ずん
「東出昌大が竜馬になりたかったって...ボクもなりたいのだ!カッコいいし!」
でぇじょうぶ博士
「竜馬に憧れるのは結構でやんすが、ずんは刀を振り回す前に、まず朝起きることから始めるべきでやんす。」
やきう
「ワイも昔は坂本竜馬読んだで。でも現実は薩長同盟どころか、友達同盟すら結べへんかったわ。」
ずん
「むぅ...でも東出さんは10代で大志を抱いたのだ!ボクももう遅いのだ?」
でぇじょうぶ博士
「遅いも何も、ずんは今まで一度も志を抱いたことないでやんすからね。ゼロに遅いも早いもないでやんす。」
やきう
「しかし司馬遼太郎の作品って、みんな理想化されすぎやろ。歴史上の人物なんて、実際はクソみたいな奴ばっかりやで。」
でぇじょうぶ博士
「確かに司馬史観は批判もあるでやんすが、若者に情熱を与える力は本物でやんす。東出氏も30代後半で読み返して、失ったものと得たものを感じてるでやんすからね。」
ずん
「じゃあボクも今から読めば、30代で何か感じられるのだ!」
やきう
「お前、本読んで何か感じられるんか?活字見た瞬間に眠くなるタイプやろ。」
でぇじょうぶ博士
「面白いのは、東出氏が小早川秀秋を『愚鈍ではなく聡明な人物』として演じた点でやんす。歴史の定説を覆すのは勇気がいるでやんすよ。」
やきう
「関ヶ原で裏切った奴や。お前と同じ日和見主義者やな。」
でぇじょうぶ博士
「まあ、ずんは裏切る相手すらいないでやんすけどね。それはさておき、東出氏は『懊悩していた』という描写で人物を立体化したと語ってるでやんす。単なる悪役じゃなく、葛藤する人間として演じたわけでやんす。」
ずん
「懊悩...ボクも毎日懊悩してるのだ!朝起きるか、二度寝するかで!」
やきう
「それは懊悩やなくて怠惰や。小早川は天下分け目で悩んどったんやぞ。」
でぇじょうぶ博士
「しかし東出氏の言う『事前理解が血肉となっている』というのは重要でやんす。役者が原作を深く理解していれば、『ファンのエッセンスを抽出する作業』を省略できるでやんすからね。」
ずん
「じゃあボクも司馬遼太郎読んで血肉にすれば、俳優になれるのだ!」
やきう
「お前の血肉、今カップ麺とポテチでできとるやろ。そっちを何とかせえや。」
でぇじょうぶ博士
「まあ、司馬作品は確かに人生観を変える力があるでやんす。東出氏も『魂を震わされるような情熱』を感じると言ってるでやんすからね。」
ずん
「ボクの魂も震わせたいのだ!どうすればいいのだ、博士!」
でぇじょうぶ博士
「まず本を開くでやんす。そして読むでやんす。ずんには革命的に難しいことでやんすけどね。」
やきう
「ワイ思うんやけど、東出さんって不倫騒動あったやん。あれも『懊悩』してたんかな。」
でぇじょうぶ博士
「...それは別の話でやんす。今は司馬遼太郎について語ってるでやんす。」
ずん
「でもやきうの言う通り、歴史上の人物も完璧じゃなかったのだ。だからボクも大丈夫なのだ!」
やきう
「お前は不完璧通り越して欠陥品やろ。一緒にすな。」
でぇじょうぶ博士
「まあ、司馬作品の素晴らしさは、人間の欠点も含めて描く点でやんす。完璧な英雄ではなく、葛藤する人間として描くでやんすからね。」
ずん
「じゃあボクの葛藤も、いつか誰かに評価されるのだ!『ずんがゆく』って本が出るのだ!」
やきう
「タイトルだけで売れ残り確定やな。古本屋でも引き取り拒否されるわ。」
でぇじょうぶ博士
「しかし東出氏が30代後半で読み返して、『失ったもの』を感じるというのは興味深いでやんす。若い頃の情熱は、大人になると失われがちでやんすからね。」
ずん
「ボク、そもそも情熱を持ったことないから、失いようがないのだ。これって得なのだ?」