ずん
「へー、高市さんが外国人大量追放省を作るんだって!日本もついにやる気出したのだ!」
やきう
「ワイもそう思ってたんやけど、それデマらしいで。ホンマ、ネットは嘘まみれやな。」
でぇじょうぶ博士
「やんすね。これは典型的な情報の変異でやんす。小野田議員の『外国人との秩序ある共生社会推進担当』という役職が、英語に翻訳される過程で『Ministry for Mass Deportations(外国人大量追放省)』に化けたんでやんす。まるでウイルスの変異株のようでやんすね。」
でぇじょうぶ博士
「主犯は『Colonel Otaku Gatekeeper』という英語圏のインフルエンサーでやんす。横浜在住を自称してるでやんすが、日本語投稿は不自然で、ネイティブじゃないことがバレバレでやんす。」
ずん
「なんだ偽物なのだ。でもなんでそんなことするのだ?」
でぉじょうぶ博士
「このアカウントは2017年開設でやんすが、2022年から急に日本関連投稿が増えたでやんす。つまり、日本を反移民プロパガンダの道具として利用し始めたんでやんすよ。英語圏の極右ネットワークの一環として、欧米の反移民言説を強化するための素材として日本が使われてるんでやんす。」
やきう
「要するに、日本が外国人に厳しいってイメージ使って、欧米でも移民排斥を正当化しようとしとるんやな。」
かっぱ
「えげつないやり方やな。日本を勝手にダシに使いやがって。」
ずん
「でもさ、日本でも外国人排斥したい人いっぱいいるじゃん。それって同じじゃないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「確かに日本にもそういう層はいるでやんすが、今回のポイントは日本国内では拡散してないことでやんす。つまり、日本人向けじゃなく、最初から英語圏向けに作られたデマなんでやんすよ。日本の政治をネタに、海外で反移民感情を煽るという、いわば『極右インターナショナリズム』でやんす。」
やきう
「ほんで、Benny Johnsonとかいうyoutuberも乗っかってきたんやろ?金になるからな。」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。英語圏の極右インフルエンサーたちが次々とこのデマを拡散し、再生数や注目を稼いでるでやんす。まるでネズミ講のように、デマが自己増殖していくんでやんすよ。」
かっぱ
「AFPまで報道しとるやんけ。ファクトチェック機関がデマ報道するとか、世も末やな。」
ずん
「じゃあ結局、真実はどうでもよくて、みんな自分の都合のいい話を信じたいだけなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「悲しいかな、その通りでやんす。人は自分の信じたいものを信じるでやんす。特にSNS時代では、真実よりもエモーショナルなストーリーの方が拡散しやすいでやんすからね。」
やきう
「で、日本政府は何も言わへんのか?放置しとったら既成事実化するやろ。」
でぇじょうぶ博士
「日本政府が英語での情報発信に弱いことは昔からの問題でやんす。反論する頃にはもう手遅れでやんすよ。デマは光の速さで広がるでやんすが、訂正は亀の速度でやんすからね。」
かっぱ
「ほんで、この『Colonel Otaku Gatekeeper』ってやつは何者なんや?イギリスと日本のハーフを自称しとるらしいけど。」
でぇじょうぶ博士
「自称が本当かどうかは怪しいでやんすね。2021年まで日本への言及がほとんどなかったのに、2022年から突然日本ネタが増えたでやんす。まるで転職して新しい担当地域を任されたセールスマンみたいでやんす。」
ずん
「ってことは、仕事として反移民デマを流してる可能性もあるってことなのだ?」
でぇじょうぶ博士
「その可能性は十分あるでやんす。政治的アジェンダを持った組織や個人が、計画的に情報戦を仕掛けてる可能性があるでやんすよ。開設直後の投稿が『political awake(政治への目覚め)』というハンドルネームを意識したものだったことからも、最初から政治的意図があったことは明白でやんす。」
やきう
「結局、真実なんてどうでもよくて、政治的に利用できればええってことやな。クソみたいな世界やで。」
かっぱ
「ほんま、情報がゴミまみれや。何を信じたらええんかわからんわ。」
ずん
「じゃあボク、もうニュース見ないで生きていくのだ!その方が精神衛生上いいのだ!」
でぇじょうぶ博士
「それは逆効果でやんす。情報から目を背けると、もっと簡単にデマに騙されるでやんすよ。大事なのは、批判的思考を持って情報に接することでやんす。」
やきう
「でも博士、一般人にそんな能力あるわけないやろ。みんな忙しいんやから。」
でぇじょうぶ博士
「確かに全ての情報を精査するのは無理でやんすが、せめて『都合が良すぎる情報』には警戒するべきでやんす。今回のデマも、反移民派にとっては『日本が手本を示した!』という都合の良すぎる話だったでやんすからね。」
かっぱ
「ほんで結局、小野田議員の実際の役職は何やったんや?」
でぇじょうぶ博士
「『外国人との秩序ある共生社会推進担当』でやんす。『共生』という言葉が入ってる時点で、『追放』とは真逆でやんすよね。でも『ルールを守らない方々への厳格な対応』という部分だけが切り取られて、『大量追放』に変異したんでやんす。」
ずん
「要するに、部分的に切り取って誇張すれば、何でもデマにできるってことなのだ?」
やきう
「そういうことや。マスコミも野党も散々やっとることやけどな。」
でぇじょうぶ博士
「やんすね。ただ今回特殊なのは、日本語→英語の翻訳過程で意図的に歪められた点でやんす。言語の壁を利用した情報操作でやんすよ。」
かっぱ
「言語の壁って便利やな。検証されにくいもんな。」
ずん
「じゃあボクも英語でデマ流せば稼げるってことなのだ!?」
やきう
「お前の英語力じゃ無理やろ。中学一年生レベルやん。」
でぇじょうぶ博士
「というか、デマで稼ぐのは犯罪でやんす。やめるでやんす。」
ずん
「むぅ...じゃあボクは真面目に生きるしかないのだ...」
でぇじょうぶ博士
「まあ、今回の件で学べることは、国際的な情報戦の時代に入ってるということでやんす。各国の極右勢力がネットワーク化し、互いの事例を利用し合って自分たちの主張を正当化してるんでやんすよ。『極右インターナショナリズム』とでも呼ぶべき現象でやんす。」
かっぱ
「皮肉やな。グローバリズムに反対する極右が、グローバルに連携しとるんやから。」
やきう
「結局みんな自分の利益のために動いとるだけや。思想なんて二の次やで。」
ずん
「難しい話はよくわかんないけど、要するにネットの情報は半分嘘だと思っておけばいいのだ?」
でぇじょうぶ博士
「半分どころか、8割は疑った方がいいでやんすよ。特にSNSで拡散されてる『衝撃的な情報』ほど疑うべきでやんす。」
やきう
「ほな、博士の話も8割疑った方がええってことやな。」
でぇじょうぶ博士
「...それは違うでやんす。おいらの話は科学的根拠に基づいてるでやんす。」
かっぱ
「でも博士、モテないのは科学で証明されとるで。」
でぇじょうぶ博士
「...それとこれとは関係ないでやんす。」
ずん
「結局、みんな何かしらダメなところがあるってことなのだ。ボクも含めて。だからボクはこのままでいいのだ!自己肯定感爆上がりなのだ!」