ずん
「おいおい、高市首相が『政権の方針と矛盾しない限り議論する』って言ったら独裁扱いされてるのだ!これってどうなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「やんすねぇ。これは民主主義の根幹に関わる問題でやんす。議論の前提条件を一方的に設定するのは、まるで『俺の土俵でしか相撲を取らせない』と言ってるようなもんでやんす」
やきう
「ワイから見たら、野党なんてどうせ反対するだけやん。最初から枠決めとくのは効率的やと思うで」
かっぱ
「おいおい、それじゃあ議会制民主主義の意味ないやんけ。議論ってのは違う意見をぶつけ合うもんやろが」
ずん
「でも実際、政権の方針と真逆のこと言われても困るんじゃないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「それが民主主義の醍醐味でやんす!むしろ反対意見こそが政策の穴を見つける試薬みたいなもんでやんす。化学実験で同じ試薬ばっかり使ってたら何も発見できないでやんすよ」
やきう
「ほな博士、公明党の斉藤代表が『独裁』って言うたんは言い過ぎちゃうか?ちょっと煽りすぎやろ」
でぇじょうぶ博士
「確かに『独裁』は強い言葉でやんすが、斉藤氏の懸念は的を射てるでやんす。民主主義ってのは脆弱な制度で、いつの間にか形骸化するもんでやんすからね」
かっぱ
「しかしなぁ、自民党は『解党的出直し』言うとったくせに、政治改革の具体策も演説に入れへんかったんやろ?これは完全に口だけやん」
ずん
「あー、『解党的出直し』って言葉、なんかカッコいいから使っただけなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「まさにその通りでやんす。政治の世界では『解党的出直し』なんて言葉は、まるでダイエット宣言みたいなもんでやんす。言うだけなら誰でもできるでやんす」
やきう
「ワイも毎年『今年こそ筋トレする』言うてるけど、一度もやったことないわ。政治家も同じやな」
かっぱ
「お前のその自己紹介いらんねん。でもな、斉藤代表が『信なくば立たず』って言うたのは重いで。国民の信頼失ったら政治なんてできへんのや」
ずん
「でも野党も政権批判ばっかりで、建設的な提案してないんじゃないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「それは鶏が先か卵が先かの議論でやんす。政権側が『俺の方針に合う提案だけ聞く』って姿勢だと、野党も提案する気なくすでやんす。まるでレストランで『シェフの気分に合う注文しか受けません』って言われるようなもんでやんす」
やきう
「でも実際、国会って時間の無駄やん。どうせ多数決で与党案通るんやから、最初から決まっとるやろ」
かっぱ
「そういう考え方がアカンねん。プロセスこそが民主主義の本質なんや。結果だけ見とったら独裁と変わらへんやろが」
ずん
「むむむ...じゃあ高市首相はどうすればよかったのだ?」
でぇじょうぶ博士
「簡単でやんす。『すべての政策提案を真摯に議論します』と言えばよかったでやんす。その上で、採用しない理由を丁寧に説明すればいいだけでやんす。でも政治家ってのは、まるで自分が神様にでもなったかのように振る舞いたがるでやんすからね」
やきう
「ワイ思うんやけど、結局これって公明党と自民党の権力闘争ちゃうん?連立政権の主導権争いみたいな」
かっぱ
「それはあるやろな。公明党も少数政党やから、発言力確保せなアカンねん。『独裁』って強い言葉使うたんも、そういう意図があったかもしれへんな」
ずん
「なんだ、結局みんな自分の利益のために動いてるだけなのだ!」
でぇじょうぶ博士
「まあそういう側面もあるでやんすが、それでも民主主義のチェック機能は働いてるでやんす。権力が暴走しないように相互に監視し合うのが、この制度の妙味でやんすからね」
やきう
「でもな、こんなんやっとる間に国民生活は何も良くならへんで。政治家の茶番に付き合わされる国民が一番の被害者やわ」
かっぱ
「それは同意やな。でもな、こういう議論を可視化することも大事やねん。密室で全部決められるより、公開の場で対立した方がマシやろ」
でぇじょうぶ博士
「観察し続けることでやんす。政治家ってのは、まるで動物園の猿みたいに、見られてることを意識すると行動が変わるでやんすからね。無関心が一番危険でやんす」
やきう
「ワイはもう諦めとるけどな。どうせ何も変わらんやろ」
かっぱ
「お前のその投げやりな態度が、政治家を増長させるんやで。ちゃんと監視せな」
ずん
「でもさ、結局この騒動って、政治改革が進まない言い訳作りなんじゃないのだ?『野党が協力しないから』とか『意見がまとまらないから』とか言って、何もしない口実にするのだ!」
でぇじょうぶ博士
「...ずん、たまにはいいこと言うでやんすね」
やきう
「草。お前のその洞察力、普段の怠惰な生活にも活かせや」
ずん
「うるさいのだ!ボクは政治家より賢いエリートなのだ!...って、あれ?ボクも口だけの政治家と同じなのだ...?」