ずん
「ヒトラーが遺伝病だったってマジなのだ?歴史の教科書、全部書き直しじゃね?」
でぇじょうぶ博士
「カルマン症候群の可能性が極めて高いという結果が出たでやんす。これはテストステロン値の低下や性的発達の遅れを引き起こす遺伝性疾患でやんすね」
やきう
「ちょ待てや。DNA検査ってどうやってやったんや?ヒトラー死んで何十年経っとんねん」
でぇじょうぶ博士
「自殺したソファから採取した血液サンプルを使ったでやんす。ソ連軍が回収して保管していたものでやんすよ」
ずん
「え、ソファの血液って何十年も保存できるのだ?ボクのコーヒーなんて1週間で腐るのに」
やきう
「お前のと一緒にすな。っていうか、これで『ユダヤ人の血が流れてた』説が否定されたんやろ?」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。Y染色体が男系親族と一致したことで、祖母がユダヤ人雇い主に妊娠させられたという説は完全に覆されたでやんす」
ずん
「なんか皮肉すぎて笑えないのだ...。自分が排除しようとした人たちと同じカテゴリーに入る遺伝子だったなんて」
やきう
「遺伝学者のキング氏も『もし自分のDNA見たら、自分をガス室送りにしただろう』って言うとるしな」
でぇじょうぶ博士
「さらに自閉症、統合失調症、双極性障害の遺伝的素因も上位1%以内だったでやんす。ただし研究チームは、これが彼の政策を説明・正当化するものではないと強調してるでやんすけどね」
ずん
「でも結局、性的発達の問題がコンプレックスになって、あんな残虐な思想に走ったってことになるのだ?」
やきう
「そう単純化するのは危険やで。コンプレックス持ってる奴全員が独裁者になるわけやないんやから」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。因果関係と相関関係を混同してはいけないでやんす。遺伝的素因があったからといって、それが直接的に彼の行動を決定づけたわけではないでやんす」
ずん
「じゃあ何のためにこんな検査したのだ?死んだ独裁者の秘密暴いて面白がってるだけじゃないのだ?」
やきう
「まあ確かに、ドキュメンタリー番組のネタやしな。視聴率稼ぎって言われても仕方ないわ」
でぇじょうぶ博士
「しかし歴史的には重要な意味があるでやんす。独裁者を神格化したり悪魔化したりせず、一人の人間として理解する材料になるでやんすからね」
ずん
「でもさ、これって倫理的にどうなのだ?死んだ人のDNA勝手に調べて公表していいのだ?」
やきう
「ヒトラーに人権配慮する必要あるんか?6000万人殺した奴やぞ」
でぇじょうぶ博士
「むむむ、それは危険な考え方でやんす。『悪人には人権不要』という論理は、まさにヒトラーが使った論理と同じでやんすよ」
ずん
「うわ、深いのだ...。じゃあこの研究結果、今後どう使われるのだ?」
やきう
「優生学の危険性を示す教材にはなるやろな。『完璧な遺伝子』なんて存在せんってことや」
でぇじょうぶ博士
「実際、ヒトラー自身が自分の遺伝子基準で『不適格』だったというのは、優生思想の矛盾を象徴してるでやんすね」
ずん
「でもさ、遺伝子検査技術がもっと発達したら、『将来独裁者になる遺伝子』とか言い出す奴出てくるんじゃないのだ?」
やきう
「それこそディストピアやんけ。トム・クルーズの『マイノリティ・リポート』の世界やん」
でぇじょうぶ博士
「遺伝子は可能性を示すだけで、運命を決定するものではないでやんす。環境や教育、個人の選択が重要でやんすよ」
ずん
「じゃあ結局、この研究で分かったことって何なのだ?」
やきう
「『誰でも独裁者になれる可能性がある』ってことちゃうか?遺伝子のせいにはできんってことや」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。むしろこの研究は『遺伝的決定論』の危険性を示してるでやんすね。ヒトラーの思想そのものを否定する結果になってるでやんす」
ずん
「なんか頭痛くなってきたのだ...。歴史って複雑すぎるのだ」
やきう
「お前の脳みそが単純すぎるだけやろ。カルマン症候群より深刻や」
ずん
「ひどいのだ!でもさ、一つだけ確実に言えることがあるのだ」
ずん
「ヒトラーのソファを何十年も保管してたソ連の倉庫係、絶対に『まさかDNA検査に使われるとは...』って思ってないはずなのだ。ボクだったら速攻でメルカリに出品してたのだ」