ずん
「財務省がメールで改ざん指示してたって、これマジでヤバくね?国のエリート様がメールで証拠残すとか、頭悪すぎなのだ!」
でぇじょうぶ博士
「やんすねぇ。まあ当時は証拠隠滅できると踏んでいたんでやんす。ところが検察に任意提出した5万4000枚の文書が開示されて、改ざん前と改ざん後の文書が両方出てきちゃったでやんす。」
やきう
「ワイ、思うんやけど、こんなん氷山の一角やろ。他の省庁も似たようなことやっとるんちゃうか?」
ずん
「えー、でもこれって8年前の話でしょ?今更掘り返してどうすんのだ?」
でぇじょうぶ博士
「そこが問題でやんす。改ざんを指示した中村総務課長は停職1か月で済んで、今や関東信越財務局長という要職についてるでやんす。一方、改ざんに反対した赤木さんは命を絶ったでやんす。」
やきう
「クソみたいな話やな。上が責任取らんで現場に押し付けるとか、日本の組織の悪い見本市やんけ。」
かっぱ
「しかも池田統括官は体調不良を理由に証人出廷も拒否しとるんやろ?都合悪なったら病気の振りとか、ずる賢いわ。」
ずん
「でもさ、『2億や3億はかかっている』って部分を削除しろって指示、これって何がマズいのだ?」
でぇじょうぶ博士
「8億円値引きの根拠が崩れるからでやんす。実際のゴミ撤去費用が2〜3億円なら、8億円値引きは過大でやんす。つまり不当に安く売り払った証拠になるでやんす。」
やきう
「要は国民の財産をタダ同然で売り飛ばしたってことやろ。しかも総理の妻が名誉校長やった学校にな。ホンマ腐っとるわ。」
かっぱ
「中村総務課長は『面会記録は作成していない』ってメール送っとったのに、実際には応接記録がしっかり残っとったんやろ?これ完全に虚偽報告やん。」
ずん
「なんでウソつく必要あったのだ?正直に出せばよかったのに。」
でぇじょうぶ博士
「その応接記録には『非公表を強く求めていない』という籠池理事長の発言が書かれてたからでやんす。財務省の『学園の要望で非公表にした』という説明と矛盾するでやんす。」
やきう
「つまり財務省側から非公表を持ちかけたってことがバレるから隠したんやな。ホンマ姑息やで。」
かっぱ
「籠池氏も『池田さんが非公表という対応もできますと言ってきた』って証言しとるし、完全に財務省側の都合で非公表にしたんやろな。」
ずん
「でもさ、メールで証拠残すとか、頭悪すぎじゃね?普通、証拠残さないように口頭で指示するもんなのだ。」
でぇじょうぶ博士
「それが官僚の限界でやんすよ。文書主義に慣れすぎて、メールという形で記録を残してしまったでやんす。まあ、今となってはそのおかげで真実が明るみに出たでやんすけどね。」
やきう
「ワイが一番ムカつくのは、改ざん指示した奴らがのうのうと出世しとることやわ。赤木さんは死んだのに、中村は局長様やで。どういう神経しとんねん。」
かっぱ
「ホンマやな。しかも池田統括官は取材されても『警察呼びますよ』とか逆ギレしとるし。お前が一番説明せなアカン立場やろが。」
ずん
「でもさ、この話って結局どうなるのだ?また誰も責任取らずに終わるんじゃないの?」
でぇじょうぶ博士
「残念ながらその可能性は高いでやんす。検察は既に不起訴にしてるし、財務省も『既に処分済み』という立場でやんす。ただ、赤木雅子さんの闘いは続いてるでやんすよ。」
やきう
「結局、日本の司法も行政も腐っとるってことやろ。権力持っとる奴は何やっても許されるんや。」
かっぱ
「せやな。でも今回の開示で改ざん前後の文書が両方出てきたんは大きいで。これで『証拠がない』とは言えんくなったからな。」
ずん
「5万4000枚の文書って、すごい量なのだ。これ全部読むとか、絶対無理っすよ。」
でぇじょうぶ博士
「そこでデータベース化が重要でやんす。キーワード検索で関連文書を見つけられるようになったでやんす。まあ、おいらなら一晩で読破できるでやんすけどね。」
やきう
「嘘つけ。お前、漫画すら最後まで読まんやろ。」
かっぱ
「それにしても、この事件って8年も経ってるのに、まだ真相が明らかになってへんってどういうことやねん。普通の事件ならとっくに解決しとるで。」
ずん
「つまり、権力者が絡むと事件の解決が遅くなるってことなのだ?それって法治国家として終わってるのだ。」
でぇじょうぶ博士
「まさにその通りでやんす。森友事件は日本の民主主義と法の支配が機能してるかどうかの試金石でやんす。このまま真相が闇に葬られるなら、日本は法治国家ではなく人治国家でやんすよ。」
やきう
「ワイ思うんやけど、こういう事件って結局、国民が忘れるの待ってるだけやろ。時間が経てば誰も気にせんくなるって計算しとんねん。」
かっぱ
「せやから赤木さんの奥さんが頑張って闘い続けとるんやろな。誰かが声を上げ続けんと、ホンマに闇に葬られてまうからな。」
ずん
「でも正直、ボクみたいな一般人には関係ない話なのだ。税金がちょっと無駄遣いされたくらいで騒ぎすぎじゃね?」
でぇじょうぶ博士
「それは大きな間違いでやんす!これは単なる税金の無駄遣いではなく、公文書改ざんという民主主義の根幹を揺るがす犯罪でやんす。公文書が信用できなくなったら、国民は何を信じればいいでやんすか?」
やきう
「ずんみたいな無関心層が多いから、権力者が好き勝手できるんやで。お前みたいな奴が一番の問題やわ。」
かっぱ
「まあまあ。でも確かに、公文書が改ざんされるって、歴史が書き換えられるってことやからな。将来の世代に正しい記録を残せんくなるんやで。」
ずん
「うーん、そう言われると確かにヤバい気がするのだ。でも、ボク一人が騒いだところで何も変わらないし...」
でぇじょうぶ博士
「そういう諦めが一番ダメでやんす!一人一人が声を上げることで、世論が形成されるでやんす。SNSの時代、個人の発信力も馬鹿にできないでやんすよ。」
やきう
「とはいえ、結局のところ権力者は何のお咎めもなしやし、ワイらがどんだけ騒いでも無駄な気がするわ。」
かっぱ
「そんなネガティブなこと言うなや。今回の開示で新たな証拠が出てきたんやから、まだ希望はあるで。次の展開に期待しようや。」
ずん
「まあ確かに、5万4000枚の文書の中にはまだまだヤバい情報が隠れてそうなのだ。次回は『改ざんを指示した最初のメール』が明らかになるらしいし、楽しみっすよ!」
でぇじょうぶ博士
「おや、ずんが珍しくまともなこと言ってるでやんす。でも『楽しみ』って...これはエンタメじゃないでやんすよ。」
やきう
「いや、ずんにとっては全てがエンタメなんやろ。人の不幸も国の腐敗も、全部ネタや。」
ずん
「違うのだ!ボクだって真剣に...いや、やっぱりちょっと面白いと思ってるのだ。だって、お偉いさんがドジ踏んで証拠残しちゃうとか、コントみたいじゃん!」