ずん
「30年も未解決って、犯人はもう海外逃亡してるんじゃないのだ?」
やきう
「甘いで。ワイの計算やと、むしろ近所でのうのうと暮らしとる可能性が高いんや。」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。統計的に見ると、未解決事件の犯人の約7割は事件現場から半径10キロ以内に潜伏しているでやんす。まるで毒蛇が草むらに隠れているようなもんでやんすね。」
ずん
「えぇ...じゃあ八王子のどこかにいるってことなのだ?怖すぎるのだ。」
かっぱ
「しかも月末の日曜日の夜や。売上金狙いなんバレバレやんけ。」
でぇじょうぶ博士
「そこが興味深いところでやんす。犯人は店の内部事情を知っていた可能性が極めて高いでやんす。つまり、常連客か元従業員、あるいは...」
やきう
「待てや博士。拳銃で頭部を撃つって、普通の強盗ちゃうやろ。ヤクザか半グレの犯行やないんか?」
でぇじょうぶ博士
「それが謎なんでやんす。プロの犯行にしては雑すぎるし、素人にしては大胆すぎるでやんす。まるでアマチュアがプロを演じているような、そんな違和感があるでやんすね。」
ずん
「でも被害者の学校で追悼礼拝やってるんでしょ?そんなのテレビで流したら、犯人ビビって自首するんじゃないのだ?」
やきう
「お前ほんまお花畑やな。30年も逃げ切っとる奴が、今更良心の呵責で出頭するわけないやろ。」
かっぱ
「というか、誰も犯人の顔見てへんのやろ?完全犯罪やんけ。」
でぇじょうぶ博士
「完全犯罪...確かにそう見えるでやんすが、実は犯人は大きなミスを犯している可能性があるでやんす。わずか数分間の犯行ということは、計画が綿密すぎたんでやんすよ。」
ずん
「???計画が綿密だったら良いことなんじゃないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「違うでやんす。あまりにも計画的だと、逆に犯人の行動パターンや心理プロファイルが浮かび上がってくるでやんす。完璧すぎる犯罪は、完璧すぎるがゆえに不自然なんでやんすよ。」
やきう
「なるほどな。でも30年も捕まってへんということは、警察も無能ってことやろ。税金の無駄遣いやわ。」
かっぱ
「おいおい、200人以上取材しとるって書いてあるやんけ。それだけ必死に追いかけとるってことやろ。」
でぇじょうぶ博士
「2010年に時効が撤廃されたことは大きいでやんす。つまり、犯人は一生逃げ続けなければならないでやんす。まるで永遠に追いかけてくる呪いのようなもんでやんすね。」
ずん
「じゃあ犯人は今頃、毎日ビクビクしながら生きてるってことなのだ?」
やきう
「そうとは限らんで。むしろ安心しきって、普通の生活送っとるかもしれへんやろ。人間の適応能力ってすごいんやで。」
でぇじょうぶ博士
「実際、未解決事件の犯人が何十年も平然と暮らしているケースは珍しくないでやんす。罪悪感なんて、時間が経てば麻痺するもんでやんすからね。」
かっぱ
「それにしても、なんでこの事件をわざわざ今取り上げるんや?何か新しい証拠でも出てきたんかいな。」
でぇじょうぶ博士
「おそらくNHKは犯人を炙り出そうとしているでやんす。メディアの力を使って、犯人の周辺人物に揺さぶりをかける作戦でやんすね。誰かがほころびを見せることを期待しているんでやんす。」
ずん
「でもさ、30年も経ったら証拠とか全部なくなってるんじゃないのだ?」
やきう
「それがな、最近のDNA鑑定技術はエグいんやで。30年前の微細な証拠からでも犯人特定できる可能性があるんや。」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。科学技術の進歩は犯罪者にとって悪夢でやんすよ。当時は検出できなかった証拠が、今なら意味を持つかもしれないでやんす。」
かっぱ
「つまり、犯人はいつ警察が来るかわからんってことやな。そりゃ気が気やないわ。」
ずん
「じゃあボクが犯人だったらどうしたらいいのだ?...あっ、違うのだ!ボクは犯人じゃないのだ!」
やきう
「お前、自分から墓穴掘るタイプやな。まあ30年前お前まだ生まれてへんやろうけど。」
でぇじょうぶ博士
「この事件の一番恐ろしいところは、犯人が普通に社会に溶け込んでいる可能性でやんす。もしかしたら、誰かの隣人かもしれないし、同僚かもしれないでやんす。」
ずん
「うわぁ...それ考えたら夜も眠れなくなるのだ。」
かっぱ
「まあでも、30年逃げ切れたんやから、このまま逃げ切れるんちゃうか?」
でぇじょうぶ博士
「甘いでやんす。人間は必ず油断するもんでやんす。特に時間が経つと、『もう大丈夫だろう』という慢心が生まれるでやんす。その瞬間が命取りになるでやんすよ。」
やきう
「でもな、ワイが気になるんは被害者の高校が追悼礼拝で『罪を告白し、罰を受ける勇気を』とか言うとることや。そんな綺麗事で自首するような奴なら、最初から殺人なんかせえへんやろ。」
ずん
「じゃあこの番組見て、犯人が『やっぱり自首しよう』って思う可能性はゼロってことなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「ゼロではないでやんすが、限りなくゼロに近いでやんすね。むしろ、この番組を見て焦った犯人が何か行動を起こす、その痕跡を掴もうとしているんでやんすよ。」
かっぱ
「なるほどな。釣り餌みたいなもんか。犯人が食いつくのを待っとるわけや。」
ずん
「でもさ、30年も経ったら犯人ももうおじいちゃんなんじゃないのだ?逮捕する意味あるのだ?」
やきう
「お前、被害者遺族の前で同じこと言えるんか?年取ったから許されるとか、そんなん通用せえへんで。」
でぇじょうぶ博士
「正義に時効はないでやんす。それが2010年の法改正の意味でやんすよ。たとえ犯人が100歳になっても、罪は罪として裁かれるべきでやんす。」
ずん
「むむむ...でもボク思ったんだけど、犯人って本当に一人なのだ?複数犯の可能性はないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「鋭い指摘でやんす!実は複数犯説も捜査線上にあるでやんす。ただ、わずか数分間で3人を射殺するという手際の良さから、単独犯の可能性が高いとされているでやんすね。」
やきう
「それにしても、誰も犯人の顔見てへんって、どんだけ運がええねん。まるで忍者みたいやな。」
かっぱ
「いや、むしろ計画的に目撃者を残さへんようにしたんやろ。そういう意味では、かなり冷徹な人間やで。」
ずん
「じゃあもしかして、犯人は元刑事とか、犯罪に詳しい人なんじゃないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「その可能性も否定できないでやんす。犯行の手口を見ると、警察の捜査方法を熟知している人物の可能性があるでやんすね。まるで自分が追われる側の気持ちを知っている者の犯行でやんす。」
やきう
「それって、つまり警察内部に犯人がおるかもしれへんってことか?やばすぎやろ。」
かっぱ
「おいおい、陰謀論はやめとけや。でもまあ、可能性としてはゼロやないわな。」
ずん
「うわぁ...この事件、考えれば考えるほど謎だらけなのだ。結局、真相はわからないままなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「わからないことだらけでやんすが、一つだけ確かなことがあるでやんす。それは、犯人はまだどこかで生きているということでやんす。そして、いつか必ず捕まるということでやんすよ。」
やきう
「まあ、ワイは捕まらんと思うけどな。30年も逃げ切れたんやから、このままフェードアウトやろ。」
かっぱ
「お前、縁起でもないこと言うなや。被害者の無念を晴らすためにも、絶対捕まえなあかんやろ。」
ずん
「でもボク思ったんだけど...もしかして犯人、もう死んでるんじゃないのだ?だから捕まらないとか...」
でぇじょうぶ博士
「それも可能性の一つでやんすが、それならそれで真相を明らかにする必要があるでやんす。被害者遺族の心の平穏のためにも、事件の全容を解明することが重要でやんすよ。」
やきう
「結局、誰も答えを持ってへんってことやな。これぞ未解決事件の恐ろしさやで。」
ずん
「じゃあボクたちは、永遠に犯人の隣で生活してる可能性があるってことなのだ?...もうスーパー行くの怖くなったのだ!」