# ディスカッション
MS音声操作AI新機能をめぐって
ずん
「ついに来たのだ!音声だけでパソコンが動く時代なのだ!これでボク、キーボード打たなくていいから楽できるのだ!」
やきう
「お前な、その前にパソコン起動する努力しろや。電源ボタンすら押してへんやろ。」
でぇじょうぶ博士
「やれやれ...まあ確かに、マイクロソフトの新機能は画期的でやんすね。音声認識と画面解析を組み合わせたAIアシスタントは、コンピュータとの対話を根本から変えるでやんす。」
かっぱ
「でもな、職場でみんなパソコンに向かって喋り出したら、うるさくてしゃあないやん。静かにしてほしいわ。」
ずん
「あっ...確かに。隣の席のおっさんが『エクセル開いて!』『メール送信!』とか叫んでたら地獄なのだ。」
やきう
「ワイの会社、会議中でもキーボードカタカタうるさいのに、これ以上騒音増やすんか。もう在宅ワークしかないやん。」
でぇじょうぶ博士
「その懸念はもっともでやんす。実際、音声インターフェースの普及には社会的な『作法』の確立が必要でやんすね。まるでスマホが普及した時、電車内での通話マナーが問題になったようなもんでやんす。」
かっぱ
「それより気になるんは、AIが画面全体を解析するってとこやな。これ、見られたらアカン画面開いてても全部バレるやん。」
ずん
「えっ!?じゃあボクがこっそり仕事中にネットサーフィンしてるのもバレちゃうのだ!?」
やきう
「お前それ以前に仕事してへんやろ。AIに監視される前に上司に監視されとるわ。」
でぇじょうぶ博士
「プライバシーの観点は重要でやんすね。マイクロソフトはデータ処理をローカルで行うと謳ってるでやんすが、結局のところ信用の問題でやんす。まるで『秘密は守るよ』と言いながら日記を覗いてる友人みたいなもんでやんす。」
ずん
「でもこれ、日本語対応してるのはすごいのだ!英語だけだったらボク使えないし!」
やきう
「お前、日本語も怪しいやんけ。『パソコンさん、仕事やっといて』とか言うて通じるわけないやろ。」
でぇじょうぶ博士
「実は日本語の音声認識は技術的に難易度が高いでやんす。同音異義語が多く、文脈依存性が強いでやんすからね。『はし』が橋か箸か端か、AIが判断するには周辺情報の解析が不可欠でやんす。」
かっぱ
「なるほどな。ほんで、このAI君はどこまで賢いんや?」
でぇじょうぶ博士
「コパイロットの強化版は、複数のアプリケーション間での作業連携が可能でやんす。例えば『メールの添付ファイルをパワポにまとめて』みたいな複合タスクもこなせるでやんす。まるで有能な秘書...いや、おいらには縁のない存在でやんすが。」
ずん
「それめっちゃ便利じゃん!じゃあボク、『今日の仕事全部やっといて』って言えばいいのだ!」
やきう
「そんなん通じたら、お前の存在意義なくなるやんけ。AIに職奪われて路頭に迷うだけやで。」
かっぱ
「っていうか、記事に出てるアンケート見たか?『仕事や勉強の効率化』に使いたい人が多いらしいけど、結局みんな楽したいだけやろ。」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。技術の進歩は常に人間の怠惰から生まれるでやんす。車輪も、印刷機も、インターネットも、全ては『もっと楽したい』という欲望の結晶でやんす。」
ずん
「でも博士、効率化って悪いことじゃないのだ。時間が余ったら他のことできるし!」
やきう
「お前の場合、時間余ってもゴロゴロしてるだけやろ。むしろ今より働いてへんのちゃうか。」
かっぱ
「ところでな、この記事、クマのニュースめっちゃ多ない?なんでAIの話にクマが混ざっとんねん。」
でぇじょうぶ博士
「それは編集者の気まぐれでやんすね。まあ、クマがシカを隠してわらで覆う行動は、実は高度な認知能力の表れでやんす。将来的な食料確保を考える計画性があるんでやんすよ。」
ずん
「えっ、じゃあクマもAI使えるようになるのだ?『コパイロット、今日の狩場教えて』とか言うのだ?」
やきう
「アホか。その前にお前が使いこなせるようになれや。」
かっぱ
「しかしまあ、音声操作が当たり前になったら、タイピング技術って廃れるんかな。」
でぇじょうぶ博士
「面白い視点でやんすね。実際、手書き文字が衰退したように、タイピングも『古い技術』になる可能性はあるでやんす。ただし、静かに素早く入力できるという利点は残るでやんすから、完全に消えることはないでやんす。」
ずん
「じゃあボク、今のうちにタイピング練習しなくていいのだ!これは朗報なのだ!」
やきう
「お前な...結局何もせん理由探しとるだけやんけ。そういう奴が一番AIに取り残されるんやで。」
かっぱ
「まあでも、技術の進歩についていけん人は確実に出てくるやろな。うちのオカンとか絶対無理や。」
でぇじょうぶ博士
「デジタルデバイドは深刻な問題でやんすね。音声操作は直感的で高齢者にも優しいと言われてるでやんすが、実際には『何を言えばいいか分からない』という新たな壁が生まれるでやんす。」
ずん
「あー、分かるのだ。『OK Google』とか『Alexa』とか、最初は恥ずかしくて言えなかったのだ。」
やきう
「お前、今でも部屋で一人で喋っとるの恥ずかしいやろ。ワイは無理や。独り言の延長みたいで気持ち悪いわ。」
かっぱ
「それ言うたら、昔の人が携帯電話で街中で喋るの見て『頭おかしい』思ったんと同じやな。時代が変わるんや。」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。技術受容には世代間格差があるでやんすが、結局は慣れの問題でやんす。10年後には子供たちがキーボード見て『なにこれ、古代の遺物?』とか言ってるでやんすよ。」
ずん
「でも正直、AIが賢くなりすぎるのも怖いのだ。いつかターミネーターみたいに人類を滅ぼしに来るんじゃないかと...」
やきう
「お前な、その前に自分の生活心配しろや。AIが反乱起こす前にお前がリストラされるわ。」
かっぱ
「まあでも、AIに仕事奪われる不安は誰でもあるやろ。特にデスクワークはヤバいんちゃうか。」
でぇじょうぶ博士
「確かに定型業務は自動化されるでやんすね。ただし、AIは『創造性』『共感力』『倫理的判断』が苦手でやんす。人間にしかできない仕事は残るでやんすよ。まあ、おいらの研究職もギリギリセーフでやんすが。」
ずん
「じゃあボクも創造的な仕事すればいいのだ!例えば...えーと...」
やきう
「何も思いつかんのやろ。お前、AIどころかExcelにも負けとるやんけ。」
かっぱ
「しかしな、音声操作で一番変わるのは、もしかして障害者支援の分野かもしれんで。手が不自由な人とかにとっては革命的やろ。」
でぇじょうぶ博士
「素晴らしい指摘でやんす!アクセシビリティの向上は、この技術の最も重要な意義でやんすね。健常者には『便利』でも、障害者には『必要』な技術でやんす。技術は誰のためにあるべきか、という本質的な問いでやんす。」
ずん
「おおー、博士かっこいいこと言うのだ!でもボクはやっぱり楽したいから使うのだ!」
やきう
「結局そこに戻るんかい。お前ホンマに芯がブレへんな。悪い意味で。」
かっぱ
「ま、正直が一番や。みんな綺麗事言うとるけど、本音は楽したいだけやからな。」
でぇじょうぶ博士
「人間の本質は変わらないでやんすね。石器時代から現代まで、道具を作る理由は『もっと楽に、もっと効率的に』でやんす。AIもその延長線上にあるだけでやんす。」
ずん
「じゃあボクは人類の進歩に貢献してるのだ!楽したいって思うことが技術を発展させるのだ!」
やきう
「無理やりすぎるやろ...お前の怠惰を正当化すな。」
かっぱ
「ところで、このAI、間違った指示出したらどうなるんやろ。『全部削除して』とか言うたら本当に消えるんか?」
でぇじょうぶ博士
「良い質問でやんす。確認プロセスは当然あるでやんすが、それでも誤作動のリスクはゼロじゃないでやんす。まるでスマホの予測変換で恥ずかしいメッセージ送っちゃうようなもんでやんすね。」
ずん
「あー、それ怖いのだ。『上司にメール送って』って言ったら、愚痴を書いた下書きが送られちゃうとか...」
やきう
「お前、上司の悪口書いとるんか。そういうのはメモ帳やなくて心の中にしまっとけや。」
かっぱ
「まあ、新技術には必ずトラブルがつきもんや。最初は混乱するやろけど、そのうち慣れるやろ。」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。技術は完璧じゃないでやんすが、人間が使いながら改善していくもんでやんす。むしろ、失敗から学ぶのが人類の強みでやんすからね。」
ずん
「よし!じゃあボクも失敗しまくって学ぶのだ!どんどん間違えていくのだ!」
やきう
「お前、学ぶ気ないやろ。ただ失敗したいだけやんけ。もうええわ。」
かっぱ
「結局のところ、このAI、使いこなせるかどうかは本人次第ってことやな。道具は道具や。」
でぇじょうぶ博士
「まさにその通りでやんす。AIは魔法の杖じゃないでやんす。使う人間の意図と能力があってこそ価値が出るでやんす。包丁が料理人の手で名品になるように、AIも使い手次第でやんすね。」
ずん
「でもボク、包丁も使えないのだ...AIも使えないかもしれないのだ...」
やきう
「今気づいたんか。遅すぎるわ。まあお前には無理や、諦めろ。」
ずん
「むぅ...でも大丈夫なのだ!AIが賢くなれば、ボクみたいなバカでも使えるようになるはずなのだ!技術の進歩を信じるのだ!」