ずん
「ガソリン値下がりキター!これでボクもドライブし放題なのだ!」
やきう
「お前、車持ってないやろ。免許すら持ってるか怪しいわ。」
でぇじょうぶ博士
「まあまあ。今回の値下がりは補助金を10円から15円に増やした効果でやんす。つまり税金でガソリン代を下げてるわけでやんすね。」
やきう
「要するに、国が右ポケットから左ポケットに金移してるだけやん。茶番やで。」
でぇじょうぶ博士
「鋭いでやんすね。しかもガソリン税の暫定税率が年末に廃止されるから、その準備として補助金増やしてるでやんす。まるでマッチポンプでやんすよ。」
ずん
「ま、マッチポンプ?放火魔が消防士のフリしてるってことなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす!まず高い税金かけといて、それを下げるために補助金出して、『価格下がりましたー!』って言ってるだけでやんす。」
やきう
「ワイら納税者をアホやと思ってるんやろなぁ。実際アホやけど。」
でぇじょうぶ博士
「甘いでやんす、ずん君。この補助金の財源は結局おいらたちの税金でやんすよ。つまり、自分の財布から金出して自分にプレゼント買ってるようなもんでやんす。」
やきう
「しかも手数料として官僚の給料も乗っとるんやで。最高やな。」
ずん
「じゃあ意味ないじゃないのだ!なんでこんなことするのだ?」
でぇじょうぶ博士
「政治的なパフォーマンスでやんすよ。『おいらたちが国民のために頑張ってます!』ってアピールするためでやんす。選挙前には特に効果的でやんすからね。」
やきう
「国民をバカにしとるんか、それとも本当にバカなんか。どっちもか。」
でぇじょうぶ博士
「2年半前って何があったか覚えてるでやんすか?ロシアのウクライナ侵攻で原油価格が高騰してた時期でやんす。つまり、異常に高かった時期と比べてるだけでやんすね。」
やきう
「基準値がおかしいんよな。『東京ドーム何個分』並みに意味不明やわ。」
ずん
「むぅ...じゃあ本当はそんなに安くなってないってことなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「そうでやんす。10年前は120円台だったでやんすからね。169円でも十分高いでやんすよ。まるで『50%オフ!』って書いてあるけど、元値が倍になってる詐欺みたいなもんでやんす。」
やきう
「しかも年末にさらに10円下がる予定とか言うてるけど、どうせまた上がるんやろ?知ってるで。」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす!補助金には期限があるでやんすからね。期限切れたら、また元の高値に戻るでやんす。ジェットコースターみたいなもんでやんすよ。」
やきう
「気分やなくて実際騙されとるんやで。気付くの遅すぎやろ。」
でぇじょうぶ博士
「まあ、おいらたちにできることは限られてるでやんすけどね。電気自動車に乗り換えるか、公共交通機関を使うか、そもそも移動しないかでやんす。」
ずん
「ボク、もともと引きこもりだから問題ないのだ!」
でぇじょうぶ博士
「しかし皮肉なもんでやんすね。地方の人ほど車が必需品なのに、その人たちが一番この価格変動の影響を受けるでやんす。都会の人は電車で済むでやんすからね。」
やきう
「格差社会の縮図やん。地方創生とか言うてるクセに、地方民殺しにかかっとるやんけ。」
ずん
「じゃあボクは都会に住んでるから勝ち組なのだ!」
でぇじょうぶ博士
「...ずん君の家賃を考えると、ガソリン代の節約分なんて誤差でやんすけどね。」
やきう
「結局、どっちに転んでも庶民は搾取されるだけなんよな。笑えるわ。」
でぇじょうぶ博士
「そうでやんすね。でも、せめてこういう仕組みを理解しておくことは大事でやんすよ。知ってるのと知らないのとでは、搾取され方が変わってくるでやんすから。」
ずん
「でもボク、難しいこと考えるの嫌なのだ。169円が安いって言われたら、『やったー!』って喜んでればいいのだ!」
やきう
「それが一番幸せな生き方かもしれんな。無知は至福やで。」
でぇじょうぶ博士
「確かに、何も考えずに生きられたら楽でやんすけどね...」
ずん
「じゃあボク、これから毎日ガソリンスタンド行って、安くなったガソリンの匂い嗅いでくるのだ!車なくても楽しめるのだ!」