ずん
「国会でヤジが『おもんない』って言われてるらしいけど、これ普通に『つまらない』って意味じゃないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「甘いでやんす!関西圏での『おもんない』は、核ミサイルの発射ボタンを押す直前の警告でやんすよ!」
やきう
「ワイ関西人やけど、ガチトーンの『おもんない』言われたら、もう次はしばかれる覚悟せなアカンで。」
ずん
「え、そんなにヤバイ言葉なのだ!?じゃあ『面白くないね〜』くらいの軽いノリじゃないってことなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「まさにそうでやんす。『おもんない』には『お前の存在そのものが不快』『今すぐ消えろ』という意味が込められているでやんす。」
やきう
「しかも厄介なんが、これ関西以外の人間には絶対伝わらへんねん。『つまんないって言われただけやん』って思われるんや。」
ずん
「じゃあ維新の藤田さんは、国会で核ミサイル級の警告を発したってことになるのだ?」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。ビジネスシーンで『おもんない』が出たら破談寸前。次の言葉は『もうええから帰って』しかないでやんす。」
やきう
「大阪南部やったら、その場でどつき回されるレベルやからな。最後通牒みたいなもんや。」
ずん
「むむむ...でも国会議員たち、その深刻さに気づいてないんじゃないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「そこが問題でやんす。関西人が怒りのボルテージMAXで警告してるのに、『つまらないと評価された程度』と受け取られてるでやんす。」
やきう
「お笑いの評価ちゃうねん。『それ以上やったら息の根止めるぞ』って意味やねん。温度差がエグいわ。」
ずん
「じゃあ関西人は怒る時、もっとストレートに言った方がいいんじゃないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「それができないのが関西人の美学でやんす。婉曲表現で最大級の拒絶を示す、高度な言語技術でやんすよ。」
やきう
「ワイらからしたら『おもんない』で十分伝わっとるはずやのに、通じへんのが逆にストレスやねん。」
ずん
「つまり関西人は、自分たちだけに通じる暗号で怒ってるってことなのだ?それって意味あるのだ?」
でぇじょうぶ博士
「鋭い指摘でやんす。コミュニケーションとしては完全に破綻してるでやんすね。」
やきう
「せやから国会でもヤジが止まらんのや。『おもんない』の重みが伝わらへんから、調子乗ってまた同じことするんやろな。」
ずん
「じゃあこれからは『おもんない(殺意)』って書いた方がいいのだ!」
でぇじょうぶ博士
「...それはそれで問題でやんす。」
やきう
「てか維新の人、よう国会で『おもんない』なんて言えたな。ワイやったらビビって言えへんわ。」
ずん
「え、関西人なのに自分の必殺技を使うのが怖いってどういうことなのだ?」
やきう
「そら本気度が伝わらんかったら、ただのアホみたいやん。『こいつ何言うてんねん』で終わりや。」
でぇじょうぶ博士
「まさに今回の事態でやんすね。藤田氏の魂の叫びが、単なる感想として処理されてしまったでやんす。」
ずん
「関西人かわいそうなのだ...せっかくの必殺技が不発に終わるなんて...」
やきう
「不発どころか、逆に『何怒ってんの?』って言われる始末やからな。踏んだり蹴ったりや。」
でぇじょうぶ博士
「言語の地域差が生む悲劇でやんすね。関西人の親が子供に『おもんない』と言っても、関東育ちの子には通じず、変な空気になるという報告もあるでやんす。」
ずん
「じゃあボクが関西人と話す時は、『おもんない』って言われたら全力で謝ればいいのだ?」
やきう
「謝るっちゅうか、その話題を即座にやめて、話題変えるか逃げるかの二択やな。」
でぇじょうぶ博士
「そうでやんす。『おもんない』が出た時点で、もはや議論の余地はないでやんす。撤退あるのみでやんす。」
ずん
「むむむ...でも国会議員は逃げられないから、ヤジを続けちゃうのだ?」
やきう
「せやから『しつこい』って言われとるんやろ。空気読めてへんねん。」
ずん
「なるほどなのだ!じゃあボクもこれからは、嫌なことがあったら『おもんない』って言ってみるのだ!」
でぇじょうぶ博士
「やめるでやんす。あなたが言っても『は?』で終わるだけでやんす。」
やきう
「関西人以外が使っても、ただの『つまらない』にしかならへんからな。魂がこもってへんねん。」
ずん
「じゃあボクは何て言えばいいのだ!?『マジでムカつく』とか?」
でぇじょうぶ博士
「それでいいでやんす。ストレートな方が確実に伝わるでやんす。」
やきう
「結局、関西弁の高度な婉曲表現は、関西人同士でしか機能せえへんってことやな。」
ずん
「つまり今回の国会ヤジ問題は、関西人が全国レベルで孤立してることを証明しちゃったのだ?」
でぇじょうぶ博士
「残酷な結論でやんすが、その通りでやんす。言語の壁は想像以上に厚いでやんすね。」
やきう
「ワイら関西人、これからどうやって怒りを表現したらええねん...」
ずん
「簡単なのだ!これからは『おもんない(ブチギレ寸前)』『おもんない(次はない)』『おもんない(法的措置検討中)』って、カッコで注釈つければいいのだ!完璧な解決策なのだ!」