ずん

「えー、ボート事故で逆転無罪ってどういうことなのだ？ライフジャケット着てたのに死角とか言われても納得いかないのだ！」

でぇじょうぶ博士

「そうでやんすね。このケースでは、被告が操縦していたプレジャーボートが湖面に浮かぶ人々に衝突したものの、高裁は『回避は困難』と判断し、一審有罪を覆したでやんす。」

やきう

「いやいや、『回避は困難』ってなんやねん。免許持っとるプロが『見えへんかったわ～』で済むなら、ワイも免許返納するわ。」

ずん

「確かにそれはおかしいのだ！そもそも湖なんて広いじゃないか。どうしてそんな至近距離まで気づけなかったのだ？」

でぇじょうぶ博士

「そこが争点だったでやんすよ。実況見分時の条件が被告に不利だったとして、高裁はその証拠価値を否定したらしいでやんす。でも遺族からすると、司法制度への信頼を揺るがす結果になったとも言えるでやんす。」

やきう

「ほな実況見分って何？ドラマみたいに現場再現して『ここですれ違いました～』とか言うアレちゃうよな？」

ずん

「それなら僕でもできそうなのだ！ただし、ボクの場合はゲーム実況だけど！」

でぇじょうぶ博士

「いやいや、それとは違うでやんす。実況見分とは事件当時の状況を再現し、証拠として採用するための手続きでやんす。ただ今回は、その条件設定が問題視されたわけで…」

やきう

「つまり、『この角度から光当たったら見えへんな～』とか適当に決めた可能性あるっちゅーことか？草生えるわ。」

ずん

「じゃあ結局、この判決って誰得なのだ？遺族も怒るし、被告もスッキリしない感じなのだ！」

でぇじょうぶ博士

「まさしくその通りでやんす。この判決には法的妥当性と感情的納得感との間に大きなギャップがあると言えるでやんすね。」

ずん

「ふむふむ。でもボクなら絶対こう言うのだ！『湖面ではなく法廷こそ波立つ場所だった』って！」