ずん
「Telnetって暗号化できるらしいのだ!ボク今まで騙されてたのだ!?」
でぇじょうぶ博士
「騙されてたというより、単に無知だっただけでやんす。」
やきう
「ワイもずっと平文やと思ってたわ。てか、お前ら本当にTelnet使ったことあんのか?」
ずん
「ないのだ。でも暗号化できるなら使ってみたいのだ!」
でぇじょうぶ博士
「待つでやんす。暗号化『できる』と『される』は全く別の話でやんすよ。」
やきう
「ほーん、で?結局使えるんか使えへんのか、どっちやねん。」
でぇじょうぶ博士
「使えるでやんすけど、デフォルトでは暗号化されないでやんす。つまり特定の条件とオプションが必要でやんすね。」
ずん
「じゃあ結局SSHでいいじゃんってなるのだ。」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。わざわざTelnetで暗号化するくらいなら、最初からSSH使えばいいでやんすからね。」
やきう
「てことは、この記事って『技術的には可能やで』ってだけの話やんけ。実用性皆無やん。」
でぇじょうぶ博士
「まあそうでやんすね。BSDでは10年前から対応してるらしいでやんすが、誰も使ってないでやんす。」
ずん
「10年前から対応してて誰も使ってないって、それもう絶滅危惧種なのだ。」
でぇじょうぶ博士
「Ubuntuには`telnet-ssl`というパッケージがあるでやんすが、Ubuntu20.04では動かないらしいでやんす。」
やきう
「草。対応してるって言いながら新しいバージョンで動かんとか、完全に放置されとるやんけ。」
ずん
「じゃあこの記事って何のために書かれたのだ?」
でぇじょうぶ博士
「おそらく『Telnetは絶対に暗号化できない』という誤解を解くためでやんすね。技術的トリビアとしての価値はあるでやんす。」
やきう
「トリビアって言うたら聞こえはええけど、要は『へー』で終わる話やろ。」
ずん
「でもDESって共通鍵暗号でしょ?それって安全なのだ?」
でぇじょうぶ博士
「DESは今や脆弱でやんす。現代の基準では使い物にならないでやんすね。つまり暗号化できても意味がないでやんす。」
やきう
「完全に詰んでて草。暗号化できるけど脆弱、新しいOSでは動かん、SSHでええやん。三重苦やんけ。」
ずん
「じゃあ結局、この技術を使うべき場面ってあるのだ?」
でぇじょうぶ博士
「ないでやんす。強いて言えば、レガシーシステムでSSHが使えない環境くらいでやんすかね。」
やきう
「そんな環境あったら、そもそもシステム自体を入れ替えた方がええやろ。」
ずん
「つまりこの記事は『技術的には可能だけど誰も使わない』っていう、ボクの人生そのものなのだ。」
でぇじょうぶ博士
「...ずんの人生と一緒にするのは、Telnetに失礼でやんす。」
やきう
「辛辣で草。でもまあ、こういう『できるけど使われない技術』って他にもあるんか?」
でぇじょうぶ博士
「たくさんあるでやんす。例えばIPv6とか...あ、これは使われてるでやんすね。」
ずん
「IPv6は使われてるのだ!ボクは詳しいのだ!」
やきう
「お前、さっきまでTelnetの暗号化も知らんかったやんけ。」
でぇじょうぶ博士
「まあ、この記事の教訓は『技術仕様と実際の運用は別物』ということでやんすね。」
ずん
「じゃあボクも『技術的には優秀』ってことにすればいいのだ!」
でぇじょうぶ博士
「それは無理でやんす。ずんには技術仕様すら存在しないでやんすから。」
ずん
「むぅ...じゃあボクは『理論上は働ける』ってことでいいのだ!実際に働くかどうかは別として!」