ずん

「えっ、母親を殺した人を『良きパパ』って呼ぶのだ？これ、どういうことなのだ？」

でぇじょうぶ博士

「むむむ、これは非常に複雑な心理でやんすね。結海さんにとって桑田は、家庭内では父親らしい役割を果たしていた存在だったでやんす。しかし、その一方で彼は母親を殺害するという恐ろしい行為に及んだ。つまり、人間の記憶や感情は必ずしも論理的ではないということでやんす。」

やきう

「いやいや、ワイからしたら『良きパパ』とか言うてる時点で頭おかしいわ。普通そんな奴、地獄送り確定やろ。」

でぇじょうぶ博士

「それが簡単には割り切れないのが人間関係の難しさでやんすよ。特に幼少期の記憶は強烈に残るもので、それが後々の感情形成にも影響を与えるでやんす。」

ずん

「でもさぁ、『良きパパ』って言葉だけ聞くと違和感しかないのだ。なんか洗脳されてるみたいじゃない？」

やきう

「せやな。それこそ犯罪者が『俺は悪いことしてへん！』とか言い張るアレちゃうか？被害者側まで擁護するなんて異常過ぎるわ。」

でぇじょうぶ博士

「いやいや、それとは違うと思うでやんすよ。結海さん自身も桑田への怒りと愛着が入り混じった複雑な感情を抱えているように見えるでやんす。この事件は、人間関係の多面性と記憶の選択的な作用について考えさせられる事例と言えるでやんすね。」

ずん

「ふーむ。でもボクなら絶対そんな奴許せないけどなぁ…あっ！でも宿題見てもらえるならちょっと考え直すかもなのだ！」