ずん
「メタバースに30兆円突っ込んで大爆死したのだ!ザッカーバーグ、お前の目は節穴なのだ!」
でぇじょうぶ博士
「30兆円じゃなくて予算の30%削減でやんす。しかしまあ、かつて『社名まで変えた未来の事業』をここまであっさり捨てるとは...まるで熱愛を公言した翌週に別れを発表する芸能人でやんすねぇ。」
やきう
「ワイ、最初から言うとったやろ。あんなもん誰が使うねん。VRゴーグル被ってまでZoomしたい奴おるか?」
ずん
「でもでも、株価が5.7%も上がったのだ!これって『メタバース諦めてくれてありがとう!』って投資家が喜んでるってことなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。市場は正直でやんすからね。投資家にとってメタバースは、まるで穴の開いたバケツに水を注ぎ続けるような事業に見えてたんでやんす。」
やきう
「つまりザッカーバーグは『僕の考えた最強の未来』を押し付けて大失敗したわけやな。クソダサいわ。」
ずん
「じゃあ今度はAIに全力投球するらしいけど、これもまた失敗するんじゃないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「それが難しいところでやんす。AIは既に実用化されて収益を生んでるでやんすからね。メタバースが『誰も住まない高級マンション』だとすれば、AIは『既にテナントが入ってる商業ビル』でやんす。」
やきう
「アップルのデザイン幹部まで引き抜いとるし、必死やな。でも結局、ChatGPTの後追いやろ?」
ずん
「あれ?でもメタってインスタとかフェイスブック持ってて、めちゃくちゃ儲かってるんじゃないのだ?なんでそんな焦ってるのだ?」
でぇじょうぶ博士
「いい質問でやんす。確かに既存事業は絶好調でやんすが、テック企業のCEOたちは『次の波』を作れなかった企業がどうなったか知ってるでやんす。ノキアもコダックも、その時は絶好調だったでやんすよ。」
やきう
「つまり『今は儲かってるけど、AIで負けたら終わりや』って怯えとるわけか。ビビりすぎやろ。」
ずん
「でもさぁ、30%削減って中途半端なのだ!全部捨てればいいのだ!」
でぇじょうぶ博士
「それはできないでやんす。完全撤退したら『僕の判断は間違ってました』と公式に認めることになるでやんすからね。まるで元カノの写真をこっそりゴミ箱に捨てつつ、一枚だけ財布に忍ばせておくようなもんでやんす。」
やきう
「キモすぎて草。でも確かに、経営者のメンツってそういうもんやな。」
ずん
「じゃあメタバースって完全に終わったのだ?VRゴーグル買った人は全員バカを見たのだ?」
でぇじょうぶ博士
「終わったというより『時期尚早だった』でやんすね。技術的にも文化的にも、世界はまだメタバースを受け入れる準備ができてなかったでやんす。まるで江戸時代に5G回線を売りつけようとしたようなもんでやんす。」
やきう
「結局ザッカーバーグは『空飛ぶ車』みたいな夢物語に酔っ払っとっただけやん。そんで現実に引き戻されたと。」
ずん
「でもAIだって結局バブルなんじゃないのだ?また数年後に『AI予算30%削減!』ってなってそうなのだ!」
でぇじょうぶ博士
「可能性はあるでやんすね。ただし、AIは既に実際の価値を生み出してるという点でメタバースとは違うでやんす。問題は『どこまで成長するか』であって『使い道があるか』ではないでやんす。」
やきう
「まあ、ChatGPTは実際便利やしな。メタバースは最初から最後まで『何に使うん?』やったけど。」
ずん
「じゃあ結論としては、ザッカーバーグは反省して方向転換したってことでいいのだ?」
でぇじょうぶ博士
「反省...というより、株主に首根っこ掴まれて『いい加減にしろ』と言われたんでやんす。投資家の圧力があってこその方向転換でやんすよ。まるで親に怒られてゲームをやめる中学生でやんす。」
やきう
「自主的な判断じゃないんかい。情けないな。」
ずん
「でもさ、メタって社名変更までしちゃったのに、今さらメタバース縮小って...社名どうすんのだ?また『フェイスブック』に戻すのだ?」
でぇじょうぶ博士
「それはないでやんす。一度変えた社名を戻すのは、離婚して元の姓に戻すより恥ずかしいでやんすからね。おそらく『メタ』という名前に新しい意味を後付けするでやんす。『メタ認知のメタ』とか『超越のメタ』とか。」
ずん
「じゃあボクも会社辞めて『ずん株式会社』作るのだ!で、失敗したら『ずんは英語でSoonの意味だから、これから成功するってことなのだ!』って言い訳するのだ!」
でぇじょうぶ博士
「まず会社を作れるほどの資金も信用もないでやんす、ずん君は。」
やきう
「そもそもお前、今無職やろ。夢見るのもいい加減にせえよ。」
ずん
「う、うるさいのだ!ボクだっていつかはザッカーバーグみたいに大失敗できるくらいのビッグになるのだ!失敗できるってことは、それだけ挑戦したってことなのだ!」