ずん
「ねぇはかせ、『着るコタツ』が1兆円市場になるらしいけど、ボクもう会社行かなくてよくなるのだ?」
でぇじょうぶ博士
「何を言ってるでやんす。ヒーターウェアで温まっても、ずんの冷え切った向上心は温まらないでやんす。」
やきう
「ワイ、これ買ったんやけどな。もう部屋の暖房切って月5000円浮いとるで。会社もこれ着ていったら、空調費削減とか言われて表彰されたわ。」
ずん
「えっ、じゃあボクも買うのだ!会社で寝てても暖かいってことなのだ!」
でぇじょうぶ博士
「むしろ逆でやんす。このヒーターウェアの流行は、日本人が『個人で温まる』ことを選んだ証でやんすよ。エアコンの2027年問題もあって、みんな自衛に走ってるでやんす。」
やきう
「せや。もう社会全体で温めるとか無理ゲーやねん。ワイは自分だけ暖かければええねん。他人が凍えようが知らんわ。」
ずん
「それって...社会が分断されてるってことなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「鋭いでやんすね、ずん。まるで各自が個別の宇宙服を着て生きてるようなもんでやんす。全体を温めるコストより、自分だけを温めるコストの方が合理的という判断でやんす。」
やきう
「当たり前やろ。電気代クソ高いのに、部屋全体温めるとかアホやん。これからは『着る暖房』の時代や。ワークマンの株買っとけばよかったわ。」
ずん
「でも、これって昔の『重ね着』に戻っただけじゃないのだ?平安時代の人たちと同じことしてるのだ。」
でぇじょうぶ博士
「ほう、たまには良いこと言うでやんすね。確かに技術は進化しても、結局『自分で温まる』という原点回帰でやんす。ただし電気の力を使ってるだけでやんす。」
やきう
「けどな、平安貴族は重ね着で金かかったけど、ワイらはヒーターウェア一枚で済むんやで。コスパ最強やん。」
ずん
「じゃあボク、もう家の暖房全部消して、ヒーターウェアだけで生活するのだ!」
でぇじょうぶ博士
「やめとけでやんす。風呂入る時とか悲惨でやんすよ。それに7年後に1兆円市場ってことは、今後もっと高性能で高額な製品が出るでやんす。結局金持ちだけが暖かい未来でやんす。」
やきう
「せやな。格差社会が『温度』でも可視化されるわけや。金持ちはフル装備のヒーターウェア、貧乏人はユニクロのヒートテック一枚。これが現実や。」
ずん
「むぅ...でも、キャンプとかデスクワークで使えるって便利じゃないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「それはそうでやんす。ただし、本来動くべき場面でも『動かず温まる』選択肢が増えたわけでやんす。人類の怠惰化が加速してるでやんすよ。」
やきう
「何が悪いねん。効率や効率。寒い中震えながら働くとか、昭和の根性論やろ。ワイは賢く生きるで。」
ずん
「そうなのだ!ボクも賢く生きたいのだ!もう寒さに耐える時代は終わったのだ!」
でぇじょうぶ博士
「でもずん、充電し忘れたら終わりでやんすよ。スマホのバッテリー切れと同じでやんす。現代人は電気依存症でやんすね。」
やきう
「せやから予備バッテリー2個持ち歩いとるわ。万全や。お前ら準備が甘いねん。」
ずん
「じゃあボクはバッテリー10個持ち歩くのだ!これで完璧なのだ!」
でぇじょうぶ博士
「重すぎて動けなくなるでやんす。本末転倒でやんすよ...。」
やきう
「つーか、2026年の流行語大賞になるかもって話やけど、ワイは無理やと思うで。『ヒーターウェア』って語呂悪いもん。」
ずん
「じゃあ『着るコタツ』で応募するのだ!こっちの方がキャッチーなのだ!」
でぇじょうぶ博士
「どっちにしろ、防寒着に『流行語』の座を取られる日本語って、平和すぎるでやんす。他に話題ないんでやんすかね。」
やきう
「平和でええやん。戦争とか不況とかより、『今年は着るコタツが流行りました〜』の方が100倍マシやろ。」
ずん
「そうなのだ!平和が一番なのだ!...あれ?でも、これって裏を返せば、みんな暖房費すら節約しなきゃいけないほど貧しくなってるってことなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「...核心を突いてきたでやんすね。電気代高騰、エアコン問題、個人防寒の合理性。全部『余裕のなさ』の現れでやんす。豊かな社会なら、みんな暖かい部屋でくつろいでるでやんすよ。」
やきう
「うるさいわ。現実見ろや。ワイらはもう衰退国家の住人やねん。せめて自分だけは暖かくしたいんや。それの何が悪いねん。」
ずん
「じゃあボク、ヒーターウェア着て、コタツに入って、エアコンもつけるのだ!これで最強なのだ!」