# 無名企業のコーポレートサイト論争
訪問者目線か、情報羅列か
**ずん
** 「無名企業のサイトは『よくある質問』を並べるだけでいいって...これ、手抜きを正当化してるだけなのだ!」
**でぇじょうぶ博士
** 「むむむ、それは大きな誤解でやんす。実はこれ、認知心理学的にも理にかなってるでやんす。人間の脳は未知の対象に出会った時、まず『これは何か?』『自分に関係あるか?』を判断するでやんすからね。」
**かっぱ
** 「せやな。ワイも知らん店入る時、メニュー表が複雑やったら即帰るわ。シンプルが一番や。」
**ずん
** 「でもさ、大手企業みたいなカッコいいサイトの方が信頼されるんじゃないのだ?見栄えって大事っしょ?」
**でぇじょうぶ博士
** 「それは『ハロー効果』という認知バイアスでやんす。でも無名企業が豪華な衣装を着ても、中身が伴わなければ『張りぼて』だと見抜かれるでやんす。むしろ誠実さが信頼を生むでやんすよ。」
**かっぱ
** 「ほんまそれ。知名度ないくせに偉そうなサイト作っても、『お前誰やねん』で終わりや。」
**ずん
** 「じゃあ、情報を羅列するのは完全に悪なのだ?」
**でぇじょうぶ博士
** 「悪ではないでやんす。ただし『誰のための情報か』を考えずに並べるのが問題でやんす。大手企業は既に認知されてるから、情報へのアクセス性が重要。でも無名企業は『まず興味を持ってもらう』が最優先でやんす。」
**かっぱ
** 「図書館と屋台の違いやな。図書館は本が整理されてることが大事やけど、屋台は『うまそう!』思わせたら勝ちや。」
**ずん
** 「なるほど...でも『友だち採用』とかいうの、身内びいきすぎて炎上しないのだ?」
**でぇじょうぶ博士
** 「むむむ、鋭い指摘でやんす。でもこれは『採用のミスマッチを減らす』という合理的戦略でやんす。友人の紹介なら、文化的適合性が事前に担保されてるでやんすからね。Google も実はリファラル採用を重視してるでやんす。」
**かっぱ
** 「せやけど、これ公言するのは度胸あるわ。普通の会社は建前で『公正な採用』言うとるのに。」
**ずん
** 「つまり、正直に言っちゃうのがポイントなのだ?」
**でぇじょうぶ博士
** 「そうでやんす。透明性が信頼を生むでやんす。むしろ『誰でも応募できます』と言いつつ、裏で学歴フィルターかけてる企業より誠実でやんす。」
**かっぱ
** 「ホンマにな。嘘ついて取り繕うより、最初から『ワイらこういう方針や』言う方が気持ちええわ。」
**ずん
** 「でもさ、この戦略って結局『小さい会社は小さいままでいろ』って言ってるようなもんなのだ。成長意欲ないのだ?」
**でぇじょうぶ博士
** 「それは違うでやんす!これは『成長のステージに応じた戦略』でやんす。無名企業が背伸びして大手の真似をするのは、赤ん坊にスーツを着せるようなもんでやんす。まず自分のサイズに合った服を着て、成長したらサイズアップすればいいでやんす。」
**かっぱ
** 「せやな。身の丈に合わんことして爆死するより、地に足つけた方が結局遠くまで行けるわ。」
**ずん
** 「じゃあ博士、この戦略の最大の落とし穴は何なのだ?教えてほしいのだ。」
**でぇじょうぶ博士
** 「むむむ、いい質問でやんす。最大の落とし穴は『更新を怠ること』でやんす。シンプルなサイトは作るのは簡単でやんすが、継続的に訪問者の疑問をアップデートしないと、すぐに陳腐化するでやんす。『よくある質問』が実は『全然聞かれない質問』になってたら本末転倒でやんすからね。」
**かっぱ
** 「あー、それはあるな。古い情報そのままにしとく会社、めっちゃ多いもんな。」
**ずん
** 「むぅ...結局、楽できる方法なんてないってことなのだ?」
**でぇじょうぶ博士
** 「その通りでやんす。戦略が違うだけで、努力量は変わらないでやんす。むしろ訪問者の心理を深く理解する必要があるから、ある意味もっと難しいでやんす。」
**かっぱ
** 「ほんで、Coneみたいにうまくいったらええけど、失敗したら『やっぱ普通のサイトにしとけばよかった』なるリスクもあるしな。」
**ずん
** 「じゃあ、この記事を読んだ中小企業の社長さんたちは、どうすればいいのだ?」
**でぇじょうぶ博士
** 「まずは『自社のサイトに誰が来てるか』を徹底的に分析するでやんす。Google Analyticsを見て、訪問者の行動パターンを理解するでやんす。そして『この人たちは何を知りたいのか?』を考え抜くでやんす。答えは自社のデータの中にあるでやんす。」
**かっぱ
** 「せやな。他社の成功事例を真似るんやなくて、自社の状況に合わせてカスタマイズせなあかんわ。」
**ずん
** 「でも博士、そんなに考えるの面倒くさいのだ...外注しちゃダメなのだ?」
**でぇじょうぶ博士
** 「外注は悪くないでやんす。でも『丸投げ』は最悪でやんす。制作会社は業界のプロでやんすが、あなたの会社のプロではないでやんす。訪問者が何を求めてるかは、現場にいるあなたが一番知ってるでやんす。」
**かっぱ
** 「ほんまそれな。ワイも昔、サイト制作丸投げして、クソみたいなもん出来上がったことあるわ。結局作り直しや。」
**ずん
** 「むぅ...やっぱり楽な道はないのだ。じゃあボク、今のままでいいのだ。現状維持が一番なのだ!」
**でぇじょうぶ博士
** 「それが一番ダメでやんす!現状維持は緩やかな死でやんす。競合他社が進化してる中で止まってたら、相対的に後退してるのと同じでやんす。」
**かっぱ
** 「せやな。ずん、お前のその考え方が一番ヤバいわ。変化を恐れとったら、気づいたら時代に取り残されとるで。」
**ずん
** 「う、うるさいのだ!じゃあボク、とりあえずサイトに『社長の顔写真』をデカデカと載せるのだ!インパクト重視なのだ!」
**でぇじょうぶ博士
** 「それは逆効果でやんす...」
**かっぱ
** 「誰もお前の顔なんか見たないわ...」
**ずん
** 「じゃ、じゃあ『AIが自動で質問に答えるチャットボット』を導入するのだ!最先端なのだ!」
**でぇじょうぶ博士
** 「技術に飛びつく前に、まず基本を固めるでやんす...訪問者が何を求めてるか、ちゃんと理解してるでやんすか?」
**かっぱ
** 「ずん、お前典型的な『形から入って中身がない』タイプやな...」
**ずん
** 「むぅ...じゃあボク、『1日1個、お客様の質問をサイトに追加する』ってのはどうなのだ?これなら簡単なのだ!」
**でぇじょうぶ博士
** 「おお!それは素晴らしいアイデアでやんす!継続的な改善こそが成功の鍵でやんす。1年続ければ365個の質問が蓄積されるでやんす。それはもう立派なナレッジベースでやんす。」
**かっぱ
** 「おお、ずんにしては珍しくまともなこと言うたな。でも、お前3日で飽きるやろ。」
**ずん
** 「そ、そんなことないのだ!ボクは真面目なエリート会社員なのだ!...たぶん。いや、もしかしたら。あれ、自信なくなってきたのだ...でもとりあえず、明日から本気出すのだ!」