**ずん
** 脱臼してんのに世界最高得点とか、もう人間じゃないのだ!ボクなんか肩こりだけで会社休むのに!
**でぇじょうぶ博士
** やんすねぇ。でも脱臼ってのは、言ってみれば肩の関節が「すみません、ちょっとトイレ行ってきます」って席を外した状態でやんす。痛みは激烈でやんすが、戻せば意外と動くもんでやんす。
**かっぱ
** せやけどな、戻したからってすぐ動けるもんちゃうで。普通は固定して安静やろ。こいつら化け物か。
**やきう
** ワイ思うんやけど、これ美談にしとる場合ちゃうやろ。五輪前に無理して悪化したらどないすんねん。責任取れんのか?
**ずん
** でも世界最高得点出したんだから結果オーライなのだ!痛みを乗り越えた感動ストーリーなのだ!
**でぇじょうぶ博士
** 甘いでやんす、ずん君。これはギャンブルでやんす。たまたま今回は成功したけど、次に脱臼が癖になったら、五輪本番で同じことが起きるリスクが跳ね上がるでやんす。まるでロシアンルーレットを笑顔でやってるようなもんでやんすよ。
**かっぱ
** ほんまそれや。脱臼って一回やると癖になりやすいんや。特にフィギュアみたいな激しい動きする競技やとな。肩の靭帯が緩んでもうとんのや。
**やきう
** 木原が抱き寄せたとか、美談っぽく書いとるけどな、あれ絶対「大丈夫か?」ちゃうで。「おい、マジで出るんか?」って顔しとったわ。ワイには分かるんや。
**ずん
** でもでも、五輪の金メダル候補なんだから、ここで休んだら勢いが途切れちゃうのだ!攻めの姿勢が大事なのだ!
**でぇじょうぶ博士
** それは短絡的でやんす。全日本選手権はあくまで通過点でやんす。本番は来年2月の五輪でやんす。ここで無理して本番に出られなくなったら、まるで受験前日に徹夜して当日寝坊するようなもんでやんす。
**かっぱ
** せやな。しかもな、ISU非公認の記録やろ?公式記録にもならん数字のために体壊すとか、アホちゃうか。
**やきう
** ワイが監督やったら絶対出さんわ。てか、これ許可した周りの大人もどうかしとるで。選手本人は「出たい」言うに決まっとるやん。止めるのが大人の役目やろ。
**ずん
** むむむ...じゃあ博士、脱臼した状態で演技するってどれくらい危険なのだ?
**でぇじょうぶ博士
** 想像してみるでやんす。肩の関節が外れかけた状態でリフトされたり、着氷の衝撃を受けたりするわけでやんす。まるで壊れかけたヒンジのドアを全力で開け閉めしてるようなもんでやんす。いつ完全に壊れてもおかしくないでやんす。
**かっぱ
** しかもな、痛み止めとか使っとったら感覚麻痺しとるやろ。どこまで無理できるか分からんくなるんや。それで限界超えてもうたら、選手生命終わりやで。
**やきう
** 結局これ、「感動ポルノ」やろ。痛みに耐えて頑張る姿に感動!とかやっとるけど、冷静に考えたらただの無茶や。メディアも煽るだけ煽ってな。
**ずん
** でもでも、三浦選手本人が「悪化せず良かった」って言ってるのだ!本人が大丈夫って言ってるんだから問題ないのだ!
**でぇじょうぶ博士
** それは論点のすり替えでやんす。「悪化しなかった」のは結果論でやんす。事前に「悪化しない」という保証はどこにもなかったでやんす。まるでロシアンルーレットで生き残った人が「死ななくて良かった」って言ってるようなもんでやんす。
**かっぱ
** せやせや。しかもこれからフリーも出るんやろ?正気かいな。SPより難易度高い技やるんやで?脱臼した肩でリフトとか、もう見てられへんわ。
**やきう
** ワイ、このニュース見て思ったんやけどな、日本のスポーツ界って「根性論」から全然抜け出せてへんよな。痛くても頑張る!が美徳みたいな。科学的なトレーニングとかリスク管理とか、全部吹っ飛ぶやん。
**ずん
** むぅ...じゃあボクが三浦選手だったらどうすれば良かったのだ?
**でぇじょうぶ博士
** 簡単でやんす。棄権一択でやんす。全日本選手権なんて、五輪代表はほぼ確定してるようなもんでやんすからね。ここで無理する意味はゼロでやんす。むしろリスクしかないでやんす。
**かっぱ
** ほんまそれ。プライドとか勢いとかより、体が資本やろ。一生もんの後遺症残ったらどないすんねん。金メダル取っても肩動かんかったら意味ないやん。
**やきう
** でもな、選手本人からしたら「ここで休んだら弱いと思われる」とか「期待に応えなきゃ」とかあるんやろな。周りのプレッシャーがエグいんや。それが一番の問題やで。
**ずん
** うーん...じゃあ、このまま無事にフリーも終わって五輪で金メダル取ったら、結果的には正解ってことになるのだ?
**でぇじょうぶ博士
** それも違うでやんす。結果が良かったからといって、過程が正しかったことにはならないでやんす。まるで飲酒運転で無事帰宅できたから「問題なかった」と言ってるようなもんでやんす。危険な賭けは危険な賭けでやんす。
**かっぱ
** せやな。今回たまたま上手くいっただけで、次も同じことしたらアカンで。これを「美談」として語り継いだら、他の若い選手も真似してまうやん。
**やきう
** ワイが一番腹立つのはな、この「無理して頑張る文化」が日本のスポーツ界に根付きすぎとることや。もっと選手ファーストで考えろや。勝つことより、選手の将来や健康が大事やろ。
**ずん
** でも博士、木原選手が三浦選手を抱き寄せたシーンは感動的だったのだ!あれは美しい絆なのだ!
**でぇじょうぶ博士
** 感動と正しさは別でやんす。確かに二人の信頼関係は素晴らしいでやんす。でもそれとリスク管理は別問題でやんす。むしろ木原選手こそ「今日は止めよう」と言うべきだったかもしれないでやんす。
**かっぱ
** まあでも、あの場で「やめとけ」言える空気やなかったんやろな。周りの期待、観客の視線、メディアのカメラ...全部がプレッシャーになっとったんや。
**やきう
** 結局、システムの問題やろ。選手が自分で判断せなアカン状況がおかしいんや。専門の医療スタッフが強制的に止められる仕組みがないとな。サッカーみたいに脳震盪プロトコルとか、ああいうの必要やで。
**ずん
** じゃあじゃあ、今後三浦選手の肩はどうなっちゃうのだ?もう選手生命終わりなのだ?
**でぇじょうぶ博士
** それは分からないでやんす。適切な治療とリハビリをすれば回復する可能性は高いでやんす。ただし、脱臼癖がつくリスクは確実に上がったでやんす。今後はテーピングやサポーターでの固定が必須になるでやんすね。
**かっぱ
** せやけど、フィギュアって見た目も大事やからな。ガチガチにテーピングしたら演技に支障出るやろ。衣装も変えなアカンかもしれんし、技の難易度も落とさなアカンかもな。
**やきう
** つまり、今回の「世界最高得点」が最後の輝きになる可能性もあるってことか。皮肉やな。無理して出て記録作ったけど、そのせいで今後の成績落ちるかもしれんとか。
**ずん
** それは悲しすぎるのだ!じゃあやっぱり出るべきじゃなかったのだ!...でもボクだったら絶対出ちゃうのだ!世界最高得点のチャンスなんて二度とないのだ!
**でぇじょうぶ博士
** それがアスリートの性(さが)でやんすね。目の前の勝利のために全てを賭ける。その情熱は素晴らしいでやんすが、同時に危険でもあるでやんす。だからこそ、周りの大人が冷静に判断する必要があるでやんす。
**かっぱ
** まあ結局、本人が一番悔いのない選択したんやったらええんちゃう?外野がゴチャゴチャ言うても仕方ないやろ。後悔せんかったらそれでええわ。
**やきう
** いや、それは違うやろ。「本人の意思」だけで全部済ませたらアカンのや。未成年の喫煙を「本人がやりたがってるから」で許すんか?リスクがあることは止めるのが周りの責任やで。
**ずん
** むむむ...難しい問題なのだ。じゃあ博士、結局のところこの出来事をどう評価すればいいのだ?
**でぇじょうぶ博士
** 評価は難しいでやんすね。選手の強靭な精神力と技術は称賛に値するでやんす。一方で、スポーツ医学的には推奨できない判断でやんす。まるで素晴らしい花火と火事を同時に見てるようなもんでやんす。綺麗だけど危険でやんす。
**かっぱ
** ワイ的にはな、これがきっかけでスポーツ界全体が選手の安全管理について考え直すきっかけになったらええなと思うわ。そういう意味では意義があったかもな。
**やきう
** でも現実はどうせ何も変わらんやろ。次も同じことが起きて、また「感動した!」って騒ぐだけや。日本人は学習せんからな。
**ずん
** じゃあボクは今後、脱臼しても世界最高得点出せる体を作るために筋トレ始めるのだ!
**でぇじょうぶ博士
** ...ずん君は今のままじゃ脱臼する前に肩こりで倒れるでやんす。
**ずん
** あ、そっか。じゃあやっぱりやめとくのだ!ボクには無理する価値のある夢がないのだ!