ずん
「誹謗中傷防止条例なのに、記者との会見が誹謗中傷合戦になってるのだ!これは皮肉が効きすぎなのだ!」
やきう
「ワイもこの会見見たけど、知事の逃げっぷりがプロ野球のスライディング並みやったで。質問かわしまくりや。」
でぇじょうぶ博士
「まさに『誹謗中傷防止条例』という名の『自己防衛条例』でやんすね。おいらの分析によれば、この条例案は当初の目的から大きく軌道修正されているでやんす。」
かっぱ
「せやな。泉房穂氏のSNS投稿で『誤情報が数十万人に拡散して恐ろしい』言うてたのに、個人間の誹謗中傷は対象外とか、意味わからんわ。」
ずん
「つまり、自分が困った時だけルールを作ろうとしたけど、途中で『あれ?これ自分の応援団にも刺さるんじゃね?』って気づいたってことなのだ?」
やきう
「立花孝志の件スルーしとる時点でお察しやろ。応援してもろた恩人を条例で縛るわけにはいかんのや。政治なんてそんなもんやで。」
でぇじょうぶ博士
「興味深いのは、斎藤知事の答弁テクニックでやんす。『質問の趣旨が理解できない』『個別の案件にはコメントしない』『これまで通りしっかり答える』という三段構えの回避戦術でやんす。」
かっぱ
「『これまで通り答える』言うて、これまでも答えてへんやんけ!詐欺やんけ!」
ずん
「でも、記者も『不規則発言』って注意されてるのだ。ルールは守らないとダメなのだ!」
やきう
「お前アホか。知事が質問に答えへんから記者がキレとるんやろ。ルール守って泣き寝入りしろ言うんか?」
でぇじょうぶ博士
「この会見の本質は、『誰が誹謗中傷を定義するのか』という問題でやんす。権力者が『これは誹謗中傷』と決めれば、批判も封じられる可能性があるでやんす。」
かっぱ
「せや。表現の自由ガーって言うんやったら、まず自分が率直に答えたらええのにな。ダブスタやんけ。」
ずん
「じゃあボク、この条例使って『でぇじょうぶ博士がボクのことバカにした!』って訴えるのだ!」
でぇじょうぶ博士
「それは事実の指摘であって誹謗中傷ではないでやんす。むしろずんの知的水準を正確に表現した科学的評価でやんす。」
やきう
「草。でも今回の会見、『戻れよ!』『終わってないよ!』って怒号飛び交うとか、まるで居酒屋の閉店時やんけ。」
かっぱ
「知事が『幹事社さん、大きな声出してますけど』って、完全にチクリ野郎やん。小学生か。」
ずん
「でも、記者が途中で割って入るのもマナー違反なのだ。ルールはルールなのだ!」
でぇじょうぶ博士
「ずん君、あなたは本質が見えていないでやんす。この会見は『形式的なルール』と『実質的な説明責任』の衝突でやんす。知事は前者に逃げ込んでいるでやんす。」
やきう
「しかもや、竹内英明県議は亡くなってるんやで。死人に口なしを利用しとるようにしか見えへんわ。」
かっぱ
「ほんまクソやな。立花孝志が竹内県議を『黒幕』呼ばわりして名誉毀損で起訴されとるのに、『個別案件にコメントしない』とか、冷たすぎるやろ。」
ずん
「でも、知事も大変なのだ。いちいち全部答えてたら時間足りないのだ!」
やきう
「お前、さっきから知事擁護しとるけど、何か弱み握られとるんか?」
ずん
「ち、違うのだ!ただボクは中立的な立場から物事を見てるだけなのだ!」
でぇじょうぶ博士
「中立というのは、正義と悪の中間に立つことではないでやんす。真実を見極めることでやんす。今回の件、知事は明らかに説明責任を果たしていないでやんす。」
かっぱ
「しかも『専門家と議論した』って何回も言うけど、その専門家って誰やねん。透明性ゼロやんけ。」
やきう
「専門家の意見聞いたら何でも正しいんか?専門家も人間やから間違えるし、都合のええ専門家だけ集めることもできるんやで。」
ずん
「じゃあどうすればよかったのだ?記者の質問全部に答えるのだ?」
でぇじょうぶ博士
「最低限、『なぜ条例の内容が当初の想定から変わったのか』『立花氏の行為についてどう考えるか』この2点には答えるべきだったでやんす。」
かっぱ
「せやな。それを『質問の趣旨がわからない』でかわすとか、舐めとるやろ。わからへんのやったら知事辞めたらええねん。」
ずん
「でも、このまま記者と知事が対立し続けたら、県政が停滞するのだ!誰も得しないのだ!」
やきう
「停滞しとるのは知事が説明せんからやろ。原因と結果を取り違えるな。お前、ほんま頭悪いな。」
でぇじょうぶ博士
「この問題の深層には、日本の記者会見システムの構造的欠陥があるでやんす。幹事社制度や質問回数制限などが、権力者の逃げ道を作っているでやんす。」
かっぱ
「海外やったら、答えるまで質問攻めやもんな。日本は甘すぎるわ。」
ずん
「じゃあ、この会見の一番の問題点は何なのだ?」
やきう
「『誹謗中傷防止条例』を作ろうとしとる奴が、まともに質問に答えへんことやろ。説得力ゼロや。」
でぇじょうぶ博士
「正確には、『都合の悪い真実を誹謗中傷と定義し直す可能性』でやんす。これは民主主義の根幹を揺るがす問題でやんす。」
かっぱ
「結局、権力者が『俺を批判するな条例』作ろうとしとるだけやん。バレバレやで。」
ずん
「でも、本当に悪質な誹謗中傷もあるのだ!それは規制すべきなのだ!」
やきう
「それは既存の法律で対応できるやろ。わざわざ条例作る必要あるか?」
でぇじょうぶ博士
「名誉毀損罪や侮辱罪、プロバイダ責任制限法など、既存の法的枠組みは存在するでやんす。新たに条例を作る真の目的は何か、そこを問うべきでやんす。」
やきう
「少なくとも、知事がちゃんと説明できるようになるまでは保留やろな。このままゴリ押ししたら独裁や。」
でぇじょうぶ博士
「民主主義においては、プロセスの透明性が結果と同じくらい重要でやんす。今回は完全にプロセスが不透明でやんす。」
かっぱ
「透明どころか、真っ黒やんけ。見えへんわ。」
ずん
「でも知事も人間なのだ!完璧じゃないのだ!許してあげるべきなのだ!」
やきう
「お前、さっきから何でそんな知事擁護しとるんや?まさかお前、兵庫県職員か?」
ずん
「ち、違うのだ!ボクはただの一般市民なのだ!でも、みんなが知事を責めすぎてる気がするのだ!」
でぇじょうぶ博士
「ずん君、それは責めているのではなく、説明責任を果たすよう求めているだけでやんす。両者は全く違うでやんす。」
かっぱ
「せや。『答えろ』言うてるだけで、『辞めろ』言うてるわけやないんやで。最低限のこと求めとるだけや。」
ずん
「じゃあ、記者たちはもっと冷静に質問すべきだったのだ?」
やきう
「何回冷静に聞いてもはぐらかされたから怒号になったんやろ。順序が逆や。」
でぇじょうぶ博士
「人間は合理的な期待を何度も裏切られると、感情的になるでやんす。これは心理学の基本でやんす。記者たちの反応は極めて正常でやんす。」
かっぱ
「むしろ、あんだけはぐらかされて怒らへん方がおかしいわ。聖人君子か。」
やきう
「知事が態度変えへん限り、ずっとこのままやろな。記者も県民も納得せんで。」
でぇじょうぶ博士
「最悪のシナリオは、この条例が成立し、批判的な報道や言論が『誹謗中傷』として規制されることでやんす。まるでディストピア小説でやんすね。」
かっぱ
「『1984年』かよ。怖すぎるわ。兵庫県民、ちゃんと監視しとかなあかんで。」
ずん
「でも、県民も忙しいのだ!いちいち政治なんか見てられないのだ!」
やきう
「その『忙しい』を言い訳に政治から目を背けた結果が、今の日本やろ。お前みたいな奴が一番問題やで。」
でぇじょうぶ博士
「民主主義は参加しない者に対して容赦なく罰を与えるでやんす。その罰とは、愚かな者に支配されることでやんす。これはプラトンの言葉でやんす。」
かっぱ
「深いな。でも今回の件、ほんまに考えさせられるわ。表現の自由って大事やねんな。」
やきう
「まず、この問題を忘れんことや。そして、選挙で意思表示することや。それが民主主義や。」
でぇじょうぶ博士
「加えて、メディアリテラシーを高めることでやんす。『誹謗中傷』と『正当な批判』を見分ける目を養うでやんす。」
かっぱ
「せやな。権力者が都合の悪いこと全部『誹謗中傷』って言い出したら終わりやからな。」
ずん
「わかったのだ!じゃあボク、これからはもっと政治に関心持つのだ!...ところで、でぇじょうぶ博士は相変わらずモテないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「...その質問は誹謗中傷でやんすか?」
やきう
「それは事実の指摘やから誹謗中傷やないで。安心せえ。」
かっぱ
「草。でも博士、モテんでもええやん。研究に集中できるやろ。」
ずん
「そうなのだ!博士は研究に恋してるのだ!...ん?待てよ、もしかして研究対象が『なぜボクはモテないのか』だったりするのだ?」