ずん
「銀行がビットコイン買えるようになるらしいのだ!これって...銀行がギャンブラーになるってことなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「やんすねぇ。まるで真面目な公務員が突然パチンコ屋に通い始めるようなもんでやんす。」
やきう
「ワイの預金でビットコイン買うんか?それ横領ちゃうんか。」
ずん
「え、でも株とか国債も買ってるんでしょ?それと何が違うのだ?」
でぇじょうぶ博士
「違いは値動きの激しさでやんす。株が揺れるブランコなら、ビットコインは墜落する飛行機みたいなもんでやんす。」
やきう
「つまり銀行が破綻する確率上がるってことやな。ええ迷惑や。」
でぇじょうぶ博士
「規制でやんすか。まあ、酒飲みに『ほどほどにね』って言うようなもんでやんす。守られる保証はないでやんすねぇ。」
やきう
「で、インサイダー取引規制も導入するんやろ?今までなかったんかい。」
ずん
「今まで野放しだったってこと...?暗号資産って無法地帯だったのだ?」
でぇじょうぶ博士
「そうでやんす。まるで西部開拓時代のような世界でやんすよ。早撃ちガンマンが金持ちになる世界でやんした。」
やきう
「ステーブルコインも導入するらしいけど、それもどうせ『安定』って名前だけやろ。」
でぇじょうぶ博士
「法定通貨と連動して価値が固定されてるんでやんす。まあ、『固定』って言いつつ、実際は紐が切れかけてる風船みたいなもんでやんすけどね。」
やきう
「結局、銀行が暗号資産持つってことは、ワイらの預金がもっと危険にさらされるってことやな。」
ずん
「じゃあボク、タンス預金に切り替えた方がいいのだ?」
でぇじょうぶ博士
「やんすねぇ。でもタンス預金は火事と泥棒に弱いでやんす。銀行は破綻に弱いでやんす。どっちもリスクは同じでやんすよ。」
やきう
「どないせぇっちゅうねん。もう金塊で持つしかないんか。」
ずん
「でも銀行がビットコイン買って儲かったら、ボクの利息も増えるのだ?」
でぇじょうぶ博士
「甘いでやんす。儲けは銀行のもの、損失はお前らのものでやんす。資本主義の鉄則でやんすよ。」
ずん
「むぅ...じゃあこの制度改正って誰得なのだ?」
でぇじょうぶ博士
「暗号資産取引業者と銀行の経営陣でやんすね。手数料ビジネスが拡大するでやんすから。庶民には関係ないでやんす。」
やきう
「ワイら一般市民は蚊帳の外ってわけか。いつもの光景や。」
ずん
「でもさ、金融庁が認めるってことは安全なんじゃないのだ?お役所のお墨付きなのだ!」
でぇじょうぶ博士
「金融庁でやんすか...。まあ、交通事故が起きた後に信号機を設置する部署でやんすからね。先手は打たないでやんす。」
やきう
「つまり大事故が起きてから『想定外でした』って言うパターンやな。」
ずん
「え、じゃあボクたちどうすればいいのだ...?ビットコイン買うべきなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「それは自己責任でやんす。ただ、銀行が参入するってことは、もう美味しい時期は終わってる可能性が高いでやんすけどね。」
やきう
「せやな。養分が集まってきたところで胴元が参入や。カモがネギ背負って来るの待っとるんや。」
ずん
「じゃあボクはどうすれば...タンス預金もダメ、銀行もダメ、暗号資産もダメって...」
でぇじょうぶ博士
「全財産でモナカでも買うでやんすか?少なくとも食べられるでやんす。」
ずん
「...ボク、もう働かないで暗号資産で一発逆転狙うのだ!」