ずん
「デロイトトーマツが3100時間も水増し請求してたのだ!これって、ボクが毎日8時間サボり続けて1年以上かかる時間なのだ!」
やきう
「お前、毎日8時間もサボれる仕事しとるんか。ワイなんて24時間サボっとるのに給料ゼロやで。」
でぇじょうぶ博士
「やんすねぇ。デロイトトーマツといえば、Big4と呼ばれる世界的な会計事務所グループの一角でやんす。M&Aや企業再編のプロ集団が、まさか小学生レベルの日報改ざんをするとは...おいらもビックリでやんす。」
ずん
「でも博士、日報改ざんって具体的にどうやるのだ?ボクも参考にしたいのだ。」
でぇじょうぶ博士
「ずん君、それは犯罪でやんす!要するに、別のプロジェクトで働いていた社員の時間を、総務省のデジ活事業に働いていたことにして請求していたでやんす。いわば、ラーメン屋で注文してないチャーシューを会計に入れられるようなもんでやんすよ。」
やきう
「ほーん。でも税金やから誰も気づかへんと思ったんやろな。まるでワイが親の財布から小銭抜いてたときみたいやん。」
でぇじょうぶ博士
「しかもでやんすね、この会社は2020年に持続化給付金事業で427億円も受託していた実績があるでやんす。コロナで困っている人を助ける事業を請け負っておいて、裏で水増し請求とは...まるでボランティア団体が募金箱に手を突っ込んでいるようなもんでやんす。」
やきう
「427億円...ワイの生涯年収の何倍やねん。つーか、そんな大金扱っとるのに、3100時間程度の水増しでコケるとか、詰めが甘すぎやろ。」
ずん
「でも総務省も『過請求の可能性を把握』って言ってるだけで、まだ返してもらってないのだ。これって、お金貸した友達が『多分返してくれると思う』って言ってるレベルなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「鋭いでやんすね、ずん君。実は官公庁と大手コンサルの関係は、まるで共依存のカップルみたいなもんでやんす。官公庁は専門知識が必要で、コンサルに頼らざるを得ない。コンサルは官公庁案件で箔をつけたい。お互いにズブズブでやんすよ。」
やきう
「せやな。ワイも昔バイト先で時給誤魔化そうとしたけど、速攻でバレて怒られたで。デロイトは何年もバレへんかったんやから、チェック体制ガバガバやったんやろ。」
ずん
「じゃあさ、他の案件でも水増ししてる可能性があるってことなのだ?記事には『別の省庁案件での疑惑』って書いてあるのだ!」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。今回発覚したのは氷山の一角かもしれないでやんすね。内部通報があったから明るみに出ただけで、他にも同様のケースがあると考えるのが自然でやんす。まるで、ゴキブリを1匹見たら30匹いると思えって話でやんすよ。」
やきう
「しかも子会社の管理不備のせいにしとるやん。『DTTWC社の管理上の不備』って。親会社は知りませんでしたーって逃げる気満々やで。」
ずん
「卑怯なのだ!でもボクもよく『パソコンの調子が悪くて』って言い訳するから、気持ちはわかるのだ。」
でぇじょうぶ博士
「ずん君、それとこれとは規模が違いすぎるでやんす...。しかしでやんすね、一番の問題は『再発防止に万全を尽くす』とか言いながら、具体策が何も示されていないことでやんす。まるで『次は気をつけます』で済ませようとする小学生の反省文レベルでやんすよ。」
やきう
「せやせや。ワイが会社で同じことしたら即クビやで。てかワイ会社行ってへんけど。」
ずん
「でもさ、総務省も『事実確認中』って悠長なこと言ってるのだ。税金なんだから、もっと厳しく追及するべきなのだ!」
でぇじょうぶ博士
「それがでやんすね、官僚とコンサルの天下りルートとかもあって、お互いに強く出られない構造があるでやんす。まるで、浮気がバレたカップルが『話し合いで解決しましょう』って言ってるようなもんでやんすよ。結局、納税者が一番の被害者でやんす。」
やきう
「つまり、ワイらの税金がコンサルの懐に消えてったってことやな。腹立つわー。まあ、ワイ税金払ってへんけど。」
ずん
「やきう、それ自慢にならないのだ...。でも、3100時間分の給料って、いくらぐらいになるのだ?」
でぇじょうぶ博士
「仮に時給3000円として計算すると...約930万円でやんす。ただ、コンサルの単価はもっと高いでやんすから、実際はその数倍かもしれないでやんすね。おいらの年収より高いでやんす...悲しいでやんす...」
やきう
「博士、お前モテへんし年収も低いんか。ワイと同レベルやんけ。」
ずん
「でもさ、こういう大手コンサルって、普段は『コンプライアンス』とか『ガバナンス』とか偉そうに言ってるイメージなのだ。それが自分とこでは日報改ざんしてたなんて、笑えるのだ!」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。まるで禁煙外来の医者がタバコ吸ってるようなもんでやんすね。企業に『内部統制を強化しましょう』とかアドバイスしてる会社が、自社では3100時間もの不正を見逃していたとは...おいらでももうちょっとマシな管理するでやんす。」
やきう
「てか、内部通報した人、勇気あるな。Big4の一角に楯突くとか、ワイには絶対無理や。まあワイ、そもそも働いてへんけど。」
ずん
「やきう、さっきから『働いてない』アピールがうるさいのだ!でも、この告発者は大丈夫なのだ?報復とかされないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「それは心配でやんすね。日本の内部通報制度は形だけのものが多くて、実際には通報者が不利益を被るケースが後を絶たないでやんす。今回も『追い出し部屋』の記事が関連記事に出てるあたり、この会社の体質が透けて見えるでやんすよ。」
やきう
「追い出し部屋って、ワイの部屋のことかと思ったわ。親に追い出されそうやからな。」
ずん
「それは自業自得なのだ...。でも博士、これからどうなるのだ?ちゃんと罰せられるのだ?」
でぇじょうぶ博士
「残念ながら、おそらく『返金して終わり』になる可能性が高いでやんす。刑事告発されるかどうかも微妙なところでやんすね。結局、『管理の不備でした、すみません』で済ませて、数年後には何事もなかったかのように同じような案件を受注してると予想するでやんす。日本の不正に対する処罰の甘さは、まるで母親が息子の悪戯を『もうしちゃダメよ〜』で済ませるようなもんでやんすよ。」
やきう
「それな。大企業は何やっても許されるんや。ワイみたいな底辺が万引きしたら即逮捕やのに。まあ、ワイ万引きしてへんけど。」
ずん
「やきう、『してない』アピールが逆に怪しいのだ...。でもさ、これって氷山の一角なのだ?他のコンサル会社もやってるのだ?」
でぇじょうぶ博士
「可能性は十分にあるでやんす。記事の最後に『PwC、ベイカレント、アクセンチュアの匿名座談会』とか『追い出し部屋報道』とか出てくるあたり、コンサル業界全体の闇が深いことを示唆してるでやんすね。まるで、一つの不祥事が明るみに出たら芋づる式にボロボロ出てくる展開でやんす。」
やきう
「コンサル業界って、キラキラしたイメージやったのに、実態はブラックなんやな。ワイ、就活しとったらコンサル志望やったかもしれへんけど、今はニートで良かったわ。」
ずん
「それ、全然良くないのだ!でも、ボクもコンサルって『賢い人が集まって、企業の問題を解決する素敵なお仕事』だと思ってたのだ。実際は日報改ざんする仕事だったなんて、ショックなのだ!」
でぇじょうぶ博士
「まあ、全てのコンサルがそうとは限らないでやんすが、今回のケースは確かに業界のイメージを大きく損なったでやんすね。特にデロイトトーマツは『デジタル活用支援推進事業』という、高齢者のデジタルデバイド解消を目的とした事業で不正をしていたわけでやんす。まるで、おばあちゃんを騙す詐欺師みたいなもんでやんすよ。」
やきう
「おばあちゃん詐欺って、オレオレ詐欺のことか。あれもエリートがやっとるって聞くしな。エリートって結局クズばっかやん。」
ずん
「じゃあボクもエリートにならない方がいいのだ!クズになりたくないのだ!」
でぇじょうぶ博士
「ずん君...君はエリートになる前に、まず定時に出社することから始めるべきでやんす...」
やきう
「博士、ずんに正論かますのやめたれや。ワイも刺さるやんけ。」
ずん
「二人とも黙るのだ!...で、結局この事件、ボクたちの生活に何か影響あるのだ?」
でぇじょうぶ博士
「直接的な影響は少ないでやんすが、こういう不正が横行すると、本来必要な事業に予算が回らなくなるでやんす。それに、官公庁への信頼も失墜するでやんすね。まるで、家計を任せてた配偶者がギャンブルで使い込んでたと知ったような絶望感でやんすよ。」
やきう
「せやな。税金の使い道がこれじゃあ、真面目に働くのがアホらしくなるわ。まあワイ、働いてへんけど。」
ずん
「もう『働いてない』ネタはいいのだ!でも、この事件で一番得したのは誰なのだ?」
でぇじょうぶ博士
「皮肉な話でやんすが、週刊文春でやんすね。こういうスクープで雑誌が売れるでやんす。あと、デロイトの競合他社も『うちはちゃんとやってます』とアピールできるチャンスでやんす。まあ、本当にちゃんとやってるかは怪しいでやんすけどね。」
やきう
「文春砲ってやつやな。文春は日本の警察より優秀なんちゃうか。」
ずん
「じゃあボクも文春に就職すればよかったのだ!税金泥棒を暴く正義の味方になれたのだ!」
でぇじょうぶ博士
「ずん君、君が正義の味方になる前に、まず自分の勤怠を正直に申告することから始めるべきでやんす...今回のデロイトと同じ穴のムジナでやんすよ...」
ずん
「ギクッ!な、何のことだかわからないのだ!ボクは毎日真面目に働いてるのだ!...たぶん!...きっと!...3100時間も誤魔化してないのだ!!」