ずん
「薬屋のひとりごと実写化で芦田愛菜が主演なのだ!これは覇権確定なのだ!」
やきう
「ワイは反対や。どうせ学芸会レベルのコスプレ大会になるんやろ。」
でぇじょうぶ博士
「ふむふむ、実写化でやんすか。まぁ日本の実写化は、原作を虐殺する公開処刑の儀式でやんすからねぇ。」
ずん
「でも芦田愛菜なら大丈夫なのだ!彼女は天才なのだ!」
やきう
「天才言うても所詮は人間や。アニメの猫猫の超人的な薬学知識をどう表現すんねん。」
でぇじょうぶ博士
「やんすねぇ。アニメでは悠木碧さんの声が猫猫の狂気を見事に表現してたでやんす。あの『毒見させてくださいませぇぇぇ!』って奇声は芦田さんには無理でやんす。」
ずん
「奇声くらい出せるのだ!練習すればいいのだ!」
やきう
「お前、芦田愛菜に『変顔して奇声上げろ』って言うんか。それイメージ崩壊やろ。」
でぇじょうぶ博士
「そもそもこの作品、中華風の壮大な世界観と複雑な後宮政治が魅力でやんす。2時間の映画でそれを再現するのは、富士山を段ボール箱に詰めるようなもんでやんす。」
やきう
「誰が3回も映画館行くねん。ワイはNetflixで倍速再生するわ。」
でぇじょうぶ博士
「しかも壬氏役が二世俳優でやんすって?まるでコネ採用の典型でやんすねぇ。実力より血統が優先される、まさに後宮社会の再現でやんす。」
ずん
「でも壬氏は美形設定なのだ!二世俳優なら顔面偏差値高いはずなのだ!」
やきう
「顔だけやん。演技力はどうなんや。アニメの壬氏のあの絶妙な表情の変化、実写で出せるんか?」
でぇじょうぶ博士
「まぁ日本の実写化は、原作ファンを絶望させるのが伝統芸能みたいなもんでやんすからね。進撃の巨人、デスノート、ドラゴンボール...屍の山を築いてきたでやんす。」
ずん
「そんな後ろ向きな考えじゃダメなのだ!可能性を信じるのだ!」
やきう
「可能性言うても、日本の映画業界の実写化成功率は宝くじより低いやろ。」
でぇじょうぶ博士
「おいらの計算によると...あ、これは言わない方がいいでやんすね。まぁ、実写化が成功する確率は、おいらがモテる確率と同じくらいでやんす。」
やきう
「博士、自虐で真実を語るなや。でもまぁ、アニメ版があまりにも完璧やったからな。あの作画、声優、音楽の三位一体を超えるのは無理ゲーやわ。」
でぇじょうぶ博士
「そうでやんす。アニメの猫猫は、薬を見つめる時の狂気の瞳、毒を飲む時の恍惚の表情、全てが完璧でやんした。それを生身の人間が演じるとなると...まぁ、お察しでやんす。」
ずん
「じゃあなんで実写化するのだ!意味ないのだ!」
やきう
「金や。原作人気に乗っかって金稼ぎたいだけやろ。ファンの気持ちなんて二の次や。」
でぇじょうぶ博士
「まぁ映画業界も慈善事業じゃないでやんすからね。4500万部売れた原作なら、多少クオリティが低くても客は来るでやんす。まるで不味いラーメン屋でも立地が良ければ客が入るようなもんでやんす。」
ずん
「でもボクは芦田愛菜を信じるのだ!彼女なら何とかしてくれるのだ!」
やきう
「お前、芦田愛菜を万能の神か何かと勘違いしてへんか。彼女も人間や。脚本がクソなら演技でカバーできる範囲には限界があるで。」
でぇじょうぶ博士
「そうでやんす。どんな名優でも、脚本と演出が駄目なら台無しでやんす。まるでおいらが高級スーツを着ても、中身が変わらないのと同じでやんす。」
ずん
「じゃあ脚本が良ければいいのだ!朝ドラ作家が書くって言ってたのだ!」
やきう
「朝ドラと薬屋は全然違うやろ。朝ドラは『頑張る女性』の物語や。薬屋は『狂気の薬マニア』の物語や。ジャンルが違いすぎるわ。」
でぇじょうぶ博士
「やんすねぇ。猫猫の本質は、薬のためなら自分の身体も実験台にする、マッドサイエンティストでやんす。それを朝ドラ的な『前向きな女性』として描いたら、原作レイプでやんす。」
ずん
「レイプって言葉使うのやめるのだ!でも確かに、猫猫の狂気を削ったら別物なのだ...」
やきう
「せやろ。結局、実写化って原作の尖った部分を削って、万人受けする無難な作品にするだけや。それで『原作リスペクト』とか言うんやから笑えるわ。」
でぇじょうぶ博士
「まぁおいらとしては、実写化よりもアニメ劇場版の方が良かったでやんすけどね。アニメなら表現の幅が広いでやんすし、既に完成されたキャストと世界観があるでやんす。」
やきう
「実写の方が宣伝しやすいからやろ。芦田愛菜の名前出せば、アニメ見ない層も釣れるやん。結局、話題性重視や。」
でぇじょうぶ博士
「そうでやんす。実写化は、原作ファンを満足させるためじゃなく、原作を知らない層を映画館に呼び込むためのものでやんす。まるでカップラーメンのCMに有名俳優を使うようなもんでやんす。」
ずん
「じゃあボクたち原作ファンは見捨てられたってことなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「まぁでも、完全に見捨てられたわけじゃないでやんす。少なくとも芦田愛菜さんは原作を読み込んでくるタイプの役者でやんすから、彼女なりの猫猫を見せてくれる可能性はあるでやんす。」
やきう
「期待して裏切られて絶望するまでがセットやけどな。まぁワイは期待値ゼロで見るわ。そうすれば傷つかんで済むからな。」
でぇじょうぶ博士
「賢明でやんすね。期待しなければ失望もないでやんす。まるでおいらが恋愛に期待しないのと同じでやんす。」
ずん
「博士、それ関係ないのだ!でも、ボクはやっぱり芦田愛菜の猫猫が見たいのだ!彼女が薬の前で目を輝かせる姿、想像しただけでワクワクするのだ!」
やきう
「お前、単純やな。まぁそういう純粋さは嫌いやないで。ワイももし奇跡が起きて名作になったら、手のひら返して絶賛したるわ。」
でぇじょうぶ博士
「おいらもでやんす。もし実写化が成功したら、おいらは映画館で土下座するでやんす。まぁその確率は、おいらが明日突然モテ始める確率と同じくらいでやんすけどね。」
ずん
「つまり無理ってことなのだ...でもボクは信じるのだ!芦田愛菜なら、きっと最高の猫猫を見せてくれるのだ!...たぶん。いや、もしかしたら。...うん、まぁ、アニメ版の円盤も買っとくのだ。」