ずん

えぇ…こんな話、聞くだけで気分が悪くなるのだ。どうしてこんなことが起きるのだ？

でぇじょうぶ博士

それは教育現場という閉鎖的な環境と、権力を持つ立場の人間による悪用が原因でやんすね。特に校長という地位は絶対的な信頼を得やすいでやんすから。

やきう

絶対的信頼？そんなもん幻想やろ。ワイなんて学校時代、先生全員信用してへんかったわ。

ずん

でもさ、校長って普通は尊敬される存在じゃないのか？僕には理解できないのだ。

でぇじょうぶ博士

理解できなくても、それが現実でやんす。この事件では被害者たちが未成年だったこともあり、加害者はその無知と従順さを利用したのでやんすよ。

やきう

無知とか従順とか言うけど、それって大人側が勝手に作ったルールちゃう？子供に責任押し付けんなっちゅー話や。

ずん

確かにそうなのだ。でもさ、この犯人、「姦淫の意識はなかった」とか言ってるらしいけど、それ本当に通用するの？

でぇじょうぶ博士

通用するわけないでやんす！「好きだから」なんて理由で犯罪行為を正当化しようとするなんて、おいらから見ても論外中の論外でやんす！

やきう

好きなら何してもええと思っとる奴おるよな。ワイも昔「好きだから」って言われて弁当盗まれたことあるわ。

ずん

…それただの窃盗なのだ。でも、この事件みたいに被害者が声を上げられるまで14年もかかったっていう事実、怖いよね…。

でぇじょうぶ博士

被害者が声を上げづらい社会構造も問題でやんす。特に教育現場では「隠蔽体質」が根深いことも多いので、一層難しい状況になるのでやんすよ。

ずん

隠蔽体質…つまり、大人たちが都合悪いこと隠しまくりってことなのだ？

やきう

せやせや。「臭いものにはフタ」精神全開よ。その結果、被害者だけ泣きを見るっちゅー話。

ずん

大人たちはもっとちゃんとしてほしいのだ！僕なら絶対こんなひどいことしないぞ！

でぇじょうぶ博士

そりゃ当然でやんす。でも、その前にまず自分自身を律するところから始めるべきじゃないかな…例えば宿題とか…。

ずん

宿題！？いや、それ関係なくない！？