやん。」
ずん
「じゃあボク、東京に住んでてラッキーなのだ!」
やきう
「お前、東京のどこ住んどるんや。まさか実家か?」
でぇじょうぶ博士
「まあまあ、話を戻すでやんす。重要なのは、場所じゃなくて映画と向き合う姿勢でやんす。たとえ配信でも、真剣に観れば得られるものはあるでやんすからね。」
かっぱ
「おお、いいこと言うやん博士。でも結局ミニシアターの方がええんやろ?」
でぇじょうぶ博士
「理想を言えばそうでやんすが、現実的には難しい人もいるでやんす。大事なのは、自分なりの映画との付き合い方を見つけることでやんす。」
ずん
「なんか急に真面目になったのだ。気持ち悪いのだ。」
でぇじょうぶ博士
「...そうでやんすか。では元に戻るでやんす。ずんは一生配信で十分でやんす。どうせ5分で寝るでやんすから。」
ずん
「ひどいのだ!でもまあ、確かに最近『推しの子』3話目で寝ちゃったのだ...。」
ずん
「仕方ないのだ!ボク忙しいエリートサラリーマンなのだ!」
でぇじょうぶ博士
「その設定、もう誰も信じてないでやんすよ...。」
ずん
「むぅ...じゃあボク、本当にミニシアター行って、すごい映画体験してくるのだ!で、『忘れられない一本』を語れるようになるのだ!」
かっぱ
「まあ行ったとしても、どうせスマホいじって終わりやろうな。」
ずん
「...やっぱりサブスクでいいのだ。家が一番なのだ。」