ずん
「マヌルネコに武将の名前つけるとか、名古屋人の発想が斜め上すぎるのだ!」
でぇじょうぶ博士
「まあ、名古屋といえば三英傑でやんすからね。ただ、マヌルネコは元々モンゴルの高地に住む生物でやんす。つまり、日本の武将というより、チンギス・ハンの方が近いでやんすよ。」
やきう
「ワイ思うんやけど、信長の方は気性荒そうやな。秀吉は調子乗りそうやし、家康だけ太りそうや。」
ずん
「でもさ、1万4000票も集まったのに過半数取れなかったってことは、半数以上は別の案に入れたってことなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「鋭い指摘でやんす。つまり、残りの7700票は他の2案に分散したわけでやんすね。おそらく「みゃー・にゃー・わん」とか「味噌・きしめん・手羽先」みたいな案だったんじゃないでやんすかね。」
やきう
「それ採用されんかったの草。でも考えてみ?マヌルネコって不機嫌な顔しとるやろ。信長の気性にピッタリやんけ。」
ずん
「たしかに!マヌルネコって常に「本能寺の変起こされた直後の信長」みたいな顔してるのだ。」
でぇじょうぶ博士
「やんすねぇ。マヌルネコは世界一不機嫌そうな顔の猫として知られてるでやんす。まるで毎日確定申告に追われる自営業者のような表情でやんすよ。」
やきう
「で、この3匹、どうやって見分けるんや?全部同じ顔しとるやろ。」
でぇじょうぶ博士
「それが問題でやんすね。おそらく飼育員でも見分けがつかないでやんす。だから全員「ノブヒデヤス」と一括で呼ばれる運命でやんすよ。」
やきう
「というか、全国に広めたいって言うとるけど、マヌルネコって繁殖難しいんちゃうん?」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。マヌルネコは絶滅危惧種で、飼育下での繁殖が非常に困難でやんす。この3匹が生まれたこと自体が奇跡に近いでやんすよ。まるで、信長が本能寺を生き延びたようなもんでやんす。」
ずん
「じゃあ、この子たちが大人になって子孫を残せば、その子たちは「秀頼」とか「家光」とかになるのだ?」
やきう
「世襲制やんけ。動物園が徳川幕府みたいになっとるわ。」
でぇじょうぶ博士
「面白い視点でやんすね。ただ、マヌルネコの寿命は野生で約12年、飼育下で15年程度でやんす。つまり、この3匹の「天下統一」期間は意外と短いでやんすよ。」
ずん
「えー、じゃあボクが大人になる頃にはもういないってことなのだ?」
やきう
「お前が大人になる方が先に起こらん気がするけどな。」
でぇじょうぶ博士
「まあ、名古屋人の三英傑愛は異常でやんすからね。次はカピバラに「慶次・利家・まつ」とかつけそうでやんす。」
ずん
「でもさ、マヌルネコって不機嫌な顔してるけど、実際は臆病で優しいんでしょ?だったら信長より秀吉タイプなのだ!」
やきう
「それ、イメージと違うやんけ。名前負けしとるわ。」
でぇじょうぶ博士
「実は、マヌルネコは見た目と違って非常に警戒心が強く、ストレスに弱い生物でやんす。つまり、本能寺の変を経験する前の信長というより、変を経験した後の信長の心境に近いでやんすね。」
ずん
「なにそのメンタル弱い信長...!でも6300票も入ったってことは、みんなこの名前気に入ってるってことなのだ?」
やきう
「いや、名古屋人が三英傑に投票しとるだけやろ。マヌルネコ関係なく、何にでも信長・秀吉・家康つけたがるんや、あいつら。」
でぇじょうぶ博士
「辛辣でやんすが、的を射てるでやんすね。名古屋のご当地性を前面に出す戦略は、地方の動物園ではよく見られるでやんす。旭山動物園のペンギンの散歩みたいなもんでやんすよ。」
ずん
「でも武将のように全国に広めるって、具体的にどうするつもりなのだ?出陣でもするのだ?」
やきう
「マヌルネコ連れて全国行脚とか、ストレスで死ぬわ。」
でぇじょうぶ博士
「おそらくSNSやメディアでの露出を増やすという意味でやんすね。実際、マヌルネコはその不機嫌な顔がネットで大人気でやんす。まるで、いつも不機嫌な上司を見てるような安心感があるでやんすよ。」
ずん
「その安心感、全然安心できないのだ...。でも、ボクも不機嫌な顔してたらアイドルになれるのだ?」
やきう
「お前の場合、顔より性格に問題あるやろ。マヌルネコは見た目だけ不機嫌で中身は純粋やけど、お前は見た目も中身もダメやん。」
ずん
「ひどいのだ!でもさ、3匹とも男の子ってことは、女の子が来たら取り合いになるのだ?まさに戦国時代なのだ!」
でぇじょうぶ博士
「残念ながら、マヌルネコは単独行動を好む生物でやんす。つまり、メスが来ても興味を示さない可能性が高いでやんす。まるで童貞こじらせた武将みたいなもんでやんすね。」
やきう
「それ、信長・秀吉・家康全員ディスっとるやんけ。」
ずん
「じゃあ結局、この子たちは一生独身で終わる可能性が高いってことなのだ...?それって悲しすぎるのだ...まるでボクたちみたいなのだ...!」