ずん

「えぇ！？大人になってからお漏らしするなんて、そんなことあるのだ？はかせ、これどういうことなのだ？」

でぇじょうぶ博士

「ふむ。がん治療後の尿失禁は、特に前立腺がんや膀胱がんの手術後によく見られる現象でやんす。手術中に神経や筋肉がダメージを受けることで、排尿コントロールが難しくなる場合があるでやんすね。」

やきう

「いやいや、それでも『雨音聞いただけで漏らす』とか、どんなトラウマ抱えとるねん。ワイなら一生外出できへんわ。」

でぇじょうぶ博士

「それこそ心理的な要因も絡むでやんすよ。失禁への恐怖心がストレスとなり、それ自体がさらなる失禁を引き起こす悪循環になることもあるでやんす。」

ずん

「じゃあ紙おむつ生活って、一時的なものなのだ？それとも一生続く可能性もあるのだ？」

でぇじょうぶ博士

「リハビリ次第では改善するケースも多いでやんす。ただし、高齢者の場合は回復に時間がかかることもあり、一部では長期的なサポートが必要になる場合もあるでやんすね。」

やきう

「ほーん。でもさ、『末期がんおひとりさまでも大丈夫』とかタイトル強気過ぎひん？全然大丈夫ちゃう感しかないわ。」

ずん

「確かに！タイトル詐欺なのだ！これ読者泣いちゃうパターンなのだ！」

でぇじょうぶ博士

「いやいや、この本の意図は『困難を共有し乗り越える力を持とう』というメッセージにあると思うでやんすよ。医療ジャーナリストとして、自身の経験を通して他人を励ますために書いたのでしょう。」

ずん

「でもボクだったら絶対無理なのだ…。雨音聞いて漏らしたらもう人生終わった気分になるのだ…」

やきう

「お前そもそも雨の日外出せえへんなら問題ないやろ。それより普段から怠惰な生活してる方がよっぽどヤバいわ。」

ずん

「ぐぬぬ…ボクには紙おむつより精神的ケアが必要みたいなのだ。」