ずん
「教育資金の贈与が非課税で終わるらしいのだ。これって金持ちが困るだけの話なのだ?」
でぇじょうぶ博士
「ふむふむ、そう思うのも無理はないでやんす。でもこの制度、実は誰も使ってなかったんでやんす。まるで誰も乗らない豪華客船みたいなもんでやんすね。」
やきう
「そらそうやろ。手続きがクソ面倒くさいねん。銀行行って書類山盛り書いて、税務署とにらめっこや。そこまでして1500万円非課税にしたいか?って話やで。」
ずん
「1500万円も非課税って、めちゃくちゃお得じゃないのだ!なんでみんな使わないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「それがカラクリでやんす。この制度を使えるのは、ポンと1500万円出せる富裕層だけでやんす。でも富裕層はもっと賢い節税方法を知ってるんでやんすよ。わざわざ面倒な手続きする必要がないんでやんす。」
やきう
「つまりや、中途半端に金持ってる奴が『これええやん!』って飛びついたけど、書類地獄で心折れたってことやな。ワイも副業の確定申告で心折れたからわかるで。」
でぇじょうぶ博士
「政治家と官僚の自己満足でやんすね。『我々は教育を支援してます!』っていうポーズだけ取りたかったんでやんす。実際には格差を固定化するだけの悪法だったでやんす。」
やきう
「格差固定化ってどういうことや?金持ちの孫がさらに金持ちになるだけやろ?それの何があかんねん。」
でぇじょうぶ博士
「まさにその通りでやんす。金持ちの子どもだけが私立の名門校に通えて、塾にも行き放題。貧乏人の子どもは公立で我慢。これじゃあスタートラインからして違うでやんす。まるでF1レースで、片方はフェラーリ、もう片方は自転車みたいなもんでやんす。」
ずん
「それはひどいのだ...でも、教育にお金かけるのは悪いことじゃないのだ?」
やきう
「悪いことちゃうで。問題は税金優遇してまでやることかってことや。そんなん富裕層への補助金やんけ。生活保護には厳しいくせに、金持ちには甘々やな。」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。しかも利用件数は減少傾向。ピーク時の半分以下になってたんでやんす。誰も使わない制度を続ける意味はないでやんすね。」
ずん
「じゃあこの制度が終わったら、教育資金の贈与はどうなるのだ?普通に税金取られるのだ?」
でぇじょうぶ博士
「基本的にはそうでやんす。ただし、年間110万円までの暦年贈与は非課税でやんす。それを超えたら贈与税がかかるでやんす。まあ、普通の家庭なら年間110万円も教育費に使わないでやんすけどね。」
やきう
「年間110万円って、私立医学部なら足りへんやろ。結局金持ちは別の方法で節税するだけや。庶民には関係ない話やで。」
ずん
「むむむ...じゃあボクみたいな庶民はどうすればいいのだ?」
でぇじょうぶ博士
「庶民は庶民らしく、地道に働いて貯金するしかないでやんす。あとは奨学金という名の学生ローンを組むでやんす。まあ、卒業後に借金地獄が待ってるでやんすけどね。」
やきう
「奨学金も利子つくしな。結局、金持ちは無借金で大学出て、貧乏人は借金抱えてスタート。これが日本の教育格差や。」
ずん
「それってつまり...ボクらは最初から負けてるってことなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「まあそういうことでやんす。でも諦めちゃダメでやんす。勉強は自分でもできるでやんすから。図書館もあるでやんすし、今はネットで無料の教材もたくさんあるでやんす。要はやる気次第でやんす。」
やきう
「やる気か...。でもやる気出ても、バイトしながら勉強するのと、親の金で塾通いするのじゃ、勝負にならへんやろ。」
ずん
「じゃあもうボク、勉強やめて働くのだ。お金稼いで、将来の子どもに教育資金残すのだ!」
でぇじょうぶ博士
「...ずん、お前まだ大学生でやんすよね?しかもバイトすらしてないでやんすよね?」
やきう
「しかも彼女もおらんやろ。子どもの心配する前に、まず相手探せや。」
ずん
「(...え、そこ?)じゃあボク、婚活するのだ!お金持ちの女性と結婚して、教育資金の心配しなくていい生活するのだ!」
でぇじょうぶ博士
「それは無理でやんす。お金持ちの女性は、もっといい男を選ぶでやんす。ずんみたいな働きもしない、勉強もしない、やる気もない男は真っ先に弾かれるでやんす。」
ずん
「ひどいのだ!じゃあボクはどうすればいいのだ!?」
でぇじょうぶ博士
「簡単でやんす。まず働くでやんす。次に勉強するでやんす。そして自分に投資するでやんす。教育資金の非課税制度なんて関係ない人生を送るんでやんす。」
やきう
「それができたら苦労せえへんわ。結局、制度があろうがなかろうが、貧乏人は貧乏人のままってことや。」
ずん
「むむむ...じゃあこの制度が終わって困る人って、結局いないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「強いて言えば、銀行と税理士でやんすね。この制度で手数料稼いでたでやんすから。あとは一部の中途半端な富裕層でやんす。でも本当の金持ちは別の節税方法があるから、痛くも痒くもないでやんす。」
やきう
「つまり誰も困らんってことやな。最初から無意味な制度やったってことや。税金の無駄遣いやで。」
でぇじょうぶ博士
「『教育を支援してます!』っていうアピールでやんす。実際には何の効果もなかったでやんすけどね。まるで穴の開いたバケツで水を運ぶようなもんでやんす。」
やきう
「政治家のパフォーマンスか。まあいつものことやな。庶民の生活なんて二の次や。」
ずん
「でもこの制度がなくなったら、教育格差はもっと広がるんじゃないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「それは違うでやんす。この制度があっても格差は広がってたでやんす。むしろこの制度が格差を固定化してたんでやんす。終わって正解でやんす。」
やきう
「そもそも教育格差を本気で解決する気があるなら、公立学校の質を上げるべきやろ。私立に行かんでも、ちゃんとした教育受けられるようにせなあかんわ。」
ずん
「それはそうなのだ。でも公立学校って、先生の質がバラバラなのだ。当たり外れが激しいのだ。」
でぇじょうぶ博士
「それも問題でやんすね。教師の待遇を改善して、優秀な人材を集める必要があるでやんす。でも今の日本じゃ、教師はブラック職業の代名詞でやんす。誰も なりたがらないでやんす。」
やきう
「残業代なし、モンスターペアレント対応、部活動指導。そんなんやってられへんわ。ワイやったら速攻で辞めるで。」
でぇじょうぶ博士
「簡単でやんす。教育を完全無償化するでやんす。幼稚園から大学まで全部タダ。そうすれば誰でも平等に教育を受けられるでやんす。」
やきう
「それ財源どうすんねん。消費税50%にするんか?」
でぇじょうぶ博士
「まあ、理想論でやんすね。現実的には無理でやんす。結局、金持ちは私立に行って、貧乏人は公立に行く。この構造は変わらないでやんす。」
やきう
「諦めろ。人生は不公平や。生まれた時点で勝負は決まっとるんや。」
ずん
「それはひどいのだ!じゃあボク、宝くじ買って一発逆転狙うのだ!」
でぇじょうぶ博士
「...それはもっと無理でやんす。宝くじの期待値は購入金額の半分以下でやんす。やればやるほど損するでやんす。まるでパチンコみたいなもんでやんす。」
やきう
「ギャンブルに走るとか、もう末期やな。ずん、お前の人生詰んどるで。」
でぇじょうぶ博士
「だから言ったでやんす。働いて、勉強して、自分に投資するでやんす。地道にやるしかないでやんす。」
ずん
「...それって結局、努力しろってことなのだ?」
やきう
「そういうことや。嫌やったら一生底辺でおればええんや。」
ずん
「むむむ...でも努力って疲れるのだ。楽して稼ぎたいのだ。」
でぇじょうぶ博士
「...ずん、お前本当にダメ人間でやんすね。救いようがないでやんす。」
やきう
「こんな奴に教育資金贈与しても無駄やな。ドブに金捨てるようなもんや。」
ずん
「ひどいのだ!でもボクだって頑張れば...いや、頑張るのしんどいのだ。やっぱり楽したいのだ。」
でぇじょうぶ博士
「...もういいでやんす。ずんは一生そのままでいるでやんす。」
ずん
「え、それで終わり?...じゃあボク、とりあえず昼寝するのだ。努力は明日から始めるのだ!」