ずん

「残業時間が偽装されてるって、これヤバいのだ！会社ぐるみでやるとか、どんなブラック魔法なのだ？」

でぇじょうぶ博士

「それは労働基準法違反の典型例でやんすね。タイムカードを改ざんするなんて、まさに“現代の錬金術”でやんすよ。」

やきう

「いやいや、そんなもん錬金術ちゃうわ。ただの犯罪やろ。しかもバレたら会社ごと吹っ飛ぶリスク背負っとるだけや。」

ずん

「でもさ、なんでそんな危ない橋渡るの？普通に残業代払えばいいじゃないか！」

でぇじょうぶ博士

「企業側からすると、人件費を抑えるためには残業代を削減したいという思惑があるでやんす。それに加えて、“見栄”も大きい要因でやんすね。労働時間が長いと生産性が低いと思われるので、数字を綺麗に見せたいわけでやんす。」

やきう

「ほーら出た、“数字マジック”。結局、自分らの評価守りたいだけちゃうか。社員犠牲にしてまでな。」

ずん

「えー、それって社員からしたら最悪じゃない？給料未払いとか聞いただけで胃が痛くなるのだ…」

でぇじょうぶ博士

「そういう場合は社労士が活躍する場面になるわけでやんすよ。この物語では新人社労士の雛子さんがその問題解決に挑むわけですが、新人ゆえに経験不足から苦戦することも多いでしょうね。」

やきう

「新人社労士とか絶対ハードモード確定やろ。“お前何も知らへんな”とか言われながら頑張っとる姿想像つくわ。」

ずん

「でもさ、この話って第2話〈後編〉へ続くって書いてあるけど、どうなると思う？船戸さん怪しい感じしない？」

でぇじょうぶ博士

「むむむ、それは推理小説的な視点ですね！経理担当者が鍵を握っている可能性は高いでやんす。ただし、この手の物語では意外な人物が黒幕だったりすることも多々あるので油断できないですぞ！」

ずん

「つまり…ボクなら絶対黒幕にはならない自信ある！だって働いてないから証拠ゼロなのだ！」