ずん
「日本にこんなマジモンのヤバい奴がいたとか信じられないのだ!まるで漫画じゃん!」
でぇじょうぶ博士
「児玉誉士夫でやんすね。戦後日本の裏社会における最大級のフィクサーでやんす。10代で右翼団体入りから首相暗殺計画まで、まさに昭和の闇そのものでやんす。」
やきう
「ワイ、この手の話大好きやねん。今の政治家なんてヌルすぎるわ。こういう豪傑がおらんくなったから日本はダメになったんや。」
でぇじょうぶ博士
「やきう君、それは違うでやんす。児玉は海軍の下請けとして中国で戦略物資を『調達』という名の略奪をしていたでやんす。終戦時に隠匿した貴金属は、今の価値で数百億円規模とも言われているでやんす。」
ずん
「え、数百億!?それって完全に泥棒じゃん!なんで捕まらなかったのだ?」
やきう
「そらアメちゃんと取引したからやろ。CIAに情報売って無罪放免や。ビジネスの天才やん。」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。児玉は戦後、GHQに中国大陸での情報を提供し、A級戦犯容疑を逃れたでやんす。そして隠匿した資金で自民党の結党資金を提供したとも言われているでやんす。」
ずん
「ちょ、待って。つまり自民党って、泥棒のお金で作られたってことなのだ?」
やきう
「まあそういうことやな。戦後日本の政治の裏には、こういうダーティマネーがゴロゴロ転がっとったんや。綺麗事だけじゃ国は作れんのやで。」
でぇじょうぶ博士
「児玉の凄いところは、政界だけでなく財界、そして暴力団にまで人脈を持っていた点でやんす。ロッキード事件では全日空への航空機売り込みの仲介役として暗躍したでやんすし。」
ずん
「ロッキード事件って田中角栄が捕まったやつだよね?児玉も関わってたのだ?」
でぇじょうぶ博士
「中心人物の一人でやんす。ロッキード社から21億円もの工作資金を受け取っていたとされているでやんす。ちなみに当時、右翼の若者が児玉邸に自家用機で特攻したでやんすよ。」
やきう
「それ知っとる!右翼に特攻される右翼とか、もうワケわからんわ。昭和ってマジで狂った時代やったんやな。」
ずん
「でも結局、児玉って何がしたかったのだ?お金?権力?」
でぇじょうぶ博士
「そこが興味深いところでやんす。児玉本人は『日本のため』と本気で信じていた節があるでやんす。右翼思想と個人的利益が完全に混ざり合っていたでやんすね。」
やきう
「要するに、愛国無罪ってやつか。都合ええなぁ。ワイも『日本のため』言うたら脱税できるんか?」
でぇじょうぶ博士
「できないでやんす。やきう君には政財界へのコネも暴力団との人脈も、何より度胸がないでやんす。あと運動神経も…」
やきう
「余計なこと言うな博士。じゃあ現代にこういう黒幕っておるんか?」
でぇじょうぶ博士
「情報化社会の現代では、児玉のような派手な黒幕は生まれにくいでやんす。ただし、より巧妙で見えにくい形で権力を行使する人物は確実にいるでやんすよ。」
ずん
「怖いのだ…。でもある意味、児玉みたいな分かりやすい悪役の方がマシだったのかもしれないのだ。」
やきう
「分かりやすい悪役www お前、何様やねん。児玉からしたら『自分は正義や』思っとったわけやろ?悪なんて立場で変わるんや。」
でぇじょうぶ博士
「やきう君、たまにいいこと言うでやんすね。児玉の人生は、正義と悪、愛国と私利私欲の境界線が曖昧だった時代を象徴しているでやんす。」
ずん
「うーん、難しいのだ。でもボク思ったんだけど、数百億円も隠し持ってて豪邸に住んでたのに、最期は特攻されかけて病気で死ぬとか、お金持っててもハッピーじゃなかったってことだよね?」
やきう
「それはお前が貧乏やから言えるセリフや。金があって不幸と、金なくて不幸やったら、前者選ぶわ普通。」
でぇじょうぶ博士
「ただ、児玉は晩年、脳梗塞で半身不随になり、ロッキード事件の公判にも車椅子で出廷せざるを得なかったでやんす。栄華を極めた人物の哀れな末路とも言えるでやんすね。」
ずん
「やっぱり因果応報ってあるのだ!悪いことしたら最後は報いを受けるのだ!」
やきう
「お花畑か。児玉は87歳まで生きて、豪邸で死んだんやで。庶民が思うほど『報い』なんか受けてへんわ。」
でぇじょうぶ博士
「確かに、法的には実刑判決を受けることなく天寿を全うしたでやんす。これが昭和という時代の現実でやんすね。」
ずん
「じゃあ、結局この人は勝ち組だったってことなのだ?なんか釈然としないのだ…」
やきう
「勝ち組も負け組も、死んだら一緒や。ただ、児玉は少なくとも歴史に名前残したやろ。お前みたいな凡人とは格が違うわ。」
ずん
「ムカつくけど反論できないのだ…。でもボクは児玉みたいにならなくて良かったのだ。だって特攻されるとか絶対嫌だし、友達もいなさそうだし…」
でぇじょうぶ博士
「ずん君、友達の心配をする前に、まず自分の交友関係を見直した方がいいでやんす。おいらもやきう君も、一般的な意味での『友達』ではないでやんすからね。」
やきう
「博士、それワイらも含めて全員にブーメランやんけ。まあええわ。結局、児玉みたいな怪物が生まれたんは、戦争っちゅう異常事態やったからやろ?」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。戦時中の混乱と戦後の権力の空白が、児玉のような人物に絶好の機会を与えたでやんす。ある意味、時代が生んだモンスターでやんすね。」
ずん
「じゃあ今は平和だから、もうこういう人は出てこないってことだね!良かったのだ!」
やきう
「甘いわ。形を変えて今もおるに決まっとるやろ。お前、政治家の裏金問題とか知らんのか?人間の本質なんて変わらんで。」
でぇじょうぶ博士
「やきう君の言う通りでやんす。権力と金と暴力の三角関係は、形を変えて今も存在するでやんす。ただし、SNSやメディアの発達で、かつてほど闇の中で自由に動けなくなっているのも事実でやんす。」
ずん
「うーん…。でも結局、ボクら一般人には関係ない話なのだ。児玉みたいな人がいようがいまいが、ボクの生活は変わらないし…」
やきう
「そういう無関心が一番アカンねん。お前みたいなアホが政治に無関心やから、裏で好き勝手やられるんやで。まあワイも選挙行かんけどな。」
でぇじょうぶ博士
「矛盾しているでやんす、やきう君…。ただ、児玉の話から学べることは多いでやんす。権力は必ず腐敗するし、金と暴力は常に結びつこうとするでやんす。それを監視し続けることが民主主義の要諦でやんすね。」
ずん
「民主主義の要諦…難しい言葉使うのやめてほしいのだ。要するに、『悪い奴を見張り続けろ』ってことでしょ?」
でぇじょうぶ博士
「そこは否定できないでやんす…。」
ずん
「えぇ!? ちょ、待って!ボク何もしてないのだ!児玉みたいに略奪も暗殺計画もしてないし、むしろ被害者側なのだ!」
やきう
「お前の存在自体が社会への略奪やろ。生産性ゼロで文句だけ一人前や。児玉の方がまだマシやわ。」
ずん
「ひどいのだ…。でもまあ、児玉の人生見てると、悪いことして成功しても最後は半身不随で車椅子とか、やっぱり真っ当に生きた方がいいって思うのだ。ボクは堅実な人生を歩むのだ!」
でぇじょうぶ博士
「ずん君、君は『堅実』じゃなくて『何もしてない』だけでやんす。それは全く別物でやんすよ。」
ずん
「何もしないことこそ最強の防御なのだ!児玉みたいに目立ったら特攻されるし、金持ちになったら税務調査されるし、有名になったらアンチが湧くのだ。ボクは賢いから、最初から戦わないという選択をしてるのだ!」