ずん
「これ、自衛隊がクマと戦う話かと思ったら、ただの引っ越し屋さんだったのだ!詐欺なのだ!」
でぇじょうぶ博士
「まあ、確かに看板に偽りありでやんすね。『精鋭部隊、クマと死闘!』みたいな展開を期待してたら、『箱わな運びました』だけでやんす。」
やきう
「ワイ、これ見て思ったんやけど、自衛隊って結局、国家公認の便利屋なんやな。災害でも何でも呼ばれるし。」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。しかも今回は5.56ミリ小銃じゃクマを殺せないって白状してるでやんす。要するに、丸腰で戦場に送り込まれたようなもんでやんすよ。」
ずん
「え、じゃあ自衛隊の銃ってクマより弱いってことなのだ?人間殺すための銃なのに?」
やきう
「そらそうよ。人間を『負傷させる』ための銃やからな。クマみたいな脂肪の塊には効かへんのや。マシュマロに爪楊枝刺すようなもんやで。」
でぇじょうぶ博士
「しかもクマの行動特性も教えてもらってないでやんす。これは例えるなら、ルールを知らないのに将棋の試合に出されるようなもんでやんすね。」
ずん
「じゃあ何のために呼んだのだ?知事は『心強い支え』とか言ってるけど、ただの力仕事じゃないのだ?」
やきう
「そういうこっちゃ。県の予算でバイト雇うより、自衛隊に災害派遣要請した方がタダやからな。財政的に賢いんや。」
でぇじょうぶ博士
「つまり、税金で雇われてる自衛隊を、別の税金事業に無料で使い回してるでやんす。まるでサブスクの使い放題プランでやんすね。」
ずん
「ひどい話なのだ...でも、猟師が足りないなら仕方ないのだ?」
やきう
「いや、そもそも猟師が減った原因考えろや。儲からんし、危ないし、誰もやりたがらんのや。そこに素人の自衛隊突っ込んでどないすんねん。」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。しかも隊員は『殺せる自信がない』って正直に言ってるでやんす。これは医師免許ない人に手術させるようなもんでやんすよ。」
ずん
「じゃあ、自衛隊は何ができるのだ?結局、穴掘りと運搬だけなのだ?」
やきう
「せやな。あとは災害救助とか、選挙の投票箱運びとか、雪かきとか...って、完全に便利屋やんけ。」
でぇじょうぶ博士
「まあ、専門性を無視した人材活用は、日本のお家芸でやんすからね。医者にコピー取らせたり、エンジニアに営業させたりするのと同じでやんす。」
ずん
「でも知事は感謝してるのだ。これって、自衛隊員がかわいそうなのだ...」
やきう
「そらそうよ。『ありがとう』言われても、本来の仕事と違うことやらされとるんやから、モヤモヤするやろ。しかもクマと戦えん銃持たされてな。」
でぇじょうぶ博士
「これは『専門家の浪費』という現象でやんす。高度な訓練を受けた人材を、誰でもできる単純作業に使うのは、フェラーリで買い物行くようなもんでやんすよ。」
ずん
「じゃあ、どうすればいいのだ?クマ問題は深刻なのだ!」
やきう
「簡単や。猟師の待遇改善して、ちゃんと人材育成すればええんや。でも金かかるから、誰もやらんのよ。」
でぇじょうぶ博士
「結局、目先の節約のために、長期的な解決策を放棄してるでやんす。まるで風邪を治さずに解熱剤だけ飲んでるようなもんでやんすね。」
ずん
「ボク、この話聞いてたら、日本って根本的な問題解決が苦手なのだってわかったのだ...」
やきう
「今さら気づいたんかワレ。日本の『とりあえず精神』は筋金入りやぞ。問題が起きたら、とりあえず自衛隊呼んどけみたいな。」
でぇじょうぶ博士
「そうでやんす。『何でも屋・自衛隊』の誕生でやんすね。次は『自衛隊による婚活支援』とか『自衛隊による高齢者見守り』とか始まりそうでやんす。」
ずん
「それ、もう軍隊じゃなくて福祉団体なのだ...って、ちょっと待つのだ!ボク、いいこと思いついたのだ!」
やきう
「おう、何や。どうせロクでもないこと言うんやろ。」
ずん
「自衛隊の5.56ミリ銃がクマに効かないなら...クマを痩せさせればいいのだ!ダイエットさせて脂肪減らせば、銃が効くようになるのだ!これで解決なのだ!」