ずん
「ゲームするだけで食材もらえるとか、これもうニート最強の時代が来たんじゃないのだ!?」
でぇじょうぶ博士
「甘いでやんす。広告を見る労働をしてるだけで、結局は広告主に搾取されてるでやんすよ。」
やきう
「ワイ、これ試したけど1時間やって大根1本やで。時給換算したらコンビニバイト以下や。」
ずん
「え...じゃあ普通に働いた方がマシってことなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「そうでやんす。しかも広告を見る時間は人生の無駄遣いでやんすからね。時は金なりでやんす。」
やきう
「でも家で寝転びながらできるのはええやろ。外出る必要ないし。」
ずん
「それだ!ボク、外出たくないから完璧なシステムなのだ!」
でぇじょうぶ博士
「...そういう発想が貧困を生むでやんす。引きこもりながら大根育ててどうするでやんす。」
やきう
「つーか、仮想農園で野菜育てるより、ベランダで本物育てた方が早いやろ。」
ずん
「でもベランダ栽培って水やりとか面倒くさいのだ...」
でぇじょうぶ博士
「アプリも広告見て水ためるんでやんす。結局労働してるでやんす。むしろリアル栽培の方が健康的でやんす。」
やきう
「ワイの知り合い、このアプリで月に白菜2個もろてドヤ顔しとったで。スーパーで買えよって話や。」
ずん
「でも無料で食材もらえるって最高じゃないのだ!」
でぇじょうぶ博士
「無料なんて存在しないでやんす。あなたの時間と個人情報が対価でやんす。まるでファウスト博士が悪魔に魂を売るようなもんでやんす。」
やきう
「結局、企業は広告費でウハウハ、利用者は大根1本で喜んでる構図や。誰が得してるか考えろや。」
ずん
「むむむ...じゃあこのアプリ使ってる人たちはバカってことなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「バカではないでやんす。ただ、経済合理性を理解してないだけでやんす。時間価値の概念がないでやんすね。」
やきう
「物価高対策っていうけど、結局は貧困ビジネスの新形態やんけ。」
でぇじょうぶ博士
「簡単でやんす。スキルを磨いて稼ぐ力をつけるでやんす。大根育ててる時間があったら、プログラミングの勉強でもするでやんす。」
やきう
「まあ確かにな。アプリで大根育てる努力を、自分のキャリアに使えばええ話や。」
ずん
「でも今すぐお金が欲しいのだ...スキルアップとか時間かかりすぎなのだ。」
でぇじょうぶ博士
「それこそが貧困の罠でやんす。目先の大根に釣られて、長期的な投資を怠るでやんす。」
やきう
「ワイの親戚のおばちゃん、このアプリで年間トマト10個もろて喜んどったわ。その労力で畑借りて栽培すれば100倍は取れるのにな。」
でぇじょうぶ博士
「だから考え方の問題でやんす。投資と消費の違いがわからない人は、永遠に搾取される側でやんす。」
ずん
「ちょっと待つのだ!じゃあボクはどうすればいいんだ!?」
でぇじょうぶ博士
「まず、アプリを消すでやんす。そして図書館で経済の本を借りて読むでやんす。無料でやんすよ。」
やきう
「図書館とか行ったことないやろ、お前。外出るのすら嫌がってるくせに。」
でぇじょうぶ博士
「本末転倒でやんす。お金を節約したいのに、お金を使うでやんす。まさにカオスでやんす。」
やきう
「ワイ、このアプリ開発した会社の株買おうかな。バカから搾取するビジネスモデルは儲かるからな。」
ずん
「やきうさん、それ倫理的にどうなのだ...?」
やきう
「倫理?金になるかどうかが全てやで。お前も早く気づけや。」
でぇじょうぶ博士
「やれやれ...資本主義の闇を体現してるでやんすね。でも間違ってはいないでやんす。」
ずん
「じゃあボクも株買うのだ!バカから搾取する側に回るのだ!」
でぇじょうぶ博士
「...あなたは搾取される側でやんす。株を買う金もないでやんす。」
やきう
「お前、アプリで大根育ててる場合やないで。まず働けや。」
ずん
「むぅ...じゃあせめてこのアプリで白菜を育てて、それを転売するビジネスを始めるのだ!」
でぇじょうぶ博士
「規約違反でやんす。アカウント停止されて終わりでやんす。そもそも白菜1個の転売とか、メルカリの送料で赤字でやんす。」
やきう
「お前、ほんまアホやな。なんでそんなに搾取されたいんや。マゾか?」
ずん
「違うのだ!ボクは賢く生きようとしてるだけなのだ!」
でぇじょうぶ博士
「その努力の方向性が間違ってるでやんす。大根を育てる知恵より、お金を稼ぐ知恵を身につけるでやんす。」
やきう
「まあでも、ニートが家でゲームしながら野菜もらえるって、ある意味平和な時代やな。昔なら餓死しとるで。」
でぇじょうぶ博士
「それは違うでやんす。餓死する代わりに、時間という命を削ってるでやんす。死に方が変わっただけでやんす。」
やきう
「深いこと言うやん。でもワイはこのアプリ、エンタメとして割り切って使うわ。暇つぶしにはちょうどええし。」
ずん
「じゃあボクもそうするのだ!ゲームとして楽しむのだ!」
でぇじょうぶ博士
「それならいいでやんす。ただし、それが家計の足しになるという幻想は捨てるでやんす。」
やきう
「結局、このニュースの「家計の足し」って言葉がミスリードやねん。心の足しにはなっても、財布の足しにはならへんわ。」
ずん
「む...じゃあ新聞社が悪いってことなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「そうでやんす。メディアは常に大衆を煽るでやんす。まるでパブロフの犬のように、反応させるのが仕事でやんす。」
やきう
「ワイら、まんまと釣られてるやんけ。このニュース見て議論してる時点で負けや。」
ずん
「え!?じゃあこの議論自体が無駄だったのだ!?」
でぇじょうぶ博士
「そうでやんす。でも無駄なことを議論するのも、人生の楽しみでやんす。」
やきう
「哲学的になってきたな。もうええわ、ワイコンビニ行ってくるわ。大根買ってくるで。」
ずん
「あ!ボクも連れてってほしいのだ!その間にアプリで育てた白菜が届くか確認するのだ!」
でぇじょうぶ博士
「...結局何も学んでないでやんす。」
ずん
「だってリアルの大根より、バーチャル白菜の方がロマンがあるのだ!届いたら『俺が育てた』って言えるのだ!いわば、スローライフの疑似体験なのだ!」