ずん
「え、10kg増量じゃ足りずに服にタオル詰めるとか、もはや詐欺の領域なのだ!これは一体どういうことなのだ?」
やきう
「ワイもこのニュース見たで。でもな、タオル詰めてまで太って見せるって、もう本末転倒やろ。太るのが目的やったんか、話題になるのが目的やったんか、ようわからんわ。」
でぇじょうぶ博士
「これは典型的な承認欲求の暴走でやんすね。元ミスマガジン2004のグランプリだった小阪由佳さんが、2009年に突然引退した後、『注目されないと存在価値がない』という思考に支配されていったでやんす。」
かっぱ
「せやけど、それで太るって選択肢がおかしいやろ。普通は痩せて綺麗になろうとするもんちゃうんか?」
でぇじょうぶ博士
「そこが洗脳の恐ろしいところでやんす。信頼していた占い師『姉さん』に『1回引退して、すごい太ったら絶対話題になるよ』と吹き込まれたでやんす。当時は芸能人の体重変化がネットニュースになる時代でやんしたからね。」
ずん
「じゃあその占い師が悪いってことなのだ?でも、言われたからって本当に太るとか、意志が弱すぎるのだ。」
やきう
「おいおい、ずん。お前は他人の弱みにつけ込むのがどれだけ簡単か知らんのやな。精神的に追い詰められた人間なんて、子供騙すより楽やで。」
かっぱ
「真っ白なスケジュールで自分の存在価値見失うとか、芸能界の闇深すぎやろ。5年間死ぬ気でやってきたのに、引退したら何も残らへんって、そら病むわ。」
でぇじょうぶ博士
「まさにその通りでやんす。彼女は『やめたい、つらい』と言いながらも『注目されなくては』という使命感に囚われていたでやんす。自分の意思すらわからなくなっていたでやんすね。」
ずん
「でも結局、タオル詰めるってことは、本気で太る努力すらしてなかったってことなのだ?それとも10kgじゃ足りなかったのだ?」
やきう
「そこがポイントやな。記事によると、実際に太ったけど、それでも『肉に埋もれたように見せる』ためにタオルを詰めたんやと。つまり、現実の体重増加では満足できへんかったってことや。」
かっぱ
「話題になるためには、どんどんエスカレートせなあかんかったんやな。最初は『ちょっと太る』程度やったんが、『激太り』『衝撃的な変化』と要求が上がっていったんやろ。」
でぇじょうぶ博士
「これは『承認欲求の無限ループ』でやんすね。注目されるために行動する→一時的に注目される→すぐに飽きられる→もっと過激なことをする、というサイクルでやんす。SNS時代の現代でも同じ構造が見られるでやんす。」
ずん
「じゃあ今のインフルエンサーとかも同じ危険があるってことなのだ?『バズるため』に過激なことする人いっぱいいるのだ。」
やきう
「せやな。『炎上商法』とか言うて、わざと炎上させて注目集める奴もおるしな。でも小阪さんの場合は、自分で判断してやったんやなくて、占い師に操られてたってのがポイントや。」
かっぱ
「『姉さん』って占い師も相当なクズやな。人の弱みにつけ込んで、金巻き上げてたんやろ?典型的な詐欺師のやり口やん。」
でぇじょうぶ博士
「実はこの話には続きがあるでやんす。彼女は著書『六本木洗脳』でこの経験を赤裸々に語っているでやんす。2010年のライブで激太り姿を披露した後、ブログで常軌を逸した投稿を繰り返していたそうでやんす。」
ずん
「え、それってつまり、洗脳されてる最中にブログ更新してたってことなのだ?怖すぎるのだ...。」
やきう
「リアルタイムで見てた人間からしたら、『あの子おかしなってるな』って思われてたやろうな。でも本人は正常な判断できへんかったんや。」
かっぱ
「せやけど、よう考えたら芸能界って元々そういう世界やろ?『注目されるため』に整形したり、スキャンダル起こしたり。小阪さんは極端やけど、根っこは同じちゃうか?」
でぇじょうぶ博士
「鋭い指摘でやんすね。芸能界というシステム自体が『注目されることが価値』という前提で成り立っているでやんす。だから引退して注目されなくなった瞬間、アイデンティティが崩壊するでやんす。」
ずん
「じゃあ芸能人って、引退したら全員こうなる危険性があるってことなのだ?」
やきう
「全員ではないやろうけど、リスクは高いやろな。特に若い頃からやってて、芸能界以外の世界知らん人間は危ないで。小阪さんも高校卒業後すぐ芸能界入ったから、他の選択肢なかったんや。」
かっぱ
「ほんで今はタレント活動再開して、芸能事務所の代表までやってるんやろ?よう立ち直ったな。普通やったら再起不能やで。」
でぇじょうぶ博士
「彼女が本を出版したのも意味があるでやんす。自分の経験を客観視して言語化することで、トラウマを乗り越える『ナラティブセラピー』の効果があるでやんすね。そして同じような境遇の人への警鐘にもなるでやんす。」
ずん
「でもさ、今の時代ってもっとヤバくないのだ?SNSで『いいね』の数が自己価値になってる人とか、めちゃくちゃいるのだ。」
やきう
「ほんまそれな。TikTokやInstagramで承認欲求満たそうとして、どんどん過激になってく奴ら見てると、第二第三の小阪さんが生まれる可能性あるで。」
かっぱ
「せやな。『バズり』のために危険なことしたり、プライバシー晒したり。本人は『自分の意志でやってる』思ってるけど、実際は『いいね』に操られてるだけやん。」
でぇじょうぶ博士
「まさにでやんす。小阪さんのケースは極端に見えるでやんすが、程度の差こそあれ、現代人の多くが似たような『承認欲求の罠』にハマっているでやんす。『自分は大丈夫』と思ってる人ほど危ないでやんすよ。」
ずん
「じゃあボクたちはどうすればいいのだ?承認欲求捨てて生きろってこと無理なのだ。人間なんだから認められたいのは当然なのだ。」
やきう
「捨てる必要はないやろ。大事なのは『承認される対象』を多様化させることや。仕事、趣味、家族、友達...色んな場所で小さな承認を得られれば、一つに依存せんで済むんや。」
かっぱ
「ほんまそれな。小阪さんの場合は『芸能界での注目』だけが全てやったから、それ失った瞬間に崩壊したんやろ。卵を一つのカゴに盛るなってやつやな。」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。そして何より大切なのは『自分の意志』を持つことでやんす。小阪さん自身も『どれが本当の自分の思考なのかわからない』と語っているでやんす。自己を見失った時、人は簡単に操られるでやんす。」
ずん
「むむむ...深い話なのだ。でも結局、タオル詰めて太って見せるって、めちゃくちゃ地道な努力なのだ!洗脳されてても、そこだけは妙に真面目なのだ!」