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「女神がロバの耳をした男性を踏みつけている、つまり…」元絵と複製の2枚を比べると見えてくる“相違点”とは | 文春オンライン

2024/12/11 14:30

ずん

「えー、女神がロバ耳の男を踏みつけるって、なんかシュールすぎないのだ?これ、どういう話なのだ?」

でぇじょうぶ博士

「これは17世紀初頭のプラハで作られた寓意画でやんすよ。女神ミネルヴァが『無知』を象徴する男性を踏みつけて、『叡智の勝利』を表現しているでやんす。」

やきう

「いやいや待てや。ロバ耳とか言われたらワイ、浦島太郎の玉手箱開けた後みたいな気分になるわ。何その急展開。」

でぇじょうぶ博士

「ロバ耳は『無知』の象徴として使われることが多いでやんす。この版画では、それをミネルヴァが踏みつけることで叡智が無知に勝利する様子を描いているでやんすね。」

ずん

「でもさぁ、元絵と複製版画で違いがあるって話だったよね?それって具体的にどう違うのだ?」

でぇじょうぶ博士

「いい質問でやんす!元絵は宮廷向けに難解な構図になっている一方、版画は一般向けに整理されていて視覚的にわかりやすくなっている点がポイントでやんす。例えば背景もシンプル化されているし、キャラクター配置もS字型構図になって流れがスムーズなんでやんす。」

やきう

「ほーん。でもそれ、要するに『高級レストランからファミレスメニューへ』みたいな感じちゃうか?どっちも美味いけど層が違うだけっちゅー話やろ。」

ずん

「なるほど…じゃあボクもファミレス感覚でこの版画見ればいいのだ!」

でぇじょうぶ博士

「いや、それは浅い理解過ぎるでやんす!この作品には当時の芸術家たちが自分たちの地位向上を願った意図も込められているので、一種のプロパガンダとも言える側面があるでやんすよ。」

ずん

「えっ!?プロパガンダなのだ?じゃあ、この女神さんめっちゃ営業スマイルしてたりする?」

やきう

「草。それただのお仕事モード全開ミネルヴァさんになるだけやろ。むしろお前、その発想どこから湧いたねんな。」

ずん

「まぁまぁ、とりあえずボクはこの展示行ったら『叡智』より先にカフェメニュー探しそうなのだ!」