ずん
水木しげる先生が戦争漫画描いてたって知らなかったのだ!妖怪漫画の人じゃないのか!?
でぇじょうぶ博士
むしろ逆でやんす。水木先生は左腕を失った戦争体験があったからこそ、あの独特な作風が生まれたでやんす。妖怪より怖いのは人間だと身をもって知ってたでやんすからね。
かっぱ
ラバウルで片腕失って、それでも漫画家として大成したんやからな。普通やったら心折れて終わりやで。
ずん
でも鬼軍曹って...上官が怖かったって話なのだ?
でぇじょうぶ博士
そう単純な話じゃないでやんす。当時の軍隊は、理不尽な暴力が日常茶飯事だったでやんす。水木先生の作品は、その狂気をユーモアで包んで描いてるでやんすよ。
やきう
ワイの会社の上司も鬼軍曹みたいなもんやで。毎日怒鳴られとるわ。
かっぱ
お前が毎日遅刻してサボっとるからやろ。一緒にすな。
ずん
でもさ、戦争の話ってもう古いんじゃないのだ?2025年だよ?
でぇじょうぶ博士
それが危険な考えでやんす。歴史を忘れた者は同じ過ちを繰り返すでやんす。水木先生が93歳まで戦争の記憶を描き続けたのは、忘れてはいけないメッセージがあったからでやんす。
やきう
でも漫画で戦争学ぶって...なんか不謹慎ちゃうか?
かっぱ
アホか。むしろ活字だけより漫画の方が若い世代に伝わるやろ。水木先生の絵には説得力があるんや。
ずん
そっか...左腕失った人が描いた戦争漫画だもんな...
でぇじょうぶ博士
しかも水木先生は戦後、紙芝居作家から這い上がったでやんす。片腕で絵を描き続けて文化功労者まで登り詰めたでやんす。まさに不死鳥でやんすね。
やきう
ワイも見習わなアカンな...って思ったけど、ワイ両腕あるのに何も成し遂げてへんわ。
ずん
じゃあこの漫画読めば、戦争のこと全部わかるのだ?
でぇじょうぶ博士
全部は無理でやんすが、少なくとも教科書には載ってない生々しい現場の空気は伝わるでやんす。水木先生の作品は、戦争を美化せず、かといって説教臭くもないでやんす。
やきう
解説が吉田裕先生やろ?あの人ガチの歴史学者やん。本気度高いで。
かっぱ
講談社が力入れとるんやろな。2025年8月公開って、戦後80年のタイミングや。
ずん
80年か...もう生き証人もどんどん減ってるのだ。
でぇじょうぶ博士
だからこそ、水木先生のような記録が貴重でやんす。体験者が描いた一次資料でやんすからね。
やきう
でも「鬼軍曹〜それは何だったのか〜」ってタイトル、めっちゃ意味深やな。
かっぱ
軍隊の狂気を問い直しとるんやろな。あの時代、なんであんなことが許されてたんかって。
ずん
ボク、妖怪より人間の方が怖いって、ようやく理解できた気がするのだ!
でぇじょうぶ博士
そう、まさにそれが水木先生の伝えたかったメッセージでやんす。妖怪は想像上の存在でやんすが、戦争の狂気は現実に起きたことでやんす。
ずん
つまり、この漫画は娯楽じゃなくて学びなのだ。でもボク、難しいの苦手なのだ...楽に読めないのだ?
でぇじょうぶ博士
楽に読めるでやんすよ。だって水木先生でやんすからね。重いテーマでも読みやすいのが水木作品の真骨頂でやんす。
かっぱ
ただし心には重く残るで。それが水木マジックや。
ずん
じゃあボク読むのだ!...でもまず『ゲゲゲの鬼太郎』から読み直すのだ!順番大事なのだ!