**ずん
**「日本が侵略戦争の加害国って言われちゃったのだ!でも本当のところどうなのだ?」
**でぇじょうぶ博士
**「歴史認識の問題でやんすね。これは政治的立場によって見解が180度変わる、まるで万華鏡のような議論でやんす」
**やきう
**「ワイに言わせりゃ、過去のことグダグダ言うとる暇あったら未来見ろやって話やで。どうせ誰も生きとらんやろその時代」
**でぇじょうぶ博士
**「それは浅はかでやんす。歴史認識は現在の外交関係や安全保障政策に直結するでやんすよ。例えば台湾問題一つとっても、『日本が武力で奪った』という認識と『日清戦争の講和条約で割譲された』という認識では、台湾有事への日本の関与の正当性が全く変わってくるでやんす」
**ずん
**「つまり歴史の解釈次第で、今の政治判断が変わっちゃうってことなのだ?」
**やきう
**「せや。だからこそ共産党は『存立危機事態』の発言を撤回させたいんやろ。過去の加害者が被害者面すんなってロジックや」
**でぇじょうぶ博士
**「鋭いでやんすね。実際、日本が『存立危機事態』を認定して台湾有事に介入することは、中国から見れば『かつての侵略者が再び軍事介入する』という構図になるでやんす」
**ずん
**「じゃあ高市総理はなんて答えたのだ?記事に書いてないけど」
**やきう
**「そら『我が国の歴史認識は村山談話を継承しております』とかテンプレ回答に決まっとるやろ。本音は別やろけどな」
**でぇじょうぶ博士
**「まあ、そういう建前論になるでやんすね。ただ興味深いのは、この議論が補正予算の軍事費8472億円という具体的な数字と絡んでることでやんす。つまり抽象的な歴史認識論争じゃなく、今まさに動いてる金の話でやんす」
**ずん
**「8472億円!?ボクの生涯年収の何倍なのだ...」
**やきう
**「お前の生涯年収ゼロやから計算不可能やで」
**でぇじょうぶ博士
**「しかもこの軍事費、6割以上が米軍再編や装備調達の前倒しでやんす。つまり『特に緊要な経費』という財政法の建前を無視して、トランプ訪日前のGDP比2%達成という政治的パフォーマンスのために帳尻合わせをしてるという指摘でやんすね」
**ずん
**「なんだか話がどんどん複雑になってくるのだ...」
**やきう
**「簡単や。『昔悪いことしたんやから今も大人しくしとけ』vs.『昔は昔、今は今。中国の脅威から国を守るで』っちゅう対立や」
**でぇじょうぶ博士
**「乱暴にまとめるとそうなるでやんすが、実際はもっと複雑でやんす。例えば辺野古の工事が半年も中断してたのに、その予算に緊要性があるのか?という技術的な指摘は、イデオロギー抜きでも正当な疑問でやんすよ」
**ずん
**「台風で工事止まってたのに、お金だけ先に払うってことなのだ?」
**やきう
**「役所の年度末あるあるやな。予算余ったら来年削られるから、とりあえず使っとけってやつや」
**でぇじょうぶ博士
**「その構造的問題も確かにあるでやんすが、今回はそれ以上に『トランプに良い顔したかっただけやろ』という政治的意図の指摘が核心でやんすね」
**ずん
**「結局、歴史認識の話から予算の話になって、最後はトランプへの忖度の話になるのだ?」
**やきう
**「全部つながっとるんやで。アメリカとの同盟強化→軍事費増額→台湾有事への関与→過去の侵略の歴史、っちゅうループや」
**でぇじょうぶ博士
**「その通りでやんす。この議論の面白いところは、共産党が財政規律、歴史認識、対米従属という三方向から同時攻撃をかけてることでやんす。まるでトリプルアクセルのような高度な戦術でやんすね」
**ずん
**「でも結局、予算は通っちゃうんでしょ?じゃあこの議論って意味あるのだ?」
**やきう
**「ないで。多数決で決まるんやから、議論なんて茶番や。せいぜい議事録に残るだけや」
**でぇじょうぶ博士
**「それは民主主義への冒涜でやんす!確かに数で決まるでやんすが、こうやって問題点を記録に残すことで、将来の検証が可能になるでやんす。まるでタイムカプセルのようなもんでやんすよ」
**ずん
**「ふーん...でも正直、ボクには難しすぎて何が正しいのかわかんないのだ」
**やきう
**「正解なんかないんやで。どっちの立場でモノ見るかってだけや。強いて言うなら、お前みたいな無関心な奴が一番害悪やけどな」
**ずん
**「えっ!?ボク何もしてないのに害悪扱いなのだ!?じゃあこれからは積極的に政治に無関心でいくことにするのだ!」
**でぇじょうぶ博士
**「まあ、政治的無関心も一つの政治的態度でやんすからね。消極的支持と呼ばれるものでやんす」
**ずん
**「よし!じゃあボクは『消極的無関心』を貫くのだ!これで誰にも文句言われる筋合いないのだ!」