「東京にはまだまだ語られていない場所がある」佐々木譲さんが警察小説『秋葉断層』で目指すこととは? | 文春オンライン
2024/12/31 05:20
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ずん
「秋葉原が舞台の警察小説って、なんかオタクと刑事がコラボしてる感じなのだ!?」
でぇじょうぶ博士
「いやいや、そう単純じゃないでやんす。佐々木譲先生の『秋葉断層』は、27年前の轢き逃げ事件を再捜査する話でやんすよ。秋葉原という街の歴史と人間模様を掘り下げた深い作品でやんす。」
やきう
「ほーん。でも秋葉原言うたらメイド喫茶とかフィギュア屋しか思いつかへんわ。そんなとこに階層差とかあるんか?」
でぇじょうぶ博士
「それがあるでやんす!土地の高低差が人々の生活や階層に影響を与えることもあるでやんす。例えば神田川沿いには昔、市場や廃品回収場があった時代もあったでやんす。それが今では電気街として発展しているわけで、その変遷が物語に深みを与えるのでやんす。」
ずん
「えっ、高低差ってそんな重要なの?僕はエスカレーターさえあれば問題ないと思うのだ!」
やきう
「お前、人生までエスカレーター頼りかよ。まあでも確かに、地形とか歴史とか言われてもピンとこんなぁ。」
でぇじょうぶ博士
「むしろそこがポイントでやんす!主人公の水戸部刑事は仙台出身だから、東京という街をフラットな視点から見られる。その視点のおかげで読者も新しい発見を楽しめるようになっているのでやんす。」
ずん
「なるほど…でも27年前の事件なんて覚えてる人いるのかな?僕だったら昨日食べた晩ご飯も怪しいレベルなのだ!」
やきう
「お前は記憶力以前に生存本能怪しいわ。でも未解決事件ってロマンあるよなぁ。過去と現在つながる感じとか熱いわ。」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす!未解決事件を扱うことで時間軸を広げ、その場所特有の物語を引っ張り出せる。それによって東京という街自体が一つのキャラクターとして描かれるのでやんす。」
ずん
「ふむふむ…つまり秋葉原はただオタク文化だけじゃなくて、もっとディープな顔も持ってるってことなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「そういうことになるでやんす。このシリーズではまだまだ語られていない東京の姿を書いていくとのことで、おいらも次作が楽しみなのでやんす!」
ずん
「じゃあ僕もこの本読もうかな…でも読む前にメイド喫茶行っとこうかな!そっちも文化探訪なのだ!」