ずん
「ドイツの若者が極右支持とか、マジでヤバくね?環境大好きだったのに、手のひら返しすぎなのだ!」
やきう
「手のひら返し?お前、毎日手のひら返してるやんけ。昨日『筋トレ始める』言うてたのに、今日もう諦めとるやろ。」
でぇじょうぶ博士
「むむむ、これは興味深い現象でやんすね。数年前まで緑の党を支持していた若者が、極右AfDと極左に流れているでやんす。」
ずん
「でも博士、環境問題とか大事じゃないのだ?地球温暖化とか、ボクたちの未来に関わることなのだ!」
でぇじょうぶ博士
「確かにそうでやんすが、今のドイツの若者は『明日のメシ』の心配で精一杯でやんす。家賃は上がる、外食は高い、光熱費は爆上がり。50年後の地球より、明日の家賃でやんすよ。」
やきう
「それな。ワイも環境問題より、明日のガチャ代の方が大事やわ。」
かっぱ
「お前、ニートやろが。家賃すら払ってへんやんけ。」
ずん
「でもさ、極右って怖いイメージあるのだ。なんでそんなの支持するのだ?」
でぇじょうぶ博士
「記事によると、ある若者が通学路で挨拶が通じない外国人に遭遇して『怖い』と感じたそうでやんす。ドイツでは挨拶が敵味方を識別する機能もあるでやんすからね。」
かっぱ
「でも実際、自分の生活圏に知らん人が増えて、言葉も通じへんかったら不安になるやろな。」
ずん
「なるほどなのだ!つまり、理想論より現実の不安が勝っちゃったってことなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。さらに、AfDのようなポピュリスト政党は、TikTokやYouTubeショートで切り抜き動画を大量に拡散してるでやんす。国会での激しいスピーチを短く編集して、若者の不安に直接訴えかけるでやんすね。」
やきう
「切り抜き動画って、情報の一部だけ切り取って印象操作する奴やん。ワイもよう見るわ。」
かっぱ
「お前が見とるんは、政治じゃなくてVTuberの切り抜きやろ。」
ずん
「でも、それって危なくないのだ?一部だけ見て判断しちゃうと、全体像がわからなくなるのだ。」
でぇじょうぶ博士
「正論でやんすが、生活に追われている若者に『長期的視点を持て』と言うのは、溺れている人に『泳ぎ方を学べ』と言うようなものでやんす。」
やきう
「確かに。金ないときに『投資しろ』言われても無理やもんな。」
ずん
「じゃあ、どうすればいいのだ?若者が極端な政党に流れないようにするには?」
でぇじょうぶ博士
「まず、経済的安定を提供することでやんす。物価高を抑え、若者が将来に希望を持てる環境を作る。それから、移民政策についても現実的な議論が必要でやんす。理想だけでは人は動かないでやんすから。」
やきう
「でも、それって簡単に言うけど、めっちゃ難しいやろ。」
かっぱ
「そら政治家の仕事やからな。でも、やらなアカンことや。」
ずん
「なんか、結局お金と安心が大事ってことなのだ。環境問題より目の前の生活、理想より現実なのだ。」
でぇじょうぶ博士
「残念ながら、それが人間の本性でやんす。マズローの欲求階層説でいえば、生理的欲求や安全欲求が満たされないと、自己実現や社会貢献には向かえないでやんすから。」
やきう
「マズローって、あれやろ?ピラミッドの奴。ワイは今、承認欲求の段階やな。」
かっぱ
「お前、生理的欲求すら満たされてへんやろ。風呂入れや。」
ずん
「でも博士、これってドイツだけの問題じゃないのだ?日本でも同じようなことが起きる可能性あるのだ?」
でぇじょうぶ博士
「鋭いでやんすね、ずん。日本も物価高、賃金停滞、将来不安と、似たような状況にあるでやんす。若者が極端な主張に惹かれる土壌は十分にあるでやんすよ。」
やきう
「せやな。ワイも毎日、日本終わってるって思ってるもん。」
ずん
「じゃあ、ボクたちはどうすればいいのだ?切り抜き動画に騙されないようにするには?」
でぇじょうぶ博士
「情報源を複数持つこと、全文を読むこと、感情的な主張には一歩引いて考えることでやんす。でも、それをする余裕がない人が増えているのが問題でやんすね。」
やきう
「つまり、貧乏人は騙されやすいってことやな。」
かっぱ
「言い方悪いけど、まあそういうことやな。余裕ないと冷静に判断でけへんもん。」
ずん
「なんか、すごく難しい問題なのだ。簡単な解決策はないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「ないでやんす。社会問題に魔法の杖はないでやんすよ。地道に経済を立て直し、教育を充実させ、対話を重ねるしかないでやんす。」
かっぱ
「お前、『努力』『継続』『成長』も嫌いやろ。」
ずん
「でもさ、記事に出てきた若者、挨拶されなくて怖かったって言ってるけど、それだけで極右支持って極端じゃないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「一つの出来事がきっかけでも、背景には積み重なった不満や不安があるでやんす。コップに水が溜まり続けて、最後の一滴で溢れ出すようなものでやんすね。」
やきう
「あー、わかるわ。ワイも些細なことでキレるけど、実は色々溜まってるんや。」
かっぱ
「お前の場合、溜まってるのは不満じゃなくて脂肪やろ。」
ずん
「じゃあ、ドイツの大人たちが『どうしたの』って驚いてるって書いてあったけど、それって大人たちが若者の現実を見てなかったってことなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「鋭い指摘でやんすね。記事にも『いい暮らしをして、将来が安定している大人たち』とあるでやんす。世代間の断絶が生まれているでやんすよ。」
やきう
「老害ってやつやな。自分らは恵まれてるくせに、若者の苦労わかってへん。」
かっぱ
「お前も将来、そう言われる側になるんやで。もし社会に出たらな。」
ずん
「でも博士、緑の党から極右と極左に流れたって、真逆すぎないのだ?何か共通点あるのだ?」
でぇじょうぶ博士
「いい質問でやんす。極右も極左も、現状への強い不満と、劇的な変化を求める点では共通してるでやんす。穏健な中道政党では物足りないと感じているでやんすね。」
やきう
「要するに、『今すぐ何とかしろ』って気持ちが強いんやな。」
かっぱ
「せやな。でも、極端な方向に走るとロクなことにならへんのは歴史が証明しとるやんけ。」
ずん
「じゃあ、このままドイツはどうなっちゃうのだ?極右政党が政権取っちゃうのだ?」
でぇじょうぶ博士
「可能性はゼロではないでやんすが、ドイツには歴史的トラウマがあるでやんす。ナチスの経験から、極端な政党への警戒心は根強いでやんすよ。ただ、経済状況が悪化し続ければ、その防波堤も崩れるかもしれないでやんす。」
やきう
「歴史は繰り返すって言うもんな。人間、学習せえへんのや。」
かっぱ
「お前が一番学習してへんやろ。毎日同じ失敗しとるやんけ。」
ずん
「なんか、聞けば聞くほど暗い話なのだ。希望はないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「希望はあるでやんす。若者が政治に関心を持ち、投票に行っているということ自体はポジティブでやんす。方向性は問題でやんすが、無関心よりはマシでやんすよ。」
やきう
「無関心が一番ラクやけどな。ワイも政治とか興味ないし。」
かっぱ
「お前、選挙権あるんか?ちゃんと投票行けや。」
ずん
「でも、切り抜き動画で情報得てる若者が投票してるって、それって大丈夫なのだ?」
でぇじょうぶ博士
「確かに問題でやんすが、昔の若者も新聞の見出しだけ読んで判断してたでやんす。情報の質が変わっただけで、本質は同じでやんすね。メディアリテラシー教育が重要でやんす。」
やきう
「でも、学校で教えるメディアリテラシーって、結局教師の思想が入るやろ。」
かっぱ
「難しいとこやな。中立って、実は一番難しいんや。」
ずん
「じゃあさ、結局この問題、誰が悪いのだ?政府?移民?それとも若者自身なのだ?」
でぇじょうぶ博士
「誰か一人を悪者にするのは簡単でやんすが、それこそがポピュリズムの罠でやんす。複雑な問題を単純化して、スケープゴートを作るのはやんすね。実際は、経済政策、移民政策、教育、メディア、世代間格差など、様々な要因が絡み合っているでやんす。」
やきう
「つまり、みんなちょっとずつ悪いってことか。」
かっぱ
「そういうこっちゃ。で、みんなで何とかせなアカンってことや。」
ずん
「でも博士、物価高とか家賃高騰って、政府が何とかできることなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「ある程度はできるでやんす。金融政策、財政政策、住宅政策などでやんすね。でも、グローバル経済の中で一国だけで対応するには限界があるでやんす。特にエネルギー価格の高騰は、ウクライナ情勢などの外部要因も大きいでやんすから。」
やきう
「結局、戦争のせいってことやん。プーチンが悪いんや。」
かっぱ
「まあ、それも一因やけど、それだけじゃないやろ。」
ずん
「なんか、話聞いてると、ドイツの若者が可哀想になってきたのだ。環境問題とか理想持ってたのに、現実に押しつぶされちゃったのだ。」
でぇじょうぶ博士
「そうでやんすね。理想を持つには余裕が必要でやんす。腹が減っては戦ができぬ、というやつでやんすよ。」
やきう
「ワイも腹減ってるから、理想とか持てへんわ。あ、でもニートやから金ないだけか。」
ずん
「じゃあさ、日本の若者も同じようになる可能性あるのだ?極右とか極左に流れちゃうのだ?」
でぇじょうぶ博士
「可能性はあるでやんす。日本も実質賃金は下がり、物価は上がり、将来不安は増大してるでやんすから。ただ、日本は政治的無関心が強いので、極端な政党支持より、『諦め』に向かう可能性もあるでやんすね。」
かっぱ
「暗すぎるわ。でも、まあ間違ってはないな。」
ずん
「諦めるのと極右支持するの、どっちがマシなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「どちらもマズいでやんす。理想は、現実的な政策を掲げる政党を支持し、地道に社会を改善していくことでやんすが、それには時間がかかるでやんすからね。即効性を求める気持ちはわかるでやんす。」
やきう
「即効性って、ソシャゲのガチャみたいやな。すぐに結果欲しいんや。」
かっぱ
「政治をガチャに例えるな。でも、気持ちはわからんでもないわ。」
ずん
「じゃあ、ボクたちができることって何なのだ?ドイツの若者のために何かできるのだ?」
でぇじょうぶ博士
「直接的には難しいでやんすが、同じような状況に陥らないよう、日本の政治や社会に関心を持つことでやんすね。そして、情報を鵜呑みにせず、多角的に考える習慣をつけることでやんす。」
ずん
「わかったのだ!ボク、これからニュースをちゃんと読むのだ!切り抜き動画だけじゃなくて、全文読むのだ!」
でぇじょうぶ博士
「まあ、意識を持つことが第一歩でやんす。完璧を求めなくても、少しずつでいいでやんすよ。」
ずん
「でもさ、結局のところ、お金があれば解決する問題なのだ?みんなお金持ちになれば、極右も極左も支持しなくなるのだ?」
でぇじょうぶ博士
「単純化しすぎでやんすが、経済的安定は確かに重要な要素でやんす。ただ、お金だけでは解決しない問題もあるでやんす。アイデンティティの問題、帰属意識、文化的摩擦などでやんすね。」
やきう
「要するに、金だけじゃ幸せになれへんってことか。でも金はあった方がええけど。」
かっぱ
「当たり前や。でも、金があっても心が満たされへんこともあるんや。」
ずん
「じゃあ、ドイツの若者に必要なのは、お金と心の安定なのだ?」
でぇじょうぶ博士
「そして、希望でやんすね。未来に希望が持てれば、人は極端な選択をしにくくなるでやんす。逆に、希望がなければ、破壊的な選択も辞さなくなるでやんす。」
かっぱ
「お前の希望は、まず部屋から出ることから始めろ。」
ずん
「でも博士、希望ってどうやって作るのだ?政府が『希望を持て!』って言っても、持てるもんじゃないのだ。」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。希望は与えられるものではなく、自分で見つけるものでやんす。ただ、社会はそのための土壌を作ることはできるでやんす。教育、雇用、住居、医療など、基本的な生活を保障することでやんすね。」
かっぱ
「極端やな。社会保障と社会主義は違うやろ。」
ずん
「なんか、話が難しくなってきたのだ。結局、ドイツの若者はどうすればいいのだ?」
でぇじょうぶ博士
「簡単な答えはないでやんす。ただ、極端な選択が必ずしも良い結果をもたらさないことは、歴史が証明してるでやんす。冷静に、多角的に物事を見る努力が必要でやんすね。」
やきう
「でも、冷静になれって言われても、家賃払えへんかったら冷静になれへんやろ。」
かっぱ
「それはそうや。だから、社会全体で支えなアカンのや。」
ずん
「じゃあ、ボクが今日学んだことをまとめると、『お金大事、情報大事、希望大事』ってことなのだ!」
でぇじょうぶ博士
「...まあ、間違ってはないでやんす。」
ずん
「じゃあ最後に、ボクからドイツの若者にメッセージなのだ!『極右も極左もほどほどに!まずは美味しいビールでも飲んで落ち着くのだ!』...どうなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「...まあ、ある意味、核心をついてるでやんすけどね。」
ずん
「えへへ、褒められたのだ!じゃあボク、これからドイツビール買ってくるのだ!日本もドイツも、みんなでビール飲んで仲良くするのだ!」