ずん
「玉木首相爆誕の可能性があるって聞いたのだ!これ、マジでワンチャンあるのだ?」
やきう
「ワイもニュース見たで。でも冗談って言うてるやんけ。お前、冗談と本気の区別もつかんのか。」
ずん
「だって立憲の笠さんが『選択肢だ』って言ったって書いてあるのだ!冗談じゃないのだ!」
でぇじょうぶ博士
「ふむふむ、これは興味深い政治劇でやんすね。算数で言えば、立憲148、維新35、国民27で合計210議席。自民の196議席を上回るでやんす。」
やきう
「計算はできるんやな。でもな、そんな単純な足し算で政治が動くなら誰も苦労せんわ。」
ずん
「じゃあ何が問題なのだ?数の上では勝ってるのだ!」
でぇじょうぶ博士
「問題は山積みでやんす。まず、野党が団結できるかどうか。これは猫に集団行動させるようなもんでやんすよ。」
かっぱ
「野党の団結とか、砂で城作るようなもんやろ。すぐ崩れるわ。」
ずん
「でも維新の遠藤さんが提案したってことは、本気度があるってことなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「いやいや、あれは政治的な観測気球でやんす。相手の反応を見る、いわば試し行動でやんすね。」
やきう
「観測気球って便利な言葉やな。失敗しても『冗談ですw』で逃げられるんやから。政治家ってホンマ楽な商売やで。」
かっぱ
「お前が政治家になったら、即日炎上して辞職やろな。」
ずん
「でもさ、もし本当に玉木首相が誕生したらどうなるのだ?」
でぇじょうぶ博士
「理論上は可能でやんすが、現実には極めて困難でやんす。立憲は自分とこの野田代表を推したいでやんすし、維新は藤田共同代表がいるでやんす。」
やきう
「要するに、みんな自分が一番可愛いってことやな。人間の本質やで。」
でぇじょうぶ博士
「意味はあるでやんすよ。自民党へのプレッシャーになるでやんす。『野党がまとまれば政権取れるぞ』という脅しでやんすね。」
かっぱ
「脅しって言うても、本気で怖がる奴おるんか?自民も舐められたもんやな。」
やきう
「でもな、自公が過半数割ってるのは事実やから、前代未聞の事態ではあるんやで。決選投票とか、昭和みたいな話やん。」
ずん
「決選投票って何なのだ?プロ野球のクライマックスシリーズみたいなものなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「まあ似たようなもんでやんすね。1回目で過半数取れなかったら、上位2人で再投票でやんす。そこで多数取った方が勝ちでやんす。」
かっぱ
「じゃあ仮にやな、野党が本気で玉木で統一したら、自民はどうすんねん?」
でぇじょうぶ博士
「自民は内部で候補を絞り込むでやんすが、それも簡単じゃないでやんす。派閥の思惑が絡んで、まるで戦国時代の合戦でやんすよ。」
やきう
「戦国時代言うても、今の政治家に信長も秀吉もおらんやろ。せいぜい足軽レベルや。」
ずん
「じゃあ結局、誰が首相になるのだ?ボク混乱してきたのだ。」
でぇじょうぶ博士
「現実的には自民から出るでやんすが、野党の動き次第では予想外の展開もあり得るでやんす。政治は生き物でやんすからね。」
かっぱ
「生き物ゆうても、腐った魚みたいな奴ばっかりやけどな。」
やきう
「でもこれ、立憲の安住が『野田にこだわらない』って言うてるのがミソやな。本音では玉木でもええと思ってるんちゃうか。」
ずん
「え!?それって立憲が国民民主に屈したってことなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「屈したというより、現実を見たでやんす。立憲単独では勝てない、だから協力が必要という計算でやんすね。」
かっぱ
「計算できるだけマシやな。今までの野党は算数もできんかったんやから。」
やきう
「しかしな、この『冗談』が本気になったら面白いで。玉木総理とか、異世界転生モノみたいやん。」
ずん
「異世界転生!それなのだ!玉木さんが首相になったら、日本が異世界になるのだ!」
でぇじょうぶ博士
「ずん、それは違うでやんす。政治は異世界じゃなく、現実の延長でやんす。ただし、予測不可能なカオスではあるでやんすが。」
かっぱ
「カオスゆうか、もう茶番やろ。みんな選挙のことしか考えてへんやん。」
やきう
「茶番でも金もらえるんやからええやん。ワイも政治家になろうかな。」
でぇじょうぶ博士
「まあ、今回の騒動で分かったのは、野党にもチャンスはあるということでやんす。ただし、それを活かせるかは別問題でやんすが。」
かっぱ
「チャンスあっても、掴む能力がなかったら意味ないやん。宝くじ当たっても使い方知らん奴みたいなもんや。」
やきう
「ほんまやで。野党が政権取っても、また民主党政権の二の舞いやろ。学習能力ゼロや。」
ずん
「でもボク、玉木首相見てみたい気もするのだ。どんな政治するんだろうって。」
でぇじょうぶ博士
「玉木代表は元財務官僚で、政策通として知られてるでやんす。少なくとも素人よりは期待できるでやんすよ。」
かっぱ
「期待できるゆうても、所詮は政治家や。口だけは達者やけど、実行力は別やで。」
やきう
「そもそもな、国民民主って何がしたいんや。立憲とも維新とも違うし、自民の補完勢力なんか?」
ずん
「補完勢力ってなんなのだ?スペアタイヤみたいなものなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「まあ、そんな感じでやんすね。自民が困った時に助けるけど、野党でもある。まるでコウモリのような存在でやんす。」
かっぱ
「コウモリって便利やけど、誰からも信用されへんやん。それでええんか。」
やきう
「でも今回みたいに、キャスティングボート握れるなら、コウモリ戦略も悪くないで。」
ずん
「キャスティングボートって、ボートレースのことなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「違うでやんす。決定権を持つという意味でやんす。国民民主は今、その立場にあるでやんすね。」
かっぱ
「決定権持っとるなら、もっとええ条件引き出せるやろ。交渉下手すぎやわ。」
やきう
「いや、遠藤が『玉木首相』言うたのは、まさに交渉のカードやろ。『こっちにはこういう選択肢もあるで』っていう。」
ずん
「なるほどなのだ!じゃあ自民は焦ってるのだ?」
でぇじょうぶ博士
「焦ってはいるでやんすが、野党の団結力を信用してないでやんす。過去の経験から、どうせまとまらないと踏んでるでやんすよ。」
かっぱ
「まあ実際、まとまらんやろな。野党が団結したの見たことないわ。」
やきう
「共通の敵がおる時だけは仲良しこよししとるけどな。敵おらんくなったら、すぐ内ゲバや。」
ずん
「じゃあ結局、今回も口だけで終わるのだ?つまんないのだ。」
でぇじょうぶ博士
「可能性は低いでやんすが、ゼロではないでやんす。政治は何が起こるか分からないでやんすからね。」
かっぱ
「何が起こるか分からんて、それ無責任すぎやろ。専門家の意見ちゃうやん。」
やきう
「専門家なんて、後から『想定外でした』って言うための保険やで。当たっても外れても給料もらえるんやから、ええ商売や。」
ずん
「やきうって本当に性格悪いのだ...でも少し納得してしまうのだ。」
でぇじょうぶ博士
「まあ、今回の件で重要なのは、野党が『可能性を見せた』ことでやんす。実現するかは別として、選択肢があるという事実でやんすね。」
かっぱ
「選択肢あっても選ばれへんかったら意味ないやん。宝くじ買っただけで満足しとる奴みたいや。」
やきう
「ほんまやで。しかも当たる気配もないのに、『夢がある』とか言うてるんやから。アホちゃうか。」
ずん
「でもボク、ちょっとだけ期待しちゃうのだ。もしかしたらって。」
でぇじょうぶ博士
「期待を持つのは悪くないでやんす。でも現実は厳しいでやんすよ。政治は理想論じゃ動かないでやんすからね。」
かっぱ
「理想論で動かへんからこそ、今の日本はこんな状況なんやろ。誰も本気で変えようとしてへんやん。」
やきう
「変えようとしても、既得権益層が邪魔するからな。革命でも起きん限り、何も変わらんで。」
ずん
「革命!?それは怖いのだ!ボク、革命は嫌なのだ!」
でぇじょうぶ博士
「安心するでやんす、日本で革命なんて起きないでやんす。みんな現状維持が好きでやんすからね。」
かっぱ
「現状維持っちゅうか、変化が怖いだけやろ。臆病な国民性や。」
やきう
「臆病でもええやん。少なくとも戦争とか内戦にはならんからな。平和が一番や。」
ずん
「でも平和すぎて退屈なのだ...たまには刺激が欲しいのだ。」
でぇじょうぶ博士
「刺激が欲しいなら、ずんが政治家になればいいでやんす。絶対に大騒ぎになるでやんすよ。」
かっぱ
「ずんが政治家とか、日本どころか世界が終わるわ。頼むからやめてくれ。」
やきう
「でも面白そうやな。『ずん党』とか作って、『働きたくない人のための政治』とかやってくれや。」
ずん
「それいいのだ!ボク、働かなくても生きていける社会を作るのだ!これで総理大臣になれるのだ!」