ずん
「尻呼吸とか、完全にふざけてるとしか思えないのだ。イグノーベル賞ってやっぱりギャグなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「いやいや、これは大真面目な研究でやんす。ドジョウの腸呼吸にヒントを得て、哺乳類でも実証したんでやんすよ。」
やきう
「待てや。つまりワイらも尻で息できるってことか?人間の可能性、無限大すぎるやろ。」
でぇじょうぶ博士
「まあそういうことでやんす。パーフルオロカーボンという液体を直腸に入れて、60分間我慢する実験をしたでやんすね。」
ずん
「60分も!?ボクなら3分で限界なのだ。というか、想像しただけでお腹痛くなってきたのだ...」
やきう
「健康な日本人男性27名が実験台とか、絶対バイト代エグかったやろな。いくらもらえるんや?」
でぇじょうぶ博士
「それは不明でやんすが、1500mlも注入された人もいたそうでやんす。ペットボトル1.5本分でやんすよ。」
ずん
「うわぁ...それ完全に拷問じゃないのだ?深刻な有害事象はなかったって、軽い有害事象はあったってことなのだ?」
やきう
「腹部膨満感と不快感って書いてあるやん。まあ当たり前や。尻に液体1.5リットルとか、妊婦体験どころの話やないで。」
でぇじょうぶ博士
「しかし、これが実用化されれば、気道が塞がれた患者や肺機能が著しく制限された患者を救えるんでやんすよ。」
ずん
「でも、まだ血中酸素濃度が改善するかどうかのデータは出てないんでしょ?それって肝心なところじゃないのだ?」
やきう
「ほんまやな。安全性だけ確認して、肝心の効果は未確認とか、まるで健康食品の広告みたいやんけ。」
でぇじょうぶ博士
「むむむ、それは違うでやんす。まずは安全性を確認するのが臨床試験の鉄則でやんす。次のステップで酸素化液体を使うんでやんすよ。」
ずん
「最終的には新生児ケアにも応用したいって書いてあるけど...赤ちゃんの尻に液体入れるとか、親は絶対反対するのだ。」
やきう
「まあでも、赤ちゃんが呼吸困難で死にかけとったら、尻呼吸でも何でもやるやろ。背に腹は代えられへんわ。」
でぇじょうぶ博士
「そうでやんす。実際、新生児の呼吸器疾患は深刻な問題でやんすからね。この技術が確立されれば、救える命が増えるでやんす。」
ずん
「でも博士、これって結局浣腸の超進化版ってことなのだ?医療の進歩って、時々変な方向に行くのだ...」
やきう
「変な方向も何も、人類の歴史なんて変な発明の連続やろ。麻酔だって最初は笑気ガス吸ってヘラヘラしてただけやぞ。」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。イグノーベル賞受賞研究の中には、後に実用化されたものも多いんでやんすよ。」
ずん
「じゃあボクも尻呼吸マスターになれば、水中で長時間潜れるようになるのだ?新しい特技ゲットなのだ!」
やきう
「アホか。お前が水中に潜る理由がどこにあるんや。てか、液体入れなアカンねんから、プールで実践とか無理やぞ。」
ずん
「むぅ...じゃあ普段の生活では使えないのだ。結局、緊急時の医療用途だけなのだ?つまんないのだ。」
でぇじょうぶ博士
「当たり前でやんす。遊びで尻に液体入れるバカがどこにいるでやんすか。これは命を救う技術でやんす。」
やきう
「しかし、尻呼吸が普及したら、『呼吸が荒いですね』とか『息が詰まりそう』とかいう慣用句、全部意味変わるやんけ。」
ずん
「確かに!『息を呑む』とか『息をひそめる』とか、どっちの穴の話なのか分からなくなるのだ!言葉の混乱が起きるのだ!」
でぇじょうぶ博士
「...そんな心配する前に、おいらは実用化に向けてデータを集めることの方が重要だと思うでやんすけどね。」
やきう
「でも正直、この研究に1500ml注入された被験者、マジで尊敬するわ。ワイには絶対無理や。」
ずん
「ボクもさっきから考えてたけど、やっぱり無理なのだ。でも、もしボクが呼吸困難になったら...その時は尻に賭けるしかないのだ!」