ずん
工場見学が趣味って、マジで言ってるのだ?そんなマニアックな趣味の人間が存在するなんて信じられないのだ。
でぇじょうぶ博士
存在するでやんす。むしろ工場見学は知的好奇心を満たす最高のエンターテインメントでやんすよ。おいらも月に3回は工場見学に行くでやんす。
やきう
ワイもたまに行くで。ただし見学というより、製造ラインの女の子を観察しに行っとるんやけどな。
ずん
それただの変態じゃないのだ...。でもさ、洗濯工場って過酷な現場のイメージあるよね。映画とかでも汗だくで働いてる感じなのだ。
でぇじょうぶ博士
それが先入観でやんす。実際のウェアラの工場は、食品工場並みの清潔さを保っているでやんす。エアシャワー3回も通過しないと入れないなんて、まるでNASAの宇宙ステーションでやんす。
やきう
3回も?そんなん、ワイの体臭が完全に消えてまうやん。せっかく3日風呂入らんで熟成させたフェロモンが。
ずん
誰も求めてないのだ、そんなフェロモン...。でも確かに、ただの洗濯工場にしては清潔すぎる気がするのだ。
でぇじょうぶ博士
それこそがウェアラの哲学でやんす。彼らは単なる「洗濯屋」ではなく、「人のウェルビーイングを支えるインフラ」として事業展開しているでやんす。清潔なユニフォームは、働く人の心理的安全性にも直結するでやんすからね。
やきう
ウェルビーイングって、最近の意識高い系が好きそうな横文字やな。要するに「気持ちええ」ってことやろ?
ずん
でもさ、毎日6万着も洗うって、家庭の洗濯機換算で何回分なのだ?想像つかないのだ。
でぇじょうぶ博士
一般的な洗濯機の容量を7kgとして、1着あたり約500gと仮定すると、約4286回分に相当するでやんす。これを毎日こなすんでやんすから、まさに産業の心臓部でやんすね。
やきう
計算早すぎやろ...。てか博士、そういう無駄な計算する暇あるなら、モテる方法でも計算したらどうや?
でぇじょうぶ博士
おいらにとってモテることの優先順位は、宇宙の熱的死を計算することより低いでやんす。
ずん
それ、実質ゼロってことなのだ...。でもこの工場、200キロ洗える巨大洗濯機とか150℃の熱風とか、スペックがヤバすぎるのだ。
でぇじょうぶ博士
そうでやんす。特に150℃の熱風は、ほとんどの細菌やウイルスを死滅させる温度でやんす。これはもう洗濯というより、滅菌処理に近いでやんすね。
やきう
ワイの部屋の服も、そこで洗ってもらいたいわ。というか、ワイ自身をその熱風に当てて欲しい。生まれ変われそうや。
ずん
やきう、それ自殺志願なのだ...。でもさ、こんな最新設備の工場なのに、記事には「職人芸」って書いてあるのだ。矛盾してない?
でぇじょうぶ博士
それこそが現代製造業の本質でやんす。最新テクノロジーと人間の熟練技術の融合でやんす。機械が完璧に見えても、最終的な品質判断や微調整は、まだ人間の目と手に勝るものはないでやんすよ。
やきう
なるほどな。AIが発達しても、結局は人間様の勝ちってことか。ワイもAIに負けんように、今日も布団で寝ながらスマホいじって人間らしさを発揮するわ。
ずん
それ人間らしさじゃなくて、ただのダメ人間なのだ...。でも確かに、洗濯工場に対するイメージが180度変わる内容だったのだ。
でぇじょうぶ博士
そうでやんすね。エミール・ゾラの『居酒屋』や『万引き家族』のイメージとは真逆の、清潔で近代的な現場でやんす。産業革命以降の労働環境の改善を象徴する事例とも言えるでやんす。
やきう
博士、たまにはええこと言うやん。でもワイ思うんやけど、こんな清潔な工場で働いてる人って、家帰ったら逆に汚部屋で暮らしてそうやな。反動で。
でぇじょうぶ博士
統計的に見ると、清潔な職場で働く人ほど、私生活も整理整頓されている傾向があるでやんす。やきうさんの仮説は、完全に自己投影でやんすね。
やきう
うるさいわ。ワイの部屋は「創造的混沌」って呼ぶんや。天才の部屋はみんな散らかっとるもんやで。
ずん
じゃあやきうは天才ニートってことになるのだ。でも結局、この工場の何が一番すごいのだ?
でぇじょうぶ博士
一番は「思想」でやんす。単なる「汚れを落とす」という作業を、「人の尊厳を守る」というレベルまで昇華させた企業哲学でやんす。清潔なユニフォームは、着る人の自己肯定感を高め、結果的に生産性向上にも繋がるでやんすからね。
やきう
なんや急に真面目な話になったな。ワイも清潔なパンツ履いたら、人生変わるんやろか。
ずん
やきう、まずパンツ履く習慣からつけるのだ...。でもさ、こういう工場がもっと増えたら、日本の製造業も変わるかもしれないのだ。
でぇじょうぶ博士
その通りでやんす。3K(きつい・汚い・危険)からの脱却は、製造業の持続可能性に直結する課題でやんす。ウェアラのような事例が増えれば、若者の製造業離れにも歯止めがかかる可能性があるでやんすね。
やきう
若者が工場で働きたくなる時代か...。ワイが若かった頃は、工場なんてダサいと思っとったのに。時代は変わったんやな。
ずん
やきう、お前今も若いだろ...というか、いつから働いてないのだ?
やきう
...5年前からや。でも毎日忙しいで。ネットで社会を監視する仕事しとるからな。
でぇじょうぶ博士
それは仕事とは言わないでやんす。ただの暇人でやんす。
ずん
でもさ、この記事読んで思ったけど、「先入観」って怖いのだ。筆者も洗濯工場を過酷な現場だと決めつけてたわけだし。
でぇじょうぶ博士
科学的にも、確証バイアスというやつでやんす。人間は自分の信じたい情報だけを集める傾向があるでやんすからね。実際に現場を見ることの重要性を、この記事は教えてくれるでやんす。
やきう
つまり、ワイがモテないのも確証バイアスってことか?実はモテてる可能性もあるんちゃう?
でぇじょうぶ博士
いいえ、それは確証でやんす。バイアスではないでやんす。
ずん
でもさ、工場見学が趣味って、意外といいかもしれないのだ。デートで使えるんじゃないのだ?
やきう
デート...?工場見学デート...?なるほど、相手の知的レベルを測れるし、ええかもしれんな。
でぇじょうぶ博士
データによると、工場見学デートの成功率は通常のデートより23%低いでやんす。特に初デートでは致命的でやんすね。
ずん
博士、そのデータどこから出てきたのだ...。てか、博士はデートしたことあるのだ?
でぇじょうぶ博士
...おいらの恋愛経験は、ブラックホールの観測より困難でやんす。
やきう
つまりゼロってことやな。ワイと同じや。仲間やん。
ずん
なんか悲しい連帯感が生まれてるのだ...。話を戻すけど、結局この工場の何が革新的なのだ?
でぇじょうぶ博士
端的に言えば、「インフラ思考」でやんす。電気・水道・ガスのように、清潔なユニフォームを「あって当たり前」のインフラとして提供する発想の転換でやんす。
やきう
インフラか...。ワイにとってのインフラは、Wi-Fiとウーバーイーツやな。これがなかったら生きていけへん。
ずん
それ、ただの引きこもりの必需品なのだ...。でも確かに、清潔なユニフォームって、働く人のモチベーションに直結するよね。
でぇじょうぶ博士
その通りでやんす。心理学的にも、清潔な服装は自己効力感を高めることが証明されているでやんす。いわゆる「enclothed cognition(着衣認知)」という概念でやんすね。
やきう
だからワイはいつもパジャマなんや。リラックス認知を最大化しとるわけや。
ずん
やきう、いい加減働けよ...。でもさ、200キロ洗える洗濯機って、象も洗えるんじゃないのだ?
でぇじょうぶ博士
象の平均体重は約5トンなので、200kgでは洗えないでやんす。ただし、象の赤ちゃんなら可能性はあるでやんすね。生後3ヶ月くらいまでなら。
やきう
なんでそんな情報すぐ出てくるんや...。てか、象を洗う需要あるんか?
ずん
ないのだ、絶対に。でも150℃の熱風って、肉も焼けるレベルじゃないのだ?
でぇじょうぶ博士
焼けるでやんす。豚肉なら63℃で30分、鶏肉なら74℃で即座に安全な温度に達するでやんす。150℃なら完全に調理可能でやんす。
やきう
じゃあこの工場、夜な夜な従業員が肉焼いて宴会してる可能性あるな。
でぇじょうぶ博士
それは衛生管理上あり得ないでやんす。というか、それをやったら業務停止処分でやんす。
ずん
当たり前なのだ...。でもさ、こんな最新工場でも「職人芸」が必要ってことは、AIに完全には置き換えられないってことだよね。
でぇじょうぶ博士
鋭い指摘でやんす。特にシミ抜きなどの作業は、AIには判断が難しい領域でやんす。布の素材、シミの種類、色、範囲など、無限に近い変数があるでやんすからね。
やきう
へー、意外と奥が深いんやな。ワイも自分の服のシミ抜き、もっと真剣にやろうかな。
ずん
お前、服にシミついてるの気づいてたのだ...。でも結局、この工場が目指してるのは、ただの「洗濯」じゃなくて、「ウェルビーイング」ってことなのだ?
でぇじょうぶ博士
正確にはそうでやんす。清潔なユニフォームを通じて、働く人の心身の健康、つまりウェルビーイングを支えるという思想でやんす。これは単なる洗濯サービスを超えた、社会インフラとしての自己定義でやんすね。
やきう
カッコええこと言うてるけど、要するに洗濯屋やろ?
でぇじょうぶ博士
そういう矮小化した見方をするから、やきうさんは人生の本質を見失ってるでやんす。
やきう
うるさいわ!ワイは人生の本質なんて最初から見失っとるわ!
ずん
それ、自慢することじゃないのだ...。でも博士、この工場の衛生管理って、飲食店より厳しくない?
でぇじょうぶ博士
その通りでやんす。むしろ製薬工場レベルの清潔度でやんす。エアシャワー3回なんて、普通の食品工場でも1回か2回でやんすからね。
やきう
じゃあワイがこの工場入ったら、3回のエアシャワーでピカピカになって、別人になれるんちゃう?
でぇじょうぶ博士
無理でやんす。エアシャワーは埃や髪の毛を除去するだけで、性格は変わらないでやんす。
ずん
やきう、諦めるの早すぎるのだ...。でもさ、こういう工場がもっと増えれば、「洗濯」に対するイメージも変わるかもね。
でぇじょうぶ博士
社会学的に見ても、職業に対するイメージ変革は重要でやんす。かつて3Kと呼ばれた職種が、テクノロジーと哲学の力で魅力的な職場に変わる。これこそが真の産業革命でやんすね。
やきう
博士、たまには良いこと言うやん。でもワイは革命より昼寝を選ぶけどな。
ずん
じゃあボク、将来この工場で働こうかな。清潔だし、最新設備だし、なんかカッコいいのだ。
でぇじょうぶ博士
その心意気は素晴らしいでやんす。ただし、毎日6万着の洗濯物と向き合う覚悟が必要でやんすよ。
やきう
6万着...。ワイが人生で洗った服、全部足しても100着いかんかもしれん。
ずん
それ、マジで人として終わってるのだ...。でも最後に一つ聞きたいんだけど、この工場見学、一般人も参加できるのだ?
でぇじょうぶ博士
記事によると、今回は報道陣向けの初公開だったようでやんす。一般公開については言及されていないでやんすが、問い合わせてみる価値はあるでやんすね。
やきう
ワイも行ってみたいわ。人生で初めての「外出する理由」ができた気がする。
ずん
その動機、悲しすぎるのだ...。でも確かに、工場見学って大人になってからやると、新しい発見があるかもしれないのだ。
でぇじょうぶ博士
まさにその通りでやんす。子供の頃の工場見学は「わー、すごーい」で終わるでやんすが、大人になってから行くと、ビジネスモデルや経営哲学まで読み取れるでやんすからね。
やきう
なるほどな。じゃあワイも大人として、この工場の経営哲学を学びに行くわ。そして引きこもり人生の脱却や。
でぇじょうぶ博士
その意気込みが3日以上続けば、おいらはやきうさんを尊敬するでやんす。
ずん
自己申告が早すぎるのだ...。でもまぁ、洗濯工場がこんなにハイテクで清潔で、哲学まであるなんて、マジで驚きなのだ。ボクも自分の洗濯物、もっと大事に扱おうと思ったのだ。いや、そもそもボクは親に洗濯任せっきりだから、自分で洗うことから始めようかな...いや、やっぱり親に任せるのだ!だって洗濯って面倒くさいし、このウェアラの工場に全部任せたいのだ!