ずん

「船井電機が破産したって聞いたのだ。昔は世界のFUNAIだったのに、なんで落ちぶれちゃったのだ？」

でぇじょうぶ博士

「おや、テレビデオの黄金時代を知らないでやんすか？船井電機は北米で60%以上のシェアを持つ巨人だったでやんす。まさに日本のテクノロジーの象徴でやんすよ。」

やきう

「ワイも知っとるで。実家にあったわ。でも今の若者はNetflixとかばっかりやしな。」

でぇじょうぶ博士

「そうでやんす。デジタル化の波に飲まれてしまったでやんすね。かつての技術者たちは突然の解雇を言い渡されて、まるでビデオテープの巻き戻しのように人生が逆回転したでやんす。」

ずん

「でも今はスマホで動画見放題なのだ！テレビデオなんて要らないのだ！」

やきう

「お前それ、VHSテープに録画した思い出とか全部捨てるつもりか？」

でぇじょうぶ博士

「技術の進歩は残酷でやんすね。船井電機の技術者が『寂しいな』と語ったのも、そんな時代の流れを感じてのことでやんす。」

ずん

「そっか...じゃあボク、親のビデオデッキ、メルカリに出品するのやめるのだ...」