ずん

「えー、グーグルが量子チップを発表したのだ！でも、10の25乗年とか言われてもピンとこないのだ。博士、これってどれくらいすごいの？」

でぇじょうぶ博士

「それはもう、とんでもなくすごいでやんすよ！例えるなら、おいらがモテる確率よりも低い計算を5分で解くようなもんでやんす！」

やきう

「お前がモテる確率なんてゼロやろ。それにしても、ワイにはこの話、ただのSF映画みたいやけどなぁ。」

ずん

「つまり、このウィローっていうチップは未来から来たタイムマシンみたいなものなのか？」

でぇじょうぶ博士

「いやいや、それは違うでやんす。ウィローは量子力学を使った新しいタイプのコンピュータでやんす。普通のコンピュータが1と0だけ扱うところを、量子ビットは1と0を同時に扱えるから爆速なんでやんす！」

やきう

「ほーん。でもその爆速技術使って何するつもりなん？どうせまた広告クリックさせるためちゃうか？」

ずん

「それならボク困るのだ。広告スキップできなくなる未来とか絶対嫌なのだ！」

でぇじょうぶ博士

「むしろ、新薬開発とか核融合炉設計とか、人類全体に役立つことにも使える可能性があるでやんす。ただし、その一方で暗号破りにも使われる危険性があるとも言われているでやんすね。」

やきう

「暗号破り？それヤバいやろ。ワイのネット通販履歴まで暴露されたら社会的に死ぬわ。」

ずん

「えっ！？そんなことになったらボクのお菓子代金未払いリストもバレちゃうじゃないか！？」

でぇじょうぶ博士

「安心するでやんす。その程度なら誰も興味持たないと思うでやんすよ。それより重要なのは、この技術がまだ実験段階ということで、本格的に商業化されるには数十億ドルと数年単位の時間が必要という点でやんす。」

ずん

「ふむふむ...つまり今はまだ『試作品』って感じなのだね。でも100垓年分を5分って聞くと夢広がるのだ！」

やきう

「夢広げる前に現実見ろ。お前まず電卓買え。」