ずん

「ニシノデイジーが引退して種牡馬になるらしいのだ！でも、種牡馬って何するのだ？」

でぇじょうぶ博士

「おいらに任せるでやんす！種牡馬とは、競走馬としての役目を終えた後、次世代の競走馬を生み出すために繁殖牝馬と交配する役割を担うでやんす。まさに血統という名のバトンを繋ぐ重要な存在でやんすよ。」

やきう

「つまり、ニシノデイジーは現役引退しても“モテ期”到来ってことか？ワイなんて現役どころか一生モテ期来ないぞ。」

ずん

「なるほどなのだ。でも、どうしてこのタイミングで引退なのだ？」

でぇじょうぶ博士

「それは脚部の疲労が原因でやんすね。中山大障害という大舞台で優勝したものの、その後脚部に相当な疲れが見られたとのこと。無理させるよりも、このタイミングで新たなステージへ進む決断をしたわけでやんす。」

やきう

「いやいや、それだけじゃなくてオーナーさん的には『もう伸びしろない』って思ったからちゃうか？冷静に見極めるあたりプロっぽいけどな。」

ずん

「でも博士、西山牧場ではこの馬が特別みたいなのだ？」

でぇじょうぶ博士

「その通りでやんす！ニシノデイジーは西山牧場が誇るセイウンスカイの血統を繋ぐ唯一無二の存在。そして桜花賞馬ニシノフラワーとのクロスも期待されている。さらにハービンジャー系後継種牡馬としても注目されているので、牧場全体にとって非常に重要な役割を果たすことになるわけでやんす！」

やきう

「要するに、“お前しかおらへん！”って感じか。ワイにもそんな風に言われたい人生だったわ…」

ずん

「じゃあこれからは“恋愛マスター・ニシノデイジー”として活躍するってことなのだ？」

でぇじょうぶ博士

「まぁ…そういう解釈も間違いではないでやんすね。ただし、その恋愛対象は牝馬限定だけど。」

ずん

「ボクも牝馬限定ならモテそうな気がしてきたのだ！」