ずん
「NFTゲームで一発当てようとして逆に訴えられて負けるとか、これ人生の大逆転狙って自滅したパターンなのだ!」
でぇじょうぶ博士
「まさに現代の『イカロスの翼』でやんすね。NFTという太陽に近づきすぎて、蝋で固めた商標権が溶けて墜落したでやんす。」
かっぱ
「2018年に商標取って2020年に提訴って、わずか2年で人生終わらせとるやん。効率ええな、ある意味。」
ずん
「でも博士、これって商標取ってればなんでも自分のものになるってことなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「それは大きな誤解でやんす。商標権というのは『先に使ってる人の権利』が優先されるケースが多いでやんす。後から商標登録しても、既に有名なブランドを横取りすることはできないでやんす。まるで他人の家の表札を勝手に自分の名前に変えても、その家が自分のものにならないのと同じでやんすよ。」
やきう
「つまりこのスペイン人、メダロットが1997年からあるの知っとって、わざと同じ名前で商標取ったんやろ?これ確信犯やんけ。」
かっぱ
「しかもNFTゲームって...もう時代遅れの象徴みたいなもんやで。2018年って仮想通貨バブルの頃やろ?完全に金目当てやん。」
でぇじょうぶ博士
「おいらの分析によると、この手の『商標ゴロ』は世界中に存在するでやんす。特に日本の有名ブランドを海外で先に商標登録して、本家に高額で売りつけようとする輩が後を絶たないでやんすね。」
ずん
「えぇ...じゃあボクも今のうちに有名なゲームの商標を海外で取っておけば儲かるのだ?」
やきう
「お前みたいなアホが考えることは、とっくに法律で規制されとるわ。不正目的の商標登録は無効になるんやで。」
かっぱ
「てか、一審も控訴審も最高裁も全部負けとるやん。3連敗や。弁護士費用だけで破産しとるんちゃうか?」
でぇじょうぶ博士
「おそらくこのコマドラン氏、最初は『和解金狙い』だったと推測されるでやんす。イマジニアが面倒くさがって金を払うと踏んだんでやんすね。しかし、イマジニアは徹底抗戦を選択したでやんす。まるでスズメバチの巣を突いたら、女王蜂まで出てきたようなもんでやんす。」
ずん
「でも博士、なんでイマジニアはここまで戦ったのだ?和解したほうが安上がりだったのでは?」
でぇじょうぶ博士
「それはでやんすね、『前例を作らないため』でやんす。一度でも商標ゴロに金を払えば、『あの会社は金を払う』と世界中に知れ渡り、次々と同じような輩が湧いてくるでやんす。まるでゴキブリのように繁殖するでやんすよ。」
やきう
「それにしても7年越しの裁判って、ワイなら途中で心折れとるわ。イマジニアの法務部、メンタル強すぎやろ。」
かっぱ
「つーか、このスペイン人も諦め悪すぎやろ。控訴して負けて、さらに上告までしとるやん。もう執念やで。」
でぇじょうぶ博士
「サンクコスト効果でやんすね。ここまで金と時間を注ぎ込んだから、引き返せなくなったでやんす。まるでガチャに何十万も突っ込んだ後に『もう少し回せば出るはず』と思い込むのと同じ心理でやんす。」
ずん
「じゃあ今後、こういう商標ゴロは減っていくのだ?」
やきう
「減るわけないやろ。むしろNFTバブルが弾けて困窮した連中が、次の金蔓探しとるで。次はAI関連の商標を狙うんちゃうか。」
かっぱ
「てか、このコマドラン氏、判決確定したってことは、逆にイマジニアから損害賠償請求される可能性もあるんちゃうか?」
でぇじょうぶ博士
「鋭い指摘でやんす。スペインの法律では、悪意ある訴訟に対して損害賠償を請求できる場合があるでやんす。コマドラン氏は今頃、自宅で震えているかもしれないでやんすね。まるでブーメランが自分の後頭部に直撃したようなもんでやんす。」
ずん
「うわぁ...踏んだり蹴ったりなのだ。でも博士、こういう裁判って他にもあるのだ?」
でぇじょうぶ博士
「山ほどあるでやんす。有名なのは『iPad』の商標権を巡る中国との係争でやんすね。Appleが6000万ドル払って和解したでやんす。あとは『無印良品』の商標を中国企業に取られて、逆に訴えられたケースもあるでやんす。」
やきう
「結局、金持ってる奴が勝つんやろ?法律なんてクソやん。」
かっぱ
「いや、今回イマジニアが勝ったってことは、正義もまだ生きとるってことやろ。捨てたもんちゃうで。」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。今回の判決は『後から商標取っても、既存の権利は覆せない』という重要な前例になるでやんす。特にEU全域での判決なので、影響力は大きいでやんすね。」
ずん
「じゃあメダロットファンは安心してゲームを楽しめるってことなのだ!」
やきう
「いや待て。そもそもメダロット、最近新作出とるんか?最後にプレイしたの20年前やぞワイ。」
かっぱ
「そこ突っ込むんかい。てか、メダロットって海外でそんなに人気あったんか?」
でぇじょうぶ博士
「実はそこまで知名度は高くないでやんす。だからこそコマドラン氏は『バレないだろう』と思ったのかもしれないでやんすね。しかし、インターネット時代に情報は隠せないでやんす。まるで全裸で渋谷を歩くようなもんでやんす。」
ずん
「でも博士、NFTゲームって結局全部詐欺だったのだ?」
でぇじょうぶ博士
「全部が詐欺とは言えないでやんすが、9割9分は詐欺に近いでやんすね。『Play to Earn』とか言いながら、実際は『Pay to Lose』でやんす。まるでネズミ講の焼き直しでやんすよ。」
やきう
「ワイの知り合いも、NFTゲームに100万突っ込んで全部溶かしとったわ。今はコンビニバイトしとる。」
かっぱ
「自業自得やん。てか、そんな金あるならちゃんとしたゲーム買えばええのに。」
ずん
「じゃあ今後、ボクたちが気をつけることって何なのだ?」
でぇじょうぶ博士
「簡単でやんす。『楽して儲かる話に飛びつくな』でやんす。そして、もし自分でゲームやコンテンツを作るなら、ちゃんと商標調査をすることでやんすね。既存の商標を侵害しないよう、弁護士や専門家に相談するのが賢明でやんす。」
やきう
「つまり、ちゃんと金かけて準備しろってことやな。地味やけど、それが一番確実や。」
かっぱ
「結局、真面目にコツコツやるのが最強ってことやろ。つまらん結論やけど、それが真理や。」
ずん
「むぅ...真面目にコツコツか...。でもボク、今日から『ZUNBOTS』っていうNFTゲーム作って一発逆転狙うのだ!きっと誰も商標取ってないはずなのだ!」