ずん
「佐々木朗希が結婚してたって!?ボクより先に幸せになりやがったのだ!」
でぇじょうぶ博士
「落ち着くでやんす、ずん。そもそもお前が結婚できる確率は、おいらがモテる確率と同じくらい低いでやんすよ。」
やきう
「草。まあワイからしたら、23歳で結婚とか人生の墓場に飛び込むアホやけどな。」
ずん
「でも肩のインピンジメント症候群って大丈夫なのだ?聞いたことないのだ。」
でぇじょうぶ博士
「簡単に言えば、肩の中で骨と筋肉が喧嘩してるような状態でやんす。野球選手にとっては、まるでピアニストが指を骨折するようなもんでやんすね。」
やきう
「それでもワールドシリーズ出てるとかバケモンやんけ。ワイなんか肩こりで会社休むのに。」
でぇじょうぶ博士
「おっと、そこは触れちゃいけないでやんすよ、ずん。」
やきう
「う、うるさいわ!佐々木が"DEMON"って呼ばれてるのが気になるんや!」
でぇじょうぶ博士
「"悪魔"と呼ばれるピッチングでやんすね。おいらの計算によると...じゃなくて、要するに打者を地獄に叩き落とすような投球でやんすよ。」
ずん
「かっこいいのだ!ボクも職場で"DEMON"って呼ばれたいのだ!」
やきう
「お前が職場で呼ばれるとしたら"DEMERIT"(デメリット)やろな。」
でぇじょうぶ博士
「ぶふっ...失礼したでやんす。でも佐々木投手の真の凄さは、高校時代からサイ・ヤング賞を目標にしてたことでやんす。まるでおいらが幼稚園の頃からノーベル賞目指してたようなもんでやんす。」
でぇじょうぶ博士
「...それを言ったらおしまいでやんす。」
やきう
「しかし大谷と同じ日に活躍するとか、運も実力のうちやな。ワイも誰かと同じ日に活躍したいわ。」
ずん
「やきうが活躍する日なんて、太陽が西から昇る日なのだ。」
でぇじょうぶ博士
「まあ、佐々木投手の2025年は波乱万丈だったでやんすね。ケガから復帰してワールドシリーズ制覇とか、まるでRPGの主人公でやんす。」
やきう
「ドジャースの密約説とかもあったけど、結局実力で黙らせたんやな。ワイも実力で黙らせたいわ。」
ずん
「やきうの場合、口臭で黙らせてるだけなのだ。」
でぇじょうぶ博士
「辛辣でやんすね...。でも佐々木投手が97日ぶりに実戦復帰した時の気持ちは、おいらが3ヶ月ぶりに研究室から出た時の気持ちと似てるでやんすよ。」
ずん
「でもさ、23歳で結婚して、メジャーで活躍して、ワールドシリーズ出て...ボクの人生って一体なんなのだ?」
やきう
「お前の人生は、佐々木の人生のチュートリアル画面みたいなもんやな。スキップされる運命や。」
でぇじょうぶ博士
「慰めになってないでやんす...。でも大事なのは、彼がロッテファンと被災地への想いを忘れてないことでやんす。これぞプロの鑑でやんすね。」
ずん
「うぅ...感動したのだ...!ボクも誰かのために頑張るのだ!」
やきう
「お前が頑張る対象は、明日の朝起きることからやな。」
ずん
「...やきう、お前今日いいこと言いすぎなのだ。明日から本気出すの延期するのだ。」