# テイカーの解像度
「感知できない」という認知の闇
**ずん**
「テイカーって言葉、最近よく聞くのだ。でもボク、悪意を持って奪ってるわけじゃないと思うのだ!」
**でぇじょうぶ博士**
「おや、ずんがまともなことを言ってるでやんす。確かに、テイカーの本質は『他者のリソースを認知できない』という点にあるでやんす。」
**やきう**
「はぁ?認知できへんって、ただのアホやんけ。ワイには理解できんわ。」
**ずん**
「でも、他人の時間とかエネルギーって目に見えないから、わからなくても仕方ないのだ!」
**でぇじょうぶ博士**
「まさにその通りでやんす。人間は自分が経験したことしか本当の意味では理解できないでやんす。料理したことない人が『飯作るの簡単でしょ』と言うようなものでやんすね。」
**やきう**
「つまり、経験値が足りんクソ雑魚ナメクジってことやろ?」
**ずん**
「...やきうさん、それボクのことを言ってるのだ?」
**やきう**
「図星突かれて焦んなや。お前、いつも周りに甘えとるやんけ。」
**でぇじょうぶ博士**
「やれやれ...。ただし、重要なのは『認知できないものに責任は持てない』という事実でやんす。怒っても説明しても無駄でやんす。物理的に制限するしかないでやんすよ。」
**ずん**
「じゃあ、テイカーには何も言わずに距離を取ればいいってことなのだ?」
**やきう**
「そういうこっちゃ。口元まで飯持ってって食わせるような手間かけるより、餓死させた方が早いわ。」
**でぇじょうぶ博士**
「過激でやんすが、本質は合ってるでやんす。情報を制限し、『それはやらない』と明確に伝えることが最も効果的でやんすね。」
**ずん**
「でも、本人は気づいてないんでしょ?可哀想な気もするのだ...」
**やきう**
「甘いわ。溺れる者は藁をも掴むっちゅうやろ。余裕ない奴は視野が狭なって当然や。」
**でぇじょうぶ博士**
「確かに、自分がカツカツの状況では他者を思いやる余裕はないでやんす。でも、それを理由に他人のリソースを食い潰していいわけじゃないでやんすよ。」
**ずん**
「じゃあボクも、もっと他人の気持ちを考えないといけないのだ...」
**やきう**
「今更気づいたんか。お前、既に周囲から切られとる可能性あるで。」
**ずん**
「ギクッ...!でも、後から気づいても遅くないって書いてあったのだ!」
**でぇじょうぶ博士**
「その通りでやんす。感受性が追いついたのなら、それは成長の証でやんす。縁が続いていれば、感謝を伝えるのに遅すぎることはないでやんすよ。」
**やきう**
「まぁ、気づけるだけマシやな。尽くし型テイカーなんて最悪やで。自分は超頑張ってるつもりで、実は押し付けとるだけやからな。」
**ずん**
「尽くし型テイカー...?それって、親切の押し売りみたいなものなのだ?」
**でぇじょうぶ博士**
「まさにそうでやんす。相手が望んでいないことを『あなたのため』と言って押し付け、相手に負担をかけていることに気づかないタイプでやんすね。」
**やきう**
「結局、相手が損しとることに気づかん限り、何も変わらんっちゅうことや。」
**ずん**
「怖いのだ...。ボクもそうなってないか心配になってきたのだ。」
**でぇじょうぶ博士**
「自覚があるだけ救いがあるでやんす。問題は、自分がテイカーだと永遠に気づかない人たちでやんすね。」
**やきう**
「そういう奴らは本気で悲しそうな顔で『なんでみんな離れていくんや』って言うんやで。ホンマ恐ろしいわ。」
**ずん**
「でも、社会全体がカツカツだから、みんなテイカーになりやすいって話もあるのだ。」
**でぇじょうぶ博士**
「鋭い指摘でやんすね。人手不足で余裕がなくなると、個々のリソースが枯渇し、テイカー的振る舞いが助長されるでやんす。負のスパイラルでやんすよ。」
**やきう**
「要するに、みんな疲れとるってことやな。でも、それを理由に他人に負担かけるんは違うやろ。」
**ずん**
「じゃあ、どうすればいいのだ...?」
**でぇじょうぶ博士**
「簡単でやんす。自分のリソース感覚を把握し、他者のリソースも有限であると認識することでやんす。そして、テイカーには物理的な制限をかけるしかないでやんすよ。」
**やきう**
「権限与えられたら、まずテイカーのリソースと機会を徹底的に取り上げるんや。それで気づいて更生すればヨシ、せんかったら排除や。」
**ずん**
「厳しいのだ...。でも、そうしないと全体に悪影響が出るってことなのだ。」
**でぇじょうぶ博士**
「その通りでやんす。優しさと甘やかしは違うでやんすからね。」
**やきう**
「結局、自分で気づくしかないっちゅうこっちゃな。他人がどれだけ言うても無駄や。」
**ずん**
「じゃあボク、今日から気をつけるのだ!...って、具体的に何すればいいのだ?」
**でぇじょうぶ博士**
「まずは、自分が何かしてもらったら『ありがとう』と言うことから始めるでやんす。そして、相手の時間や労力を想像してみることでやんすね。」
**やきう**
「当たり前のことができへん奴が多すぎるんや。日程調整の返事も遅いし、次のアクションが単純な問いかけじゃないと止まるし。」
**ずん**
「うっ...それもボクのことなのだ...」
**でぇじょうぶ博士**
「自覚があるなら大丈夫でやんす。口元まで飯を持っていって食わせるような対応が必要な人にならないよう、気をつけるでやんすよ。」
**やきう**
「まぁ、気づけるだけマシやな。世の中、自分がテイカーやって一生気づかん奴もおるんやから。」
**ずん**
「ボク、頑張って『認知できる人』になるのだ!でも、もし失敗したら...口元まで飯持ってきてほしいのだ!」