# 「なみえ焼そば」商標ロイヤリティ問題
地域ブランドか、それとも搾取か?
ずん
「売上の2.5%って、ボクの給料全部持ってかれるレベルなのだ!」
やきう
「お前、給料ゼロやろ。引きこもっとんのに何言うとんねん。」
でぇじょうぶ博士
「やれやれ...では詳しく説明するでやんす。浪江町商工会が地域団体商標『なみえ焼そば』の使用料として売上の2.5%を徴収し始めたでやんす。」
かっぱ
「売上の2.5%て、純利益ちゃうで。ヤバいやん。」
でぇじょうぶ博士
「そうでやんす。飲食店の純利益率は通常5〜10%程度でやんすから、実質的には利益の半分近くを持っていかれる計算になるでやんす。」
ずん
「え?じゃあ昔から浪江焼きそば作ってた店が、急に金払えって言われたってことなのだ?」
やきう
「まさに893の手口やんけ。『昔からその看板で商売しとったやろ?今日からみかじめ料払えや』って話やで。」
でぇじょうぶ博士
「商工会側の言い分もあるでやんす。『被災地の自立運営』『持続可能なまちおこし』のために、徴収したロイヤリティを提供店MAP作成やイベント運営に使うと主張してるでやんす。」
かっぱ
「まあ理屈は分かるけどな。でも昔からやっとる店からボッたらアカンやろ。」
ずん
「つまり、地域のために頑張ってきた店が追い出されるってことなのだ?本末転倒じゃないのだ?」
やきう
「まさにコンサル脳丸出しやな。『ブランド価値の最大化』とか言うて、現場のこと何も分かっとらん奴らの仕業や。」
でぇじょうぶ博士
「興味深いのは、商標管理を受託してるのが株式会社浪江商事で、その社長が浪江町商工会青年部の部長という点でやんす。」
かっぱ
「あー...身内で回しとるわけやな。臭いで、これ。」
ずん
「でも、商標って大事なんじゃないのだ?勝手に使われたら困るんじゃないのだ?」
やきう
「お前アホか。佐世保バーガーは佐世保市の『認定制度』で、売上に応じたロイヤリティなんて取っとらんで。」
でぇじょうぶ博士
「そうでやんす。地域ブランドの管理方法は様々でやんす。重要なのは『地域全体の利益』と『個別店舗の負担』のバランスでやんす。」
かっぱ
「東北やきそばサミット開催したり、小学校で授業したりしとるみたいやけど、その金を店から巻き上げてやるのはどうなんやろな。」
ずん
「あ!じゃあボク、『ずんだ焼きそば』を商標登録して、みんなから2.5%もらうのだ!」
やきう
「お前が作れるのはカップ麺だけやろ。しかも失敗するタイプの。」
でぇじょうぶ博士
「この問題の本質は、『誰が地域ブランドの所有者か』という点でやんす。長年その料理を作り続けてきた店舗なのか、それとも商標を管理する組織なのか、でやんす。」
かっぱ
「普通に考えたら、昔からやっとる店は『既得権』として免除するべきやろ。新規参入組から取るならまだ分かるわ。」
ずん
「そうなのだ!ボクだって、昔から引きこもってたのに、急に『引きこもり税2.5%』とか言われたら困るのだ!」
やきう
「お前は社会に何も貢献しとらんから、むしろ『存在税』払うべきやろ。」
でぇじょうぶ博士
「補助金頼みからの脱却という目標は理解できるでやんす。しかし、そのために地域の飲食店を苦しめては、まちおこしの目的と矛盾するでやんす。」
かっぱ
「結局、『持続可能なまちおこし』が『持続不可能な店づくり』になっとるやんけ。本末転倒やで。」
でぇじょうぶ博士
「例えば、売上ではなく『なみえ焼そば』という商品一食あたり10円とか、定額制にするべきだったでやんす。あるいは、長年営業してきた店舗への特例措置を設けるとか、でやんす。」
やきう
「『コンプライアンス違反』とか脅しとるのもクソやな。お前らが法を盾に地域の歴史を踏みにじっとるんやで。」
かっぱ
「商工会のポストも妙に強気やしな。『ロイヤリティ徴収させて頂きます!』って、誰目線やねん。」
ずん
「でも、イベントとか学校の授業とか、いいこともしてるんじゃないのだ?」
やきう
「他人の金でいい顔するのは簡単やで。自分らはリスクゼロで、店に全部押し付けとるだけや。」
でぇじょうぶ博士
「地域ブランドというのは、本来は地域全体の『共有財産』であるべきでやんす。それを一部の組織が独占的に管理し、利益を得る構造は問題でやんす。」
かっぱ
「しかも、二本松駅前の杉乃家みたいに、実際に看板外す店が出とる。これ、ブランド価値下がるだけやん。」
ずん
「あれ?それって、商標を守ろうとして、逆にブランドを壊してるってことなのだ?」
やきう
「せや。アホの極みや。まるで『患者を守るために殺す医者』みたいなもんやで。」
でぇじょうぶ博士
「この問題は他の地域にも波及する可能性があるでやんす。地域団体商標を持つ全国の商工会が、『浪江方式』を真似し始めたら大変でやんす。」
かっぱ
「宇都宮餃子も、横手やきそばも、富士宮やきそばも、全部ロイヤリティ取られる時代が来るんか?地獄やん。」
ずん
「うわぁ...じゃあボク、これからは『ご当地グルメ』じゃなくて『ずんオリジナルグルメ』を開発するのだ!誰にも文句言われないのだ!」
やきう
「お前が開発できるのは『新しいダメ人間の形』だけやろ。それも商標登録しとけや、他に真似する奴おらんから安心やで。」