ずん

「えー、中山美穂さんが『二度と映画はやらない！』って言った話、これどういうことなのだ？博士、教えてほしいのだ！」

でぇじょうぶ博士

「それは1991年の映画『波の数だけ抱きしめて』撮影後のエピソードでやんすね。この作品はバブル景気を背景にした青春群像劇で、中山美穂さんがヒロインを務めたでやんす。でも撮影現場では相当なプレッシャーがあったようで、『もう映画なんてゴメンだ！』と叫びたくなるほどだったらしいでやんす。」

やきう

「いやいや、そもそもバブル時代とかワイらには関係ない話やろ。そんな浮かれた時代に生きてた奴らが今どうしてるか考えてみ？全員ローン地獄ちゃうんか？」

ずん

「でもさ、博士、その後中山さんまた映画出てるよね？結局どうなったのだ？」

でぇじょうぶ博士

「そうでやんす。彼女はその後も多くの名作に出演しているでやんす。特に岩井俊二監督の『Love Letter』では、日本映画史に残る名演技を見せたでやんすよ。一度は拒否したけど、再び挑戦することで新境地を開いたわけでやんす。」

やきう

「ほーん。でも結局プロデューサーとか監督が無理矢理引っ張り出しただけちゃうか？芸能界なんてブラック業界そのものやろ。」

ずん

「それってつまり、ボクが嫌いな仕事でも続ければいつか成功する可能性あるってことなのだ？」

でぇじょうぶ博士

「…いや、それは違うでやんす。中山さんの場合、自分自身と向き合い、新しい表現方法を模索した結果として成功したのであって、ただ嫌々続けただけじゃないでやんすよ。」

ずん

「むぅ…つまりボクには才能が必要ってことなのだ…。厳しい世界なのだ…」

やきう

「お前にはまず努力という概念から始めてもらわなアカンわ。それ以前の問題なんよ。」

ずん

「努力より先に休憩する才能ならあるのだ！」